プレイレポート
いよいよサービスイン。シンプル操作で派手なバトルを楽しめるオンラインRPG「ブレス オブ ファイア 6 白竜の守護者たち」プレイレポート
なお,今回プレイしたのは,2月19日から正式サービス開始まで実施された「ムラオサ先発テスト」(いわゆるオープンβテスト)の期間中である。ストーリーミッションの第3章以降が開放されていない以外には,正式サービスとの違いはほとんどないものの(関連記事),その点はご了承を。
「ブレス オブ ファイア 6 白竜の守護者たち」公式サイト
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BOF6は,1993年から2002年にかけてコンシューマ機で展開された「ブレス オブ ファイア」シリーズの系譜を継ぐナンバリングタイトルだ。前作(「ブレス オブ ファイアV ドラゴンクォーター」)までのパッケージ販売とは異なり,最新作は「基本プレイ無料+アイテム課金」のビジネスモデルとなっている。
システムとしては,クリック(またはタップ)で移動と攻撃目標の指定を行うトラディショナルなクリック型アクションRPGを踏襲している。PCゲームらしいやりこみ要素や多人数プレイに,スマートフォンアプリの気軽さが融合した作品と言えるだろう。
ゲームの基本的な流れは,「ワールドマップ」に現れるミッションを順番にクリアしていくというものだ。プレイヤーは行方が分からなくなった兄・リュウを探しながら,軍事国家によって壊滅的な被害を受けた村の指導者「ムラオサ」として復興を目指すことになる。なお,ソロプレイ用のストーリーミッションに挑むには一定の「スタミナ」(時間経過やアイテムで回復する)を消費するが,マルチプレイのミッションはスタミナを消費しないという違いがある。
シンプルな操作で爽快なバトルが展開。ド派手な「竜変身」をはじめとするシステムをチェック
まずは,バトルシステムから紹介していこう。
フィールドの目標地点やモンスターをクリック(またはタップ)すると,キャラクターは自動的に移動して通常攻撃を始める。さらに「スキル」のアイコンをクリック(またはタップ)すれば,任意のタイミングで派手な技を繰り出すことが可能だ。いたってシンプルな操作システムなので,すぐに慣れるはずだ。
このように操作は簡単ではあるが,いざプレイしてみるとなかなか奥深い。モンスターの種類や編成,立ち位置によって,適切なタイミングでスキルを使ったり,モンスターの攻撃を避けたり,厄介な回復役モンスターを先に倒したりといった戦略性が求められるからだ。
敵に強力な攻撃を放ったり,仲間を回復・強化したりと,スキルの種類はさまざま。共通しているのは,一度使うとクールタイムが発生し,しばらくの間は使えなくなるという点だ。使用回数に制限はないが,むやみに使うのも得策とは言えない。
ソロプレイでは,主人公が2つ,フェロー3人がそれぞれ1つ,そしてミッション開始時に選択できるフレンドが1つという最大6つのスキルを使える。もちろん,フェローはそれぞれに特徴が異なるスキルを持っているため,攻守のバランスが取れたパーティを編成したいところ。スキルを連続で使うと,画面が派手なエフェクトやダメージ表示で埋め尽くされ,なかなか壮観だ。
モンスターの中には,強力な広範囲攻撃を使うものもいる。たとえば,序盤のボス「パトロールリード」は周囲にビームを撒き散らし,まともに食らうと気絶してしまう。このような攻撃の直前には,ダメージを受けるエリアが赤く表示されるので,うまくキャラクターを移動して避けるようにしよう。攻撃一辺倒ではなく,こうしたヒットアンドアウェイがバトルにアクセントを加えているのだ。
主人公のみに与えられた能力,それが巨大な力を持つ竜に姿を変える「竜変身」だ。竜に変身すると体力や攻撃力,防御力が上昇するだけでなく,専用スキルが使えるようになり,ほとんど無敵といっていい状態となる。なお,竜変身には,敵を攻撃すると蓄積していく「DP」が必要だ。
通常攻撃からして必殺技のように派手になり,高い爽快感が味わえる。装備している武器の属性に応じて,変身後の姿と能力が変わるため,いろいろな武器を揃えておきたいところだ。
変身中はDPが徐々に減少していき,これが尽きると元の姿に戻ってしまう。DPはミッション終了時や主人公が力尽きたときにはゼロになるため,あまりケチらずに積極的に変身したほうがいいだろう。
効率よくDPを溜めるために,欠かせないのが「スキルコネクト」と呼ばれるコンボシステムである。スキルを連続で使うとその数がカウントされていき,多くなればなるほど蓄積されるDPのボーナス補正が高くなる。DPを溜めれば,それだけ長く竜に変身できるため,スキルコネクトがバトルに与える影響は大きい。一定以上の間隔を空けずに,タイミングよくスキルをつないでいくことが勝利のカギを握る。
シリーズ恒例の「釣り」や100人のムラオサが集う「城下町」,そしてお互いに助け合う「マルチミッション」
シリーズのお約束とも言える「釣り」は,BOF6でも健在だ。
ルアーを水に投げ込み,魚が食いついてきたら,釣り糸の緊張を示す「テンションゲージ」に注目しよう。魚が暴れるとゲージが激しく左右に揺れ動き,ゼロになるか振り切れると逃げられてしまうので,クリックしたり離したりして調整しなければならない。徐々に減っていく魚の体力が尽きれば,プレイヤーの“勝利”となる。釣った魚の種類やサイズは記録されるので,ついついハマってしまうことだろう。
「城下町」に移動すれば,最大4人での協力プレイが可能な「マルチミッション」に挑戦できる。冒頭でも触れたように,城下町はPCやスマートフォンの垣根を越えて,最大100人のプレイヤーが集まれるMMO的なロビーとなっている。主人公のキャラクターは全身の8か所に「コスチューム」を装備できるのだが,こうした“オシャレ”もしっかりと反映されるので,ほかのプレイヤーのコーディネイトを眺めているだけでも結構楽しい。
なお,マルチミッションに挑むときにはスタミナを消費しないため,武器を製作・進化させるために必要な素材を集めるにはもってこいと言える。
マルチミッションは,城下町にある掲示板にリストアップされている。ここからミッションを選ぶだけで,自動的にパーティを編成してくれるので便利だ。初めてマッチングするプレイヤーでも,ミッションを進めていくにつれてプレイスタイルやスキルを使うタイミングがつかめてくると,スキルコネクトのコンボ数が伸びていくのが楽しい。
さらにマルチミッションでは,「バディチェンジ」によって操作キャラクターをフェローと交代できる。交代後はフェローのスキルが使えるようになるため,「回復スキルを持ったフェローをバディにして仲間を癒す」「戦況に応じて,近距離攻撃の主人公と遠距離攻撃のバディを切り換える」といった多彩な戦術が可能になる。
2015年9月に実施された「先行テスト」と比べると,飛躍的に完成度が向上しているBOF6。今後の展開がますます楽しみなところだが,気になる点がなかったわけではない。
当初はDPがなかなか溜まりにくく,竜変身できる機会がほとんどなかったのだ。その後,修正が行われているものの,バトルの爽快感が存分に味わえる要素だけに,変身できる回数が増えてくれることを望みたい。また,ステータス画面のページを切り換えるときにフリック操作が必要になるのだが,PCではあまりやらない操作なのでクリック操作に対応してほしいところ。
とはいえ,ソロプレイでもマルチプレイでも充実したコンテンツが用意されており,しかも基本プレイ無料で楽しめるのは見逃せないポイントだ。PCやスマートフォン/タブレット,どのプラットフォームからでも気軽に始められるので,興味を持った人はぜひ冒険の旅に出発してほしい。
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