「モンスト」，2023年下半期日本モバイルゲーム市場の収益1位。「FGO」「プロスピA」「ウマ娘」も，昨年に引き続き強さを示す

　データや分析環境を提供するSensor Towerは本日（2024年1月17日），2023年下半期日本モバイルゲーム市場の分析レポートを公式ブログ（外部リンク）で公開した。


　Sensor Towerのデータによれば，2023年下半期日本のモバイルゲーム収益は，2022年下半期のデータと比較した結果，トップ4の顔ぶれに変化はなかったようだ。具体的には，「モンスターストライク」「Fate/Grand Order」「プロ野球スピリッツA」「ウマ娘 プリティーダービー」の4タイトルが依然として強さを示しつつ，プロスピAとウマ娘の順位が入れ替わる形となった。

　新規タイトルでは，「崩壊：スターレイル」のみが8位にランクインしている。ターン制RPGである本作は，2023年4月にリリースされた直後から日本でも人気となり，2023年下半期において中国に次ぐ2番目の市場となっている。

　2023年下半期日本のモバイルゲームダウンロード数では，「ロイヤルマッチ」が1位で，僅差で「Pokémon Sleep」が2位となった。また，TVアニメ「呪術廻戦」を原作としたモバイルRPG「呪術廻戦 ファントムパレード」が4位に入っているが，2023年11月に本作がリリースされたことを考えると，恐るべき勢いを示しているといえるだろう。


　日本における2023年下半期モバイルゲームパブリッシャ別収益では，2022年下半期に5位であったKONAMIが1位となり，その躍進が目立つ形となった。既存タイトルの「プロ野球スピリッツA」「eFootball™ 2024」の好調に加え，2023年9月リリースの「パワフルプロ野球 栄冠ナイン クロスロード」が収益増に貢献していたことが，この結果に反映されている。

　また，2022年下半期と比べて，新たにNianticとYostarの海外パブリッシャがそれぞれ8位と9位にランクインした。Nianticは既存タイトルの「Pokémon GO」に加え，新作の「Monster Hunter Now」が日本で人気となり，この2タイトルの日本における2023年下半期の収益は1.5億ドルを超えている。「Monster Hunter Now」は日本が最大の市場となっているようだ。

　Yostarは「ブルーアーカイブ」の2023年における好調に加え，「アークナイツ」「雀魂 -じゃんたま-」もゲーム内イベントやコラボで好調に推移した。


　2023年下半期日本のモバイルゲームの収益成長量は，「Monster Hunter Now」が1位となった。2位には「ドット勇者 三時のおやつと昼寝付きの冒険」がランクインしており，本作の収益は日本市場が世界収益の64％を占めているという。

　レポートの全文は，Sensor Towerの公式ブログで確認してほしい。

Sensor Tower公式ブログ
2023年下半期日本のモバイルゲーム収益トップ3はモンスト、FGO、プロスピA、成長量ではモンハンNow、ドット勇者、ファンパレなど新作が上位に