「魔法少女リリカルなのは Reflection」とのコラボや新コンテンツ「年代記の塔」の続報など新情報が次々に発表。イベント「ユグド祭2017」の模様をレポート

　2017年7月22日，セガゲームスは，スマートフォン向けRPG「チェインクロニクル3」（iOS / Android。以下，チェンクロ3）の配信4周年記念イベント「チェインクロニクル 4th Anniversary ユグド祭2017」を，東京ビッグサイトで開催した。
　会場には，チェンクロ3に登場する5人の主人公と，彼らが住む世界をイメージした企画展示ブースや，特製グッズを購入できる物販コーナーなどが設けられ，来場者で賑わいを見せた。
　本稿では，ゲームに関する新情報が発表された公式生放送「チェンクロ2017 夏の陣」を中心にお届けしよう。

チェンクロ 4周年記念特設サイト

（写真左から）MCを務めたアナウンサーの柴田紗帆さん，チェインクロニクルで総合ディレクターを務める松永 純氏，同運営担当を務める酒井祐太氏，声優の緑川 光さん，高木友梨香さん，柳田淳一さん，グラビアアイドルの鈴木 咲さん

各カテゴリーのトップ10が決定した

チェンクロ4周年オールキャラ人気投票結果発表

　公式生放送では，チェンクロ3の4周年を記念したキャラクター人気投票の結果発表が行われた。これは，作品に登場する700名にも及ぶ全キャラクターを5つのカテゴリー（N＆HN，R，SR，NPC，SSR）に分け，それぞれのトップ10を決定するというもの。結果は以下のとおり。

●N＆HN

●R

●SR

●NPC

●SSR

劇場アニメ「魔法少女リリカルなのは Reflection」とのコラボや，新コンテンツ「年代記の塔」の続報が明らかに

　「チェンクロ3最新情報〜前編〜」では，現在開催中の4周年記念イベントをおさらいしつつ，7月25日に「第4章 大前夜祭 ヘリオス篇」を追加することが発表された。ここでは，ストーリークエストで入手できる錬金素材を使った武器錬金が今回も導入されており，今回は“ソード・オブ・ザ・デッド”という武器を入手できるとのこと。


　続いては，7月27日から「4周年記念 主人公フェス」の開催が決定し，それに合わせて主人公5人の上方調整が発表された。この調整では，能力値だけでなく，スキルのエフェクトなども変更されるそうだ。そして主人公フェスと同日から，5体めの天魔となる新天魔「一天四海ノ天魔 ヒザルビン」が登場する。


　さらに，7月31日から「4周年記念 レジェンドフェス」が開催される。ステージでは，「未来に祈る聖女 リリス」「魔法兵団師団長兼教育実習生 カティア」「聖騎士団長“聖典の大正義” アレス」「麗しき姫剣豪 ヨシノ」が公開された。


　続いて発表されたのは，8月1日に登場予定の新コンテンツ「年代記の塔」の続報だ。これは，パーティコストが無制限の超高難度コンテンツで，3つのバトルで構成された階層をクリアすると報酬を獲得できるというもの。一度バトルに出撃したキャラクターは，同じ階層内の別のバトルでは出撃できない制限があるので，攻略するには巧みなパーティ編成も必要になりそうだ。なお，バトル中には，「年代記の力」という特殊な力を一度だけ使えるとのこと。こちらは，マナオーブを獲得するとレベルを上げられるという。

年代記の塔はランク20で開放されるとのこと

　また，水着をまとった“夏衣装バージョン”のアルドラとミユキのイラストが公開されたほか，2017年9月にサービス開始から1500日を迎えるにあたり，記念イベントを計画中であることが明かされた。
　ちなみに，サービス開始から1500日を迎えるタイミングで，第2部「夜明けの大海」の登場3周年となるため，ユグド大陸以外の場所にもスポットを当てるイベントを計画しているという。

アルドラとミユキの水着姿が映し出されると，会場からは歓声が沸き起こっていた

　このほか，イベント当日に速報記事としてお伝えしたが，7月22日に上映が始まった劇場アニメ「魔法少女リリカルなのは Reflection」とチェンクロ3のコラボレーションが，8月8日にスタートすることがサプライズ発表された。
　イベントには，高町なのは（CV：田村ゆかり），フェイト・T・ハラオウン（CV：水樹奈々），八神はやて（CV：植田佳奈）ら，おなじみのキャラクター達が参戦するという。特設サイトがオープンし，SSR「高町なのは」をもらえる事前登録が受付中だ。

「チェインクロニクル3」×「魔法少女リリカルなのは Reflection」コラボ特設サイト

「レジェンドチェンクラーの殿堂」で，さまざまなプレイヤーデータが明らかに

　チェンクロ3最新情報〜前編〜に続いて，本作のプレイヤーに関するさまざまなデータを集計して公開する4周年記念企画，「レジェンドチェンクラーの殿堂」が行われた。まず発表されたのは，「レジェンド級プレイ部門」としてプレイヤーランク上位者数や，天魔の限界突破上位者数，探索人気スポットランキングだ。


　続いて「レジェンド級キャラ愛部門」では，ゲーム内で「お気に入り」に設定されたキャラクターや，全ユーザー親愛度合計トップランキング，伝授キャラクター人気ランキングなどが発表された。さまざまなデータが公表され，来場者達は結果が表示されるたびに驚きの声や歓声を上げていた。

お気に入り設定トップキャラクターランキングでは，「年代記の剣士 リヴェラ」が他の追随を許さないほどの票を集めて1位を獲得した

全ユーザー親愛度合計トップランキングでは，主人公が1位の座を射止めた

伝授キャラクターの人気ランキングでは，伝授による効果が高いキャラクターが上位にランクインという結果になった

親愛度が999に到達したキャラクターは，2017年2月時点では14キャラクターだったが，そこから大幅に増えて114キャラクターとなった

イベントに参加したプレイヤーのデータを元にしたランキングも発表された

キーワードは未来と加速

松永氏がチェインクロニクルの今後について語る

　「チェンクロ3最新情報〜後編〜」では，松永氏から「“未来”に向けて，加速するチェンクロ！」と題し，今後の方針が明かされた。松永氏は，これまでのチェンクロは，その時々の今に一生懸命だったが，5年めを迎えたチェンクロがこの先も長く続くように大きなアップデートを続けていきたいと述べ，そこに対してスピード感を持って進めていくという思いから，“未来”と“加速”というキーワードを挙げたという。

　その最初の一歩として，前編で発表した8月1日に登場を予定している「年代記の塔」をあらためて紹介。本コンテンツは上級者に向けて，これまで育ててきたキャラクターを全力投入してもらうことで，その実力を試す場であると話した。
　そして，さらにその先の展開として「絆の大出撃」という，総勢100人で戦う新コンテンツが，9月に実装予定であることが明かされた。パーティを簡単に編成でき，プレイスキルに関わらず100人のキャラクターの総合力で戦えるというものになっている。もちろん報酬やクリアランクなども存在しているが，新たな遊びを体験できそうだ。

絆の大出撃は完全にオートで進行し，プレイスキルに関わらず比較的手軽にプレイでき，先に発表された年代記の塔とは真逆のコンセプトだという。キャラクターのレベルや強さだけでなく，親愛度やキャラクタークエストをクリアしている数なども総合力に反映されるようだ

　また，新たなタイムアタックコンテンツや，コツコツ遊んでキャラクターをパワーアップするコンテンツの開発も始動しており，それらは10月以降の導入を予定しているという。そのほかにも新イベントの開発が進行しているほか，「大狩猟戦」「探索システム」「武器錬金」などについて，改修を予定していることが発表された。


　チェンクロ3では現在第4章が展開しているが，今後のストーリーについて，第5章「災禍の白光」と題されたイメージボードがお披露目となり，各主人公のストーリーについて，あらすじが紹介された。

アリーチェ篇 これまで姿を見せていなかったボスに当たる存在も登場するとのこと

セレステ篇 新キャラクターが続々登場することでも見どころの多いセレステ篇では，今回もさらなる新キャラクターが登場予定のようだ

エシャル篇 竜湖祭がついに開幕し，TVアニメにも登場したあの伝説の歌姫も登場するとのことだ

アマツ篇 まだ公開されていない第4章からの続きとなる第5章のアマツ篇は，ライバルキャラクターやボスキャラクターなどとの激闘が繰り広げられるという

ヘリオス篇 展開が第1部に重なるヘリオス篇は，いよいよ世界樹へ到達。ここから一気に物語が動くようだ

　会場では，ストーリーに関する映像も披露された。その中身は，それぞれ異なる場所で異なる物語を紡いできた5人の主人公による冒険がひとつへと集結し，ユグド全土を襲う大いなる試練に立ち向かうというもの。「第6の物語 帰還篇」と銘打たれた新たなる義勇軍の物語の始まりを想起させる内容だった。
　ついに本作の物語が，これまでよりもさらに大きな動きを見せるとあって，会場からは大歓声と拍手が沸き起こっていた。こちらは2017年中の公開を目指して開発が進められているそうなので，続報に期待しよう。


　ステージの最後には，酒井氏からチェンクロ3に関する最新情報を伝える“新たな公式ニコ生”がスタートすることが発表された。松永氏からも，チェンクロ3が7月26日に正式に4周年を迎えるということで，当日には全プレイヤーにSSR限界突破アルカナをプレゼントすることが発表された。

会場限定でユリアナの新ビジュアルも初公開された。これは新コンテンツ「絆の大出撃」に合わせて，ゲーム内にも9月頃に登場予定とのこと

　そして，松永氏は「これから先も皆さんが楽しいと思ってくださるようなゲームにしたいと思っています。やっていてよかったなと思えるように，これからもチェンクロの絆の物語を続けていきたいなと思っていますので，これからも応援よろしくお願いします」と締めくくり，様々な情報が盛り沢山だったステージは幕を下ろした。

チェインクロニクル3総合ディレクター 松永 純氏インタビュー

4Gamer：
　4周年記念イベントが大成功のうちに終了しましたが，今の感想はいかがですか。

松永 純氏（以下，松永氏）：
　本当にホッとしたと言いますか，ユーザーさんからさまざまなリアクションをいただけて良かったです。今回多くの発表をさせていただきましたが，いろいろな方向を向いているユーザーさんそれぞれに対して，ゲームとしてしっかりしたものを提供しなければと思っていたので，実際に反応を見て，やろうとしていることは合っているんだなっていう答え合わせができました。

4Gamer：
　絆の大出撃の画像がスクリーンに表示されたとき，会場からはどよめきが起こりましたね。

松永氏：
　あれは嬉しかったですね。今までキャラクターがたくさんいるにも関わらず，アプローチしきれていなかったので，そこに対してユーザーさんからしっかり反応をもらえるかどうかが個人的にはちょっと不安ではありました。こういうのを待っていたと言ってくれる方も大勢いらっしゃったので良かったです。

4Gamer：
　ではあらためて，チェンクロ4周年について思うことはどんなことでしょうか。

松永氏：
　こんなに長くユーザーさんに支持していただけるとは思っていませんでした。ただ，毎年そう言って「今年も頑張ろう」みたいな話をチームのメンバーとしていました。
　今年はそう思うとともに，さらにその先までちゃんと続けられるようにやっていかなければいけないなという思いがすごく強いといいますか，“今が”というより，チェンクロがずっと楽しめるコンテンツとしてどうあればいいかということに意識が向いています。今日はあらためてそこに進むための熱をユーザーの皆さんからもらえました。

4Gamer：
　そういう意味合いも含んだうえでの「“未来”に向けて，加速するチェンクロ」というキーワードだったんですね。

松永氏：
　そうですね。結構盛り沢山だったんですが，開発スタッフ達も会場の様子を見て「やるしかないですね」と話していました。

4Gamer：
　ステージは立ち見が出るなど，かなり大勢の方がいらっしゃっていましたね。

松永氏：
　正直，大丈夫なのかと不安に思っていたんですが，大勢の方が来場してくださって，本当にすごく嬉しかったです。最後の映像でもステージが揺れたといいますか，大きなリアクションをいただけたので，非常にやりがいが出ました。

4Gamer：
　ではそれらも含めまして，今後の意気込みをお願いします。

松永氏：
　これから先のチェンクロは，いろいろな遊び方でユーザーさんが満足してずっと長く続けていけるようにします。短いスパンでのストーリーという部分も毎回面白いものを提供しつつ，長いスパンでの大きな盛り上がりというものもしっかり提供して，ずっと続けてふと振り返ったときに，思い出になるような山を作りながら運営をしていきたいと思っています。ちゃんと良い思い出になるRPGとして提供し続けていきますので，これからもぜひ楽しんでいただきたいと思います。

4Gamer：
　ありがとうございました。

「チェインクロニクル3」公式サイト

「チェインクロニクル3」ダウンロードページ

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