連載
パネルをなぞって忍術発動。スマートフォン向け「なぞりーの・NINJA」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第289回
スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。 そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。
本日の「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」で紹介する「なぞりーの・NINJA」(iOS / Android)は,パネルを特定の順番でなぞることで発動する忍術を使い,敵を倒していくというゲーム。限られたパネルをうまく使うというパズル要素もあり,忍術の成長要素もありというなかなか盛りだくさんの内容となっている。
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プレイヤーはさらわれた姫を助ける忍者となり,鬼の城を目指すことになる。15ステージから構成されるワールドを3つ攻略すればクリアだ。
ステージでは,画面上部に敵となる鬼,中央に忍者の「経験値バー」とHPを示す「ハート」が表示される。鬼は上から徐々に画面中央へと降りてくるほか,一番下まで降りると忍者を攻撃。これによって忍者のHPがなくなってしまうとゲームオーバーになるので,鬼の攻撃をくらう前にせん滅を狙うのが基本となる。クリア時には残り体力によって星で評価(☆〜☆☆☆)されるので,ぜひともノーダメージクリアを目指そう。
さて,画面の下半分には,忍者の後姿が描かれ「分身」という名のパネルが横6列,縦5列の計30個表示されている。これをタップ,またはスワイプすることで攻撃を繰り出し,鬼を撃退していくのだが,やみくもにタップやスワイプをしているだけでは攻略はおぼつかない。「スキル」と呼ばれる特殊な忍術を発動して,効率的に鬼を倒していく必要があるのだ。
スキルには「抜刀の術」「手裏剣の術・改」「鎖鎌の術・極」などがあり,種類によって効果や威力,攻撃範囲などに加え,発動に必要な「印」も変わる。
「印」は分身をスワイプする順番のようなもので,たとえば「抜刀の術」ならば縦3列を上から下へ3つ分スワイプすると発動,「手裏剣の術」ならば右へ1枚分スワイプし,そこから指を離さずに左下へスワイプすると発動といった具合だ。
この操作がなんだか本当に忍術を使っている気分にさせてくれ,意外と楽しい。
なお,スキルには「Lv」が存在し,これが上がるほど,再使用までの時間が短くなる。規定回数発動することでLvが上がっていくので,よく使うスキルは必然的にLvが高くなっていくはずだ。本作は一度クリアしたステージに何度でも挑める仕様になっているので,Lvの低いスキルの育成に利用するといいだろう。
また,鬼を倒すことで経験値が入手でき,経験値バーがMAXになると忍者自身がレベルアップ。ハートが増えるほか,特定レベルに到達することで新たなスキルを覚えるようになっている。
5の倍数のステージにはひときわ強力なボスが待ち構えている。ボスを初めて撃破したときは忍金貨がもらえ,2回目以降は多大な経験値が獲得できるので,こちらも有効活用するといいだろう。
リリースされたばかりとあってか,若干のバグが確認できたので,アップデートでの修正をお願いしたいところ。
とはいえ,全体として非常によくできており,状況に応じてスキルを選択する戦略性や分身が再使用可能になるまでのハラハラ感など,病み付きになる要素満点だ。やり込み派にはひたすら鬼を倒し続ける「サバイバル」モードも用意されている。幅広いプレイヤーにプレイしてもらいたいタイトルだ。
著者紹介:トリスター/目代将規
ゲームやアニメの書籍企画,編集,シナリオライティングや広告制作なども手がける編集プロダクション「トリスター」所属。スマートフォンならではのゲームや,一瞬で遊べてしまうゆるいゲームが大好物。好きなゲームのジャンルはRPGとアドベンチャー。“モンハン”好き。
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