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「テイルズ オブ ゼスティリア」発売記念トークイベントをレポート。プロモーション企画の振り返りや「戦国BASARA4 皇」コラボなどが紹介
続いて馬場氏は,2013年12月のTOZ制作発表会から,発売日までのプロモーション施策を振り返った。その中でも2014年5月に行われた「テイルズ オブ フェスティバル2014」などでは,巨大なドラゴンのオブジェクトが飾られていたが,これはカプコンの「モンスターハンター フェスティバル」の展示を見てずっとやってみたかったことだったという。
また東京ゲームショウ2014に展示されたファンが描いたイラストを使ったフォトアートは,ANAのプロモーションにヒントを得たとのことで,今後同じような機会があればぜひ多くの人に参加してほしいと来場者に呼びかけていた。
2014年12月30日,31日には,TVアニメ「テイルズ オブ ゼスティリア 〜導師の夜明け〜」が放映されたが,新作に合わせたアニメ展開もまた,以前よりやりたかったことで,今回さまざまなハードルを乗り越え,ようやく実現したという。なおこの映像は,ufotableがゲームのカットシーンを作り終えたあとにを制作したとのことで,通常のアニメよりも遙かに短い時間で完成させたそうだ。
ちなみに同アニメは,TOZのパッケージに同梱されている。バンダイナムコゲームス社内では別売りする案もあったそうだがが,20周年を記念してファンに感謝を伝えるべく同梱を決定したと馬場氏は話していた。
2014年10月からは,TOZの店頭キャラバンが展開され,全国各地で体験版の試遊会とトークイベントが行われた。馬場氏は,地域によってそれぞれファンの反応に特徴があるとし,とくにゲーム系のイベントがあまり開催されない広島や沖縄では,すごく喜ばれたと感想を述べた。ちなみに馬場氏は,せっかく全国各地に行ってもスケジュールを詰め込まれて観光をする時間がまったくないそうで,その地のおいしいものを食べるくらいしか楽しみがないとこぼしていた。
加えてこの時期は,海外出張なども重なり,馬場氏となかなか連絡が取れないことが続いたという。その時期のバンダイナムコゲームス社内では,馬場氏のことを某人気RPGのレアモンスターに例えて呼んでいたとかいないとか。
そのほか,馬場氏は「テイルズ オブ」シリーズ20周年記念の一番くじを引いてみたところB賞を当てて焦ったり,ラーメンを食べていたら店員に「ひょっとして馬場プロデューサーですか?」と尋ねられ驚いたりしたエピソードなどを披露し,会場を沸かせていた。
トークの終盤には,現在展開中および今後展開予定のTOZのプロモーション企画やコラボ企画があらためて紹介された。その中でも,TOZ発売記念として小売店店頭にての配布されていたカウントダウンポスターのデータを公式サイトでスマートフォン向けに配信する企画は,つい先日決めたとのこと。
また今回のイベントの会場となったコトブキヤ 秋葉原館では,TOZ発売記念イベントが現在開催されているが,当初1月25日までの開催だったところを,急遽2月1日まで延長したとのこと。馬場氏は,TOZをプレイしたあとなどに,ぜひ足を運んでほしいと話す。
そして最新情報として,カプコンが2015年夏に発売を予定している「戦国BASARA4 皇」(PS4/PS3)のDLCに,TOZ各キャラのコスチュームが配信されることが紹介された。馬場氏によれば,両タイトルのファンはけっこう被っているそうだ。またカプコンのスタッフがキャラクターの特徴を保ちつつ,各コスチュームの細部に至るまで忠実に再現してくれたと太鼓判を押していた。
最後に馬場氏が,こうして「テイルズ オブ」シリーズが20周年を迎えられたのも,支えてくれたファンおよびチームのスタッフのおかげとあらためて感謝を述べ,今後も継続していくシリーズを楽しんでほしいとしてトークを締めくくった。
「テイルズ オブ ゼスティリア」公式サイト
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