プレイレポート
[TGS 2013]メタビーの憎まれ口は健在。「メダロットDUAL」は,誰でも楽しめる適度なアクション性のゲームだった
今回は,本作のチュートリアル,1対1の戦闘,2対2のチーム戦をプレイし,アクションゲームとして生まれ変わった本作の雰囲気がつかめたので,プレイレポートで紹介しよう。
本作は,1997年に発表されたゲームボーイ用ソフト「メダロット」から続く,メダロットシリーズの最新作だ。従来のシリーズ作品は,基本的にはRPGで,コマンドラインとアクティブラインを使ったメダロット独自の戦闘システムや,装備の各部位ごとに装甲値が設定されている点などが特徴だった。
そんなメダロットシリーズをプレイしたことがある人や,アニメ「メダロット魂」を見たことがある人ならば,「RPGもいいけど,メダロットが3Dアクションゲームになればなあ……」と,1度は考えたことがあるはず。
本作は,そんな願いを叶え,シリーズの雰囲気をそのままに,アクションRPGとして生まれ変わった「メダロット」なのだ。
今回体験できたのは,「メダロットDUAL(カブトVer. / クワガタVer.)」の2つ。これらは,扱えるメダロットが異なるというだけで,プレイできる内容は一緒だった。
体験版が始まると,まずは,名前,性別の選択ができる。その後,カブトVer.ならメタビー,クワガタVer.ならロクショウと面会し,コンビを組むように指示される。
お互いの自己紹介が終わったところで,そのまま戦闘のチュートリアルに移る。スライドパッドによる移動に加え,右腕/左腕/頭部を使った通常,チャージ,連続といった攻撃の方法などが説明されていった。
中でも特徴的だったシステムは,攻撃をするたびに充填値を消費するという点。これにより,武器の使用後には“冷却”をしなければならず,強力な武器でごり押しする,ということができない。このシステムがあることで,攻撃のタイミングを図るといった戦術が生まれる。
動かないターゲットを攻撃する練習モードが終わったら,実際のメダロットと交戦する実戦モードが始まった。相手の攻撃を避けながら,こちらの攻撃を繰り出し,メダロットらしく,各部位を順番に破壊していく。もちろん,頭部を先に壊してしまえば,戦闘不能にできる。
最初は,冷却時間に少しヤキモキしていたが,慣れてしまったあとは,相手の冷却タイミングを読んで接近するなど,本作の醍醐味となるであろう“駆け引き”の部分を体感できた。
1対1の戦闘が終わったあとに,次はチーム戦をするように促される。チーム戦では,1体のメダロットを集中攻撃したり,味方メダロットの冷却時間を見計らってサポートに回ったりと,1対1では体験できなかった連係プレイが楽しめた。
そして,2体のメダロットを戦闘不能にさせたところで,体験版は終了。本作のアクション部分を理解するには,十分な内容だった。
また,メダロットといえば,地形に合わせた脚部や,敵メダロットに対して有効な武器を選択するなど,カスタマイズ部分も非常にアツい要素だ。この部分がプレイできなかったのは残念だが,製品版の楽しみとしてとっておこう。
昨今のアクションゲームによくある“スピード感の溢れる戦闘”が楽しめるというわけではないが,適度なスピード感に加え,知識やタイミングなどが重要視される本作。操作も非常にシンプルなので,老若男女問わず楽しめる作りとなっている。
メダロットシリーズのファンや,手軽にアクションゲームが楽しみたい人は,本作の発売後に,ぜひともプレイしてみることをオススメしたい。
「メダロットDUAL」公式サイト
- 関連タイトル:
メダロットDUAL カブトVer.
- 関連タイトル:
メダロットDUAL クワガタVer.
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(C)2013 Rocket Co., Ltd. (C)Imagineer Co., Ltd.
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