連載
幼いころの興奮が再び。スマートフォン向けアクションゲーム「泥だんご」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第441回
スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。 そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。
幼いころ,泥をこねて丁寧に手のひらで転がし,どれだけツヤのある泥だんごを作れるかに燃えた人もいるだろう。本日の「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」では,そんな遊びがスマートフォンで楽しめる「泥だんご」(iOS / Android)を紹介しよう。しかしこの泥だんご,なぜか生きているのだ。
iOS版「泥だんご」ダウンロードページ
Android版「泥だんご」ダウンロードページ
ゲームを開始すると,早速泥だんごを作ることになる。作り方はとても簡単で,手のひらにある泥だんごをタップし,円を描くようにクルクルとドラッグしていけばいい。すると泥だんごは徐々に大きくなり,スコアがどんどん加算されていく。制限時間内に,どれだけのスコアを稼げるか,どれだけいい泥だんごを作れるかに挑戦するのが目的だ。
さて,泥だんごの作り方は簡単だと説明したが,スコアを伸ばすにはちょっとしたコツがいる。手のひらのどこかに泥だんごが喜ぶ場所があり,そこで転がすと泥だんごがキラキラと光り始め,スコアも伸びやすくなるのだ。
また,泥だんごはなぜか生きており,いろいろと注文をつけてくる。その内容は「もっと大きく円を描いて」とか「左上がかゆい」といったような文句ばかりだが,それに従うように回し方を変えると,泥だんごが喜び始める。泥だんごが喜ぶ回し方を続けると,ボーナススコアが獲得できるほか,制限時間も少しだけプラスされる。つまりうまく泥だんごを喜ばせ続ければ,スコアもガンガン伸びるうえ,より長い時間プレイできるのだ。
なお,良い回し方を続けると泥だんごがさらに強い光を放ち始める。このときは大幅にボーナススコアが獲得でき,ハイスコアを狙えるチャンスとなる。なかなかこの光る状態に持っていくのは難しいが,しっかりと泥だんごの言葉に従っていけば出しやすいので,ぜひチャレンジしてほしい。
制限時間が来て,泥だんご作りが終わったら,お次は何とその泥だんごを割ることになる。せっかく作ったのに……と思うかもしれないが,綺麗に作れた泥だんごほど,割る瞬間は爽快だ。ちなみに泥だんごを割ると中からさまざまなアイテムが登場し,これらのコンプリートもお楽しみ要素のひとつとなっている。
光っているときはスコアを伸ばすチャンス! とにかく無心で回し続けよう |
いいスコアを出すほど,レアなアイテムも出やすい。スコアは数千万点を越えることもあるとか…… |
本作は1回プレイするたびに,トップ画面にある「泥」を1つ消費するのだが,これが1つ回復するのが実時間で60分もかかるのが非常に難点。3個までしか補充されないので,一度ゼロになるとしばらく待つ羽目になってしまう。課金すれば補充も可能だが,この辺りはアップデートで改善していただきたいところ。
なお,プレイヤーにはレベルが設定されており,泥だんごを作るたびに経験値が獲得できる。経験値が溜まるとレベルアップし,よりいい泥だんごが作りやすくなるうえ,レベルアップで泥も回復するので,これを意識してプレイするのもいいだろう。
非常に懐かしい気持ちに浸れる反面,指をずっと回し続けなければならないため,手首を痛めそうな本作。バランス面に問題は多いものの,うまく泥だんごを作れたときの嬉しさやボーナススコアのインフレっぷりが豪快で,なかなか爽快感に溢れている。たまには童心に帰り,無邪気な遊びに明け暮れるのも一興……かもしれない。
著者紹介:トリスター/目代将規
ゲームやアニメの書籍企画,編集,シナリオライティングや広告制作なども手がける編集プロダクション「トリスター」所属。スマートフォンならではのゲームや,一瞬で遊べてしまうゆるいゲームが大好物。好きなゲームのジャンルはRPGとアドベンチャー。“モンハン”好き。
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