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  • Rayark
  • 発売日:2015/04/08
  • 価格:1200円(税込)
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「Deemo」「Cytus」を手がけたRayarkのスマホ向け新作「インプロージョン」のインプレッションを掲載。ハクスラ要素も楽しめる本格アクションRPG
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印刷2015/04/16 15:51

プレイレポート

「Deemo」「Cytus」を手がけたRayarkのスマホ向け新作「インプロージョン」のインプレッションを掲載。ハクスラ要素も楽しめる本格アクションRPG

 台湾のゲームメーカーRayarkは,スマートフォン向けアプリ「インプロージョン」iOS版を4月8日に開始した。価格は1200円(税込)で,Android版は本日(4月16日)配信が開始された。今回,先行配信されたiOS版を遊んでみたので,プレイインプレッションをお伝えしていこう。

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関連記事:台湾Rayarkのスマホ向けアクションRPG「Implosion」がiOS向けに配信中。Android版は4月16日に基本プレイ無料で提供され,日本語もサポート


※17:30頃追記
Android版の配信が開始されたので,ストアリンクを追加しました。


「インプロージョン」公式サイト

iOS版「インプロージョン」ダウンロードページ

Android版「インプロージョン」ダウンロードページ


 本作は,謎の生命体「ザーダ」により,人類が壊滅的な被害を受けてから20年が経過した地球を舞台とする,SFテイストのアクションRPGだ。プレイヤーは,わずかに生き残った人類の一人になり,「ウォーメックシリーズIII」というバトルスーツを利用してザーダと戦うことになる。

 ゲームモードは「キャンペーン」と「エキスパート」が用意されており,最初に選択できるのはキャンペーンのみ。キャンペーンはチャプター形式になっており,おそらくゲームを進めていくと,エキスパートを選択可能になると思われる。なお,ゲーム開始時に見られる重厚なオープニングムービーは,タイトル画面からいつでも閲覧できる。

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 ゲームの流れは,各チャプターにあるクエストを選択し,道中の敵を倒しつつ先へ進んでいき,最深部にいるボスを倒せばクリアというもの。スマホ向けRPGらしく,1つのクエストは2,3分程度でクリアできる。難度は「EASY」がデフォルトだが,クエストアイコンをタップして「HARD」に切り替えることも可能。HARDは当然のように歯応えがあるので,まずはEASYでのクリアを目標にするといい。

 クエストクリア時には,クリアタイムや被ダメージ量などからスコアが計測されるほか,「倒されずにクリアする」「すべてのコンテナを破壊する」といったサブ目標を達成した場合はバッジが付与される。こちらについては後述したい。

クエスト開始時には,後方支援してくれる仲間とのやり取りなども見られる
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 操作方法は,バーチャルパッドでキャラクターを動かし,画面右下に常時表示されているボタンをタップして攻撃を行うというオーソドックスなスタイル。バーチャルパッドは,画面のどこをタップしても移動できるタイプだ。
 実際に触ってみるとよく分かるが,バーチャルパッドの配置が固定されていないので,移動に関するストレスはほぼ感じない。ダッシュボタンと組み合わせて行う緊急回避動作も,慣れれば自由に繰り出せる。
 ちなみに,本作は俯瞰視点でクエストを進めていくのだが,進行方向が青い矢印でガイドされるので,それに従って進めば迷うことはないだろう。

序盤のクエストはチュートリアルを兼ねているので,ゲームの基本をしっかりと学んでおこう
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 戦闘では,主に近接攻撃に適したソードを使用する。攻撃方法は,画面右下にあるストライクボタンをタップするだけとシンプルだが,連続攻撃をしていると,技のモーションが少しずつ変化。敵を斬りまくりコンボをつなげていく爽快感を誰でも味わえるようになっている。
 なお,攻撃後にボタンをタップするのを止めると,ジェイクの周囲に紫色のオーラが表示される。このときに次の攻撃を行うと,より強力な技を繰り出せるので覚えておこう。
 さらに,ストライクボタンを長押ししてフリックすると武器を銃火器に変更でき,遠距離攻撃が可能になったり,スキルボタンをタップして特殊技を発動したりもできる。状況に合わせてさまざまな攻撃を繰り出し,襲いかかってくる敵を撃退しよう。

バトルには複数の敵が登場するので,数十コンボ程度なら簡単に達成できる。スマホ向けRPGながら,なかなかの打撃感が味わえる
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 本作をプレイしていて面白かったのが,「ARKシステム」と呼ばれるカスタマイズ要素。ウォーメックシリーズIIIは敵を倒した際に得られる経験値でレベルが上がっていくのだが,それとは別に,ステージクリアやゲーム内通貨による購入で得られる「ARK」を用いて,ステータスを変化させられるのだ。ARKにはレアリティが設定されており,最大7つまで付与できる。レアなARKを求めて何度もクエストに挑戦するという,ハック&スラッシュ的な遊び方もできるというわけだ。

ARKは中央にある大型のものと,その周囲を囲む小型のもの,合計7種類を自由に付け替えられる
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プレイヤーキャラクターのレベルが一定以上でないと装備できないARKもある。不要なものは売却し,ショップで新たなARKを購入するための軍資金にしてしまおう
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 前述したバッジは,クエストごとに設定された条件を達成することで入手できるもので,これも本作のやり込み要素の一つ。バッジを一定数集めると,レアなARKやゲーム内通貨,新たなバトルスーツなどを獲得できるので,積極的に集めたいところだ。条件はなかなか厳しいが,腕試し的な感覚でチャレンジしてみるのも面白いだろう。

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 なお,本稿はチャプター1クリア時の内容を元に執筆しているため,全体のボリューム感については判断できないのだが,ゲームの完成度は想像以上に高いと感じた。リッチなグラフィックスとサウンド,レアなARKを収集する楽しさやバッジによるやり込み要素など,家庭用ゲーム機でリリースされるタイトルに匹敵する内容となっている。
 1200円という価格は,スマホアプリとしては高額な部類に入るかもしれないが,SFやハック&スラッシュRPGが好きな人ならまず間違いなく楽しめる良作だ。「Deemo」iOS / Android)や「Cytus」iOS / Android)といったRayark製リズムゲームの,完成度と手厚いサポートを知っているスマホゲーマーも,ぜひ購入を検討してみてほしい。

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