インタビュー
「サウザンドメモリーズ」サントラCD発売記念対談。アカツキの藤田真也氏と作曲家のいとうけいすけ氏が語る,ゲームに影響を与えた楽曲の力とは
これは,アカツキがサービス中のスマホアプリ「サウザンドメモリーズ」(iOS / Android,以下「千メモ」)の楽曲を収録したサウンドトラックで,5月13日よりiTunesやAmazonなどでデジタル配信されている楽曲が,ファンの要望に応える形でCD化されたものだ。
CDには全22曲が収録されており,オープニング曲「Theme from THOUSAND MEMORIES」のピアノバージョン,新BGM「The Great Battle」の2曲がボーナストラックとなっている。また,ゲームで利用できる限定リターナー「創符の魔弦士アルト」も封入されている。
今回4Gamerでは,CD版の発売を記念して,「サウザンドメモリーズ」のプロジェクトリーダーを務めるアカツキの藤田真也氏と,ノイジークロークの作曲家・いとうけいすけ氏にインタビューする機会を得た。楽曲にまつわるエピソードをはじめ,今後のゲーム展開に関する話を聞けたので,プレイヤーは最後まで読み進めてほしい。
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「歴史の重さ」と「仲間の裏切り」を表現した壮大なメインテーマが生まれた背景とは
4Gamer:
本日はよろしくお願いします。
まずは「千メモ」の楽曲を,ノイジークロークのいとうさんに依頼した経緯から教えてもらえますか。
私は企画の立ち上げ当初から関わっていたわけではないのですが,弊社の音楽担当スタッフが以前ノイジークロークさんと一緒に仕事をしたのが,そもそものきっかけだったと聞いています。「千メモ」でもノイジークロークさんにお願いすることになって,そこで推薦していただいたのが,いとうさんだったんですね。
いとうけいすけ氏(以下,いとう氏):
ノイジークロークでは,制作本部長の川越がディレクションをして,オーダーに適した作曲家を提案させていただいています。「千メモ」のときはアカツキさんから「オーケストラ調の楽曲」というオーダーがあったので,僕が向いているだろうと指名された形ですね。
そのときは,「千メモ」の音楽が,皆さんが今聴いているようなものになるとは,誰も想像していなかったでしょうけど(笑)。
4Gamer:
もともとのオーダーは,今ゲーム内で聴いている音楽と方向性が違っていたんですか?
いとう氏:
2012年当時の状況を説明しますと,スマホゲームの音楽は,全般的に今ほどゴージャスではありませんでした。とくにデフォルメされた可愛らしいキャラが出てくるゲームでは,それに合わせた可愛らしい曲が求められることのほうが多かったんです。
確か「千メモ」も最初はそれに近いオーダーだったと思うんですが,それほど細かいところまで指示されたものではなかったので,僕が勝手に翻しちゃったんですよ。
4Gamer:
なぜそうしたのでしょうか。
「千メモ」は,作曲のために用意していただいた資料がたくさんあったのですが,世界設定からラフ画まで,ものすごく作り込まれていたんです。とても気合いが入っているゲームだと感じて,「それなら音楽も本格的なものがいいだろう」と思ってしまったんですよ。
中でも世界設定が重厚で,何百年と積み重ねられた歴史の中に,仲間の裏切りといった凄惨なキーワードもちりばめられていたので,それらをピックアップして,ヒロイックで燃えるような曲にしようと考えたんです。
それで作ったのが,サントラCDの1曲めに入っている「Theme from THOUSAND MEMORIES」なんですが,まあ可愛らしいチビキャラにはそぐわない壮大な,しかも2分弱という長さの楽曲なわけです。それを「どうですか」とアカツキさんに送りつけてしまいまして(笑)。
ちなみに当時,アカツキさんの中での反応はどうでしたか? その節は,いろいろとご迷惑をお掛けしたのではないかと……。
藤田氏:
そんなことないですよ,大丈夫です。
楽曲を聞いて自分達の目指すところと照らし合わせると,良い意味でいろいろと“引っかかる”ものがありました。とくに当時は,「千メモ」と傾向の近いタイトルはまだそれほどありませんでしたから,この音楽性ならチビキャラとのギャップが人の心に残るだろう,そして多くの人の心をつかめるんじゃないか,と考えましたね。
いとう氏:
ということは,僕の目論見は当たったわけですね。
藤田氏:
そうですね。想像していた曲とは全然違いましたが,それが逆に良かったのだと思います。いとうさんに作っていただいた楽曲が,僕らのイメージをはるかに超えるものだったからこそ,プレイヤーの皆さんに愛し続けてもらえる存在になれたのではないかなと。
4Gamer:
それにしても,2分弱の楽曲というのは,当時のスマホゲームではかなりの長尺と言えますよね。データの容量も結構な大きさになるのではないかと思うのですが。
いとう氏:
そうですね。スマホゲームは,起動したときにメインテーマが流れますけれど,多くの人はそのまますぐにゲームをスタートしてしまうので,じっくりと聴いてもらえる機会って実はあまりないんですよ。なので,10秒から30秒くらいのジングルっぽい曲をループさせるといったケースになることも多いんです。
「千メモ」をプレイしていても,イベント用などあとから追加された曲を聴くと,容量削減で苦労したあとが見られるんですよね……。
藤田氏:
プログラマーが努力している部分もあるとは思いますが,音楽データの容量に関してはそれほど気にしなくても大丈夫です。
いとう氏:
その話,僕に気を遣っていませんか?
藤田氏:
そんなことありませんよ(笑)。
それよりも,「千メモ」はゲーム本編の容量が当時から大きめだったので,最初のインストールとチュートリアルが終わったあとで,ダウンロードするデータを2段階に分ける仕様を実現するほうがたいへんでしたから。
そういえば,ゲームを初めてプレイしたしたときに知ったのですが,「Theme from THOUSAND MEMORIES」をデータダウンロード時のBGMに使っていただいていますよね。
意外な反響だなと思ったのですが,「あの曲が流れるから待ち時間が苦にならない」というユーザーさんの意見もあったそうですが。
藤田氏:
確かに,そういう感想が多いですね。
いとう氏:
それを聞いて,僕の目論見は成功したと実感できました(笑)。
4Gamer:
メインテーマの「Theme from THOUSAND MEMORIES」以後の楽曲も,制作は順調に進んだのでしょうか。
いとう氏:
アカツキさんに「Theme from THOUSAND MEMORIES」を気に入っていただけてからは,かなりスムーズに音楽の制作を進められました。
ただ,スマホのRPGというとバトルが中心ですから,メインテーマをあれだけ壮大にしてしまったことで,バトル曲も大迫力で格好いいものを大量に作らないといけない,ということになってしまいましたが。
4Gamer:
確かに,ボスバトルなどのBGMが,メインテーマに勢いで負けるわけにはいかないですもんね(笑)。
ゲームをやり込んでいるからこそ,ファンが求める新曲が完成した
4Gamer:
先程は,曲作りに関するイメージのお話をお聞きしましたが,いとうさんは楽曲作りにあたって,それ以外にどういったところを気にかけているのでしょうか。
いとう氏:
先ほどもお話ししましたが,「千メモ」で追加のイベント曲を作るときは,使う部分と容量の兼ね合いから,だいたい「1分くらいでまとめよう」といった感じで意識しています。アカツキさんがあまり気にしないということであれば,5分くらいの曲も作ってみたいんですけど。
藤田氏:
ぜひ,やりましょう!
私達からのオーダーでなくても,いとうさんが作った音楽データを送ってくだされば採用しますよ。作っていただいた曲をどこで使うかに関しては,私達で決めることになってしまうかもしれませんけど。
いとう氏:
本当ですか?
藤田氏:
私達だと,やはりゲームの内容先行で音楽のアイデアやイメージを考えるので,そういった縛りなしで,実際に音楽を作っているいとうさんが,“これぞ「千メモ」”と思う曲がどんなものになるのか聴いてみたいですから。もし,いとうさんにお時間があれば,すぐにでも進められますよ。
いとう氏:
時間あります,というか作ります!
4Gamer:
話が早いですね(笑)。そういった楽曲先行のアプローチはあまり聞いたことがないので,プレイヤーとしても実現してほしいと思います。
いとう氏:
そういえば,サントラCDの最後の2曲,「新たなる王国」と「The Great Battle」は,どこに使われるのか分からないまま作ったんですよ。そういう意味では,楽曲先行とも言えますよね。
新曲はとにかく格好いいんですよね。とくに「新たなる王国」は,最初に聴かせていただいたバージョンの時点でも良かったのですが,我々のリクエストを反映していただいたら,シビれるような仕上がりになりました。
この曲はデジタル配信版にも収録されているのですが,イベントでサントラCDを先行販売した際には,「この曲が欲しくて買いに来た」とおっしゃっていただけたくらいです。
そういうことがあると,「千メモ」が愛されていることを実感しますし,曲もきちんとしたところで使わないといけないと,あらためて思いますね。どう使うか,内々にはもう決まっているので,今後の実装を楽しみに待っていてください。
ちなみにいとうさん,この新曲を作るのに,時間はどのくらい掛かったんですか。
いとう氏:
2曲で1週間くらいですね。ちょうど「千メモ」のインゲームイベントが始まったタイミングだったので,「何でイベントとオーダーが重なるんだ」とそのときは思っていました(笑)。
藤田氏:
オーダーしたタイミングで,すぐに曲のイメージはつかめましたか。
いとう氏:
けっこう考えましたね。
「新たなる王国」は,バトル曲と言うよりも新しい物語の始まりを表現する曲ですから,長い時間,瞑想しました。インスピレーションが降りてきたらひたすら手を動かして,行動力が溜まったら「千メモ」のイベントをプレイしてまた作業に戻る,という繰り返しでした。
4Gamer:
曲作りの作業に「千メモ」がぐいぐい食い込んでいたんですね……。
いとう氏:
でも実際,この曲作りでは,プレイヤーの視点からいろいろ考えることができたので,決して悪いことではないんですよ(笑)。
そういえばサントラCDには,特典リターナー「創符の魔弦士アルト」を入手できるシリアルコードが同梱されるんですよね。どういった感じのキャラクターなのでしょうか。
藤田氏:
今回のリターナーは,音楽に寄せたもの,とくにノイジークロークさんの音楽を連想させるということを念頭に置いて企画しました。その結果,男性キャラで,この時代に合った楽器を持っているというデザインとなりました。
いとう氏:
イラストでは,非常に穏やかでハンサムな男性が,ファンタジックにアレンジされたチェロを持っているんですよね。実は僕,バンドではベースを弾いているので,低音楽器つながりで,ひょっとするとモデルは僕なんじゃないかと思っているんですが!
4Gamer:
えーっと,そういうことにしておきましょうか……。
藤田氏:
アルトの性能は公式サイトで告知していますので,気になる方は確認していただければと。それと,シリアルコードの入力期限は8月31日までとなっていますのでお気をつけください。
楽曲の力強さによって,コンテンツの開発現場が支えられることもあった
4Gamer:
今回のサントラに収録されている楽曲のうち,何曲がいとうさんの作曲なのでしょう。
いとう氏:
主題歌の「果てしなき空」以外は,全部です。
4Gamer:
作るのに苦労した楽曲はありますか。
神戦イベント用の「ゴッド・ウォー」「ザ・ヴァーサス」「神に捧げし闘争のカーニバル」の3曲は,プレイヤー同士が対戦するためほかのバトル曲とは違う雰囲気が欲しいとのことだったので,ちょっと時間がかかりました。
アカツキさんとのやり取りもけっこうありましたから,それなりに時間はかかっていますよね。……1か月くらいでしたっけ?
藤田氏:
そうですね。神戦の仕様自体,何度もリテイクを重ねてスケジュールがいっぱいいっぱいでしたし,神戦の専任スタッフも,かなり悩んでいたようでした。
4Gamer:
では,どのように雰囲気を変えたのか,少し具体的に解説してもらえますか?
いとう氏:
それまでのバトル曲はゴージャスなオーケストラ調なのですが,神戦用の曲はギターサウンドを前面に出したり,パーカッションの音を電子音に近づけたりして,違いを表現しています。あとは女性のコーラスを加えて,神々しさや神々の戦いの感じを出しています。
いとうさんから送られてきた曲を聴いて,一気に皆のテンションが上がりました。本当に現場が一変して,「神戦を作り上げるぞ!」という空気になったんですよ。耳から入ってくるイメージの,圧倒的な力強さを感じた瞬間でした。
また繰り返しになりますが,いとうさんの曲が私達のイメージしていたものとは違っていたので,それが新しい「千メモ」の発想につながったという面もあると思います。
4Gamer:
そのほか,思い出深いエピソードがある楽曲はありますか。
藤田氏:
思い出深い曲といえば,「アルティメット・バトル」です。
2014年の9月に実施したインゲームイベントの企画を検討しているとき,もう夏ではないし,かと言って6月や7月と同じことをやってもプレイヤーさんは面白くないだろうということで,リターナー同士を戦わせる案が出ました。
そのときは,キャラクターやステージを新たに作り,シナリオも専用のものを用意したので,スタッフ一同,徹夜続きの状態となったのですが,おかげさまでユーザーさんから「今までで一番面白い」「これが俺達の求めていた『千メモ』だ」という評価をいただくことができました。
「アルティメット・バトル」はそのイベントのBGMなので,今聴いても感慨深いですね。
4Gamer:
いとうさんが思い出深い曲を1曲選ぶとしたら,どれでしょう。
「ロード・オブ・リターナーズ」です。これは通常バトルのBGMで,プレイしていると一番多く聴くことになります。したがって「そんなに激しくなく,耳あたりよく,かつ仰々しく盛り上げずに,それでいて淡々としすぎず」みたいなセオリーがあるんですが,それらは全部無視しまして(笑)。
一番良く聴く曲であれば,一番気合いを入れなければいかんだろうと,オーケストラで激しいリズム,変拍子,そしてヒロイックに盛り上がるサビと惜しみなく注ぎ込みました。
藤田氏:
格好いいですよね。
ちなみに,いとうさんにずっとお聞きしたかったんですが,コーラスなど声の入る曲には,何か特別な意図があるんですか?
いとう氏:
リターナーのバックボーンがストーリーに絡むようなところでは,声を入れるようにしています。僕の作業は基本的にデジタルで完結するのですが,そういった場面の曲はアクセントとして人間の肉声を入れようと。
今はPCを使って音声を編集していますが,もし許されるのであれば,どなたかに歌っていただくということもやってみたいですね……。
藤田氏:
11月22日が「千メモ」2周年ですから,その記念にやってみましょうか。
いとう氏:
本当ですか! もう僕の予定に入れちゃいますよ!
藤田氏:
ほかのタイトルでもやっているような企画ではあまり面白くないですが,そういった歌の企画ならいいんじゃないでしょうか。
4Gamer:
いろいろと新展開が進んでいきますね。実現するのが待ち遠しくなってきました。
2周年の時期には,プレイヤーに受け入れられる新しい「千メモ」を表現
4Gamer:
「千メモ」2周年の話が出ましたが,もう水面下では記念企画が進行しているのでしょうか。
藤田氏:
まだお話はできないのですが,つい先日,大きなコンテンツを用意することが決定しました。プレイヤーの皆さんには,必ず受け入れてもらえるだろうという確信はありますが,そのタイミングで新しい「千メモ」をお見せできるかと思います。
いとう氏:
それはプレイヤーの一人として,すごく気になりますね。何か今,ポロッと言えることはないんですか?
藤田氏:
私の立場からは,これ以上詳しいことはちょっと。
いとう氏:
分かりました。ではインタビューが終わったらこっそり教えてください。
4Gamer:
話が前後しますけれども,2015年夏に水着イベントは実施するのでしょうか。
藤田氏:
もちろんやります。おそらく,このインタビューが掲載される頃には概要が発表されるんじゃないかと。
4Gamer:
今回は,どのキャラが水着になるのでしょう。
藤田氏:
一人挙げると,金髪で斬タイプの武器を引きずっている子ですね。この子の水着が可愛いんです。
いとう氏:
え? でも,その子が水着になっても,あまり変わらないんじゃ……。
藤田氏:
いやー,それがメチャクチャ可愛いんですよ。
4Gamer:
水着のタイプはどうなっていますか。スクールタイプとか,競泳タイプとか,いろいろありますけれども。
藤田氏:
ひととおり網羅しています。しかも,キャラごとにタイプが違っていて,被りがありません。
今回は,音楽をいとうさんにお願いするときと同様に,イラストレーターさんにオーダーするときにあまり細かい指定をしていないんですね。自由に描いていただいたら,非常に良い仕上がりとなりました。
4Gamer:
男性キャラの水着も見られるのでしょうか。
藤田氏:
ええ,今回は女性ファン向けに男性キャラも用意しました。
いとう氏:
そう言えばここ半年くらい,ゲーム内にどんどん男性キャラが増えてきている印象がありますね。
藤田氏:
実際,女性プレイヤーは増加傾向にあるんです。また「千メモ」のイラスト担当スタッフは女性なので,女性像を描くのはもちろん,女性が喜ぶ男性像を描くのがすごくうまいんですよ。ガチャとイベントで入手できますので,配信を楽しみにしていてください。
4Gamer:
ちなみに,エイプリルフールネタではありますが,2015年夏予定となっていた「恋するリターナー学園!」は,実現の可能性はあるのでしょうか?
藤田氏:
プレイヤーの皆さんが望むのであれば,本当に作っちゃおうかな……というところです。
いとう氏:
じゃあ,僕が学園ドラマ風の音楽を作ってアカツキさんに送りつけますよ! そうしたら作ってくれるかもしれないんですよね。今までの話の流れだと。
4Gamer:
それで実現したらすごいですね(笑)。
そのほか,「千メモ」では近々どのようなイベントなどを計画しているのでしょうか。
藤田氏:
2周年に向けて,現役プレイヤーの皆さんはもちろん,一度離脱してしまった方にも「やっぱり『千メモ』いいよね」と思っていただける盛り上がりを作っていこうとしています。リリース600日記念キャンペーンを7月14日から実施しましたが,こういったキャンペーンは,今後も定期的に継続していきます。
また7月下旬から8月にかけては,夏らしい企画もいくつか仕込んでいますし,ゲーム以外にも仕掛けていきますので,期待してください。
4Gamer:
それでは最後に,「千メモ」の今後に期待する人達に向けてメッセージをお願いします。
いとう氏:
「千メモ」はバトル曲が多いですけれども,これから作っていくほかのカテゴリーの曲も同じように格好良くしたいです。特定のリターナーをフィーチャーするイベントであれば,当然それを意識した曲にしたいですし,場合によってはバカバカしかったり,可愛らしかったりと,もっといろんなアプローチができるんじゃないかと,いろいろ妄想しています。
あと,先ほども少し話をしたように,ノイジークロークのメンバーで組んでいる「TEKARU」というバンドで僕はベースを担当しているのですが,3枚めのアルバム「TEKARU HECTOPASCAL(テカル・ヘクトパスカル)」が8月5日から一部オンラインショップで先行発売されます。「千メモ」の「Theme from THOUSAND MEMORIES」をロックアレンジしたバージョンを収録していますので,もしご興味があれば,手にとっていただけると嬉しいです。
藤田氏:
今回は,主に「千メモ」の音楽面についてお話をしましたが,ゲームの内容やキャラクター,あるいは特典といった側面ではなく,純粋にアーティスティックな面を評価していただき,サントラCDという形にできたことを非常に嬉しく思っています。サントラCDのvol.2が出せるよう,いとうさんには引き続き新曲をお願いしていきますのでご期待ください。
また,サントラ化が実現できたのも,ひとえにプレイヤーさんのおかげです。皆さんの期待は強く感じていますので,今後もそこを伸ばしていけるよう,ゲーム作りを続けていきます。ぜひ期待してください。
4Gamer:
ありがとうございました。2周年に向かって「千メモ」がますます盛り上がりを見せることに期待しています。
タイトル | サウザンドメモリーズ オリジナルサウンドトラック vol.1 | |
発売日 | 2015年7月22日 | |
価格 | 2500円(税込) | |
発売元 | noisycroak RECORDS | |
コピーライト | ©2015 Akatsuki Inc. ©2015 noisycroak Co.,Ltd. ©COCOCARA Inc. ©Miracle Bus. Co.,LTD. |
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