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[gamescom]オープンワールドで体験する終末の過ごし方。PS4専用タイトル「Everybody’s Gone to the Rapture」のトレイラーが初公開
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印刷2013/08/27 19:14

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[gamescom]オープンワールドで体験する終末の過ごし方。PS4専用タイトル「Everybody’s Gone to the Rapture」のトレイラーが初公開

 Sony Computer Entertainment Europeがgamescom 2013で発表したPlayStation 4エクスクルーシブのダウンロード専用タイトル「Everybody’s Gone to the Rapture」トレイラーが初公開された。


 イギリスの独立系スタジオThe Chinese Roomが,「CryENGINE 3」で開発を進めているEverybody’s Gone to the Raptureは,4Gamerでも2012年7月に掲載した記事で,PC版の制作が進められていることをお伝えしたタイトルだ。だがPC版については,再開発の可能性はあるが,現時点での制作はストップしているとのことである。

 その当時もお伝えしたように,オープンワールドタイプのアドベンチャーゲームである本作のユニークな点は,「あと1時間で世界が終わる」という状況設定にある。鳥のさえずりさえ聞こえなくなった静寂の世界の中で,残る1時間で主人公が何を思い,何をなすのか。ほかのNPCの願いを叶えてあげるもよし,最後の1時間にふさわしいなにかを探すも良し。まるでプレイヤー自身の人生観にも関わってくるような,思索的な作品になりそうだ。

画像集#002のサムネイル/[gamescom]オープンワールドで体験する終末の過ごし方。PS4専用タイトル「Everybody’s Gone to the Rapture」のトレイラーが初公開 画像集#003のサムネイル/[gamescom]オープンワールドで体験する終末の過ごし方。PS4専用タイトル「Everybody’s Gone to the Rapture」のトレイラーが初公開

 とくに面白いのは,実際のゲームプレイも残り1時間しか用意されておらず,主人公の人生の全容は,1回プレイしただけでは解明しないという部分だ。舞台となる島「Shroshine」は端から端まで移動するのに20分ほどの時間がかかるため,プレイヤーは何度も何度もゲームオーバーを繰り返しながら,自分がもっともやりたいことを見つけ出していくことになる。主人公は6人用意されているとのことなので,1回のゲームプレイは短いながらも,止め時を見失いがちなゲームになるのかもしれない。

 The Chinese Roomでは,最近新たな開発スタッフを募集を行ったり,またこのたび公開されたトレイラーでも,サンウンドトラックにプロのコーラス集団Londiniumを起用するなど,開発終盤に向けた作り込みに余念がない様子。
 ちなみに,「Bioshock」シリーズを始め,最近のゲームの設定でもよく耳にすることのある「ラプチャー」とは,日本語で「携挙」という訳があてられる言葉で,イエス・キリストが再臨したときに,信仰の深い人だけを連れて神の国に昇天するという,プロテスタント系の終末論に由来した宗教用語である。このEverybody’s Gone to the Raptureが,そうした宗教観をモチーフにしているのは言うまでもないが,かなり実験的で興味深いゲームなだけに,ぜひ日本でもリリースされることを期待したいところだ。

画像集#004のサムネイル/[gamescom]オープンワールドで体験する終末の過ごし方。PS4専用タイトル「Everybody’s Gone to the Rapture」のトレイラーが初公開

The Chinese Room公式サイト(英語)

  • 関連タイトル:

    Everybody's Gone to the Rapture -幸福な消失-

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    Everybody's Gone to the Rapture

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