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「電撃文庫 FIGHTING CLIMAX」,店頭体験会の初日をレポート。プロデューサー野中氏&ディレクター寺田氏のミニインタビューも掲載
本作は,セガと電撃文庫がコラボレーションした作品で,「電撃文庫」のキャラクター達が集結して戦う2D対戦格闘ゲームだ。2013年3月に稼働を開始したアーケード版を単に移植しただけでなく,「戦場のヴァルキュリア」のセルベリアといった新キャラクターの参戦や,ネットワークモードの実装など,いくつもの独自要素が追加されている。
「電撃文庫 FIGHTING CLIMAX」公式サイト
店頭体験会は,東京に続いて大阪,福岡,熊本でも開催される予定になっているが,初日となる今回は11:00にスタート。休日の秋葉原を歩く人々が次々と列に加わり,試遊台から来場者の姿が途切れることはなかった。
上にも書いたように,体験会は今後も開催される予定になっているので,興味がある人は「こちら」の記事を参考に,近くの体験会に足を運んでほしい。
最後に,会場で体験会の様子を見ていた本作のプロデューサー,野中竜太郎氏とディレクターの寺田貴治氏にメディア合同で話を聞くことができたので,以下にその模様を掲載しよう。
野中竜太郎氏&寺田貴治氏 合同インタビュー
――本日から店頭体験会が開始されました。実際にプレイしている人を見た印象など,感じたことがあれば教えてください。
野中竜太郎氏(以下,野中氏):
先日,電撃文庫さんのイベント(「電撃文庫 秋の祭典2014」)でも試遊台を置かせてもらったのですが,格闘ゲームファンだけではなく,原作ファンの皆さんが多くプレイしていたように思います。
――コンシューマゲーム機向けでは,キャラクター同士の掛け合いが追加されているようですね。キャラクターの数も増えていますし,作業量はかなり多かったのではないでしょうか。
野中氏:
かなりのボリュームがありますよ。文章量で言えば,ちょっとした文庫一冊分くらいはあるかもしれません。
――おお。それは遊びがいがありますね。
電撃文庫編集部さんが,すごくがんばってくれました。複数作品のキャラクターが入り乱れる作品なので,すべてのセリフを原作の先生方に監修してもらうのは,かなり大変だったと思います。
――ボイスの収録も大変だったのでは。
寺田貴治氏(以下,寺田氏):
そうですね。収録のためにキャスト全員にもう一度集まってもらいましたが,メンバーがかなり豪華だったので,スケジュールを合わせるのにも苦労しました。
野中氏:
「この日じゃないと収録できないけど,スケジュールはギリギリ」という状況も少なくありませんでした。無事に収録できて良かったです。
――さまざまな作品の主役級キャラクターが多数登場する「電撃FC」ならではの悩みですね。収録現場のカオスっぷりが想像できます。
野中氏:
声優さんの中に個人的に大河(「とらドラ!」)が好きな方がいらして。現場で「大河と掛け合いができるなんて夢みたいだ!」と語っていたのが印象的でした。
――最近のコンシューマ機向けタイトルでは,DLCの販売が行われることが多いのですが,本作でDLCをリリースする予定はありますか。
寺田氏:
ゲームバランスの問題もありますので,現在のところ予定はありません。ゲームはワンパッケージで完結しています。
――発売後の展開など,何か予定はありますか。
今回の試遊では使えないのですが,コンシューマ機向けでは追加キャラクターが登場します。そこで,とくに新キャラクターを遊び込んでくれた人達に向けて,何かできればいいなと思っています。具体的にな展開は決まっていませんので,これ以上のことは言えませんが。
――では最後に,これから全国で開催される店頭体験会に来場される方へ向けたメッセージをお願いします。
野中氏:
アーケード版の稼働から1年以上の時間が経ってからのコンシューマゲーム機版ですから,開発側としては「ゴールが見えてきた」という感覚ですね。プレイヤーの皆さんにとっては,発売日がスタートラインになると思いますので,これからどんな反応が帰ってくるのか,楽しみにしています。
寺田氏:
キャラクター同士の掛け合いが楽しめる「ドリームデュエルモード」や,ポイントを貯めて特典をアンロックしていくコレクション要素なんかも用意していますので,待っていた皆さんに,満足してもらえるタイトルに仕上がっていると思います。ぜひ,楽しんでください。
――ありがとうございました。
寺田氏:
あと最後に。予約特典として「電撃文庫 FIGHTING CLIMAX MAGAZINE」が付属しますので,こちらもよろしくお願いします。作家の皆さんの書きおろしエッセイなどは,さすがの出来ばえですよ。
野中氏:
電撃作家さんによる,「電撃FC大喜利大会」みたいになってます(笑)。
寺田氏:
さらに,パッケージ用に描き下ろしてもらったキャラクターイラストの全体像を掲載していたりなど,そこでしか見られない情報も多数用意しています。単体でムック本として発売できるほど,本当に力を入れて作っていますので,とくに原作ファンの皆さんは,ぜひ予約して手に入れてください。
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