連載
美少女と一緒に売り上げ増を目指そう。スマートフォン向け放置型ゲーム「萌えるコンビニを作ろう」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第521回
スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。 そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。
本日の「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」で紹介する「萌えるコンビニを作ろう」(iOS / Android)は,美少女とのコンビニ経営シミュレーション……に見せかけた,ひたすらに数字がインフレしていくさまを楽しむ一風変わったゲーム。連載第497回でご紹介した「超ダメージ勇者」や,インフレゲームの金字塔(?)「Cookie Clicker」のようにひたすら数字を追いかけるのが好き,という方にはぜひオススメしたい。
iOS版「萌えるコンビニを作ろう」ダウンロードページ
Android版「萌えるコンビニを作ろう」ダウンロードページ
主人公は「深津京香」と「榎本みなみ」という2人の美少女。彼女たちとともにコンビニを経営し,お店を大きくしていくことがプレイヤーの目的だ。本作では画面をタップすることで売り上げ(ゴールド)を稼げるほか,商品を開発すると,時間経過とともに自動で売り上げが伸びていく,開始直後はまったくゴールドがない状態なので,画面をタップしてゴールドを稼いでいこう。
商品開発はメニューにある「新商品開発」で行う。「萌えソース焼きそばパン」「LOVEり〜ハンバーグ弁当」など,こっ恥ずかしい名前の商品が並んでいるので,お店のラインナップに加えたいものを選択しよう。商品によって一秒間にどれだけのゴールドを稼げるかが設定されていて,当然ながらこの数値が高い商品の開発には多額のゴールドが必要になる。
同じ商品を複数回開発して売り上げを増やすことも可能だが,開発費は回数を重ねる度に値上がりする |
特定の商品を一定数開発すると,京香とみなみの「日記」が閲覧できる。次の日記の開放条件も明記されているので参考にしよう |
タップでゴールド稼ぎ→新商品の開発→時間経過+タップでゴールド稼ぎ→さらに別商品の開発……という流れを繰り返していくのが本作の基本。1秒あたりの稼ぎが1000を超えるころには,ほとんどタップの必要がなくなるので,放置だけで問題ない。
なお,同じ商品を開発するたび「LV」が1ずつ増えていき,100に到達すると「Ver」が上がって,その商品の秒間売り上げが大幅に上昇。さらに効率よく稼げるようになるのだ。
ただし本作には“放置(アプリを終了している状態)で稼いでくれる時間”が設定されており,初期状態ではこれが30分と非常に短い。この時間を長くするために必要なのが,「衣装」だ。衣装は「衣装チェンジ」のメニューから購入でき,「コンビニ:通常モード」「メイド:通常モード」といったものを入手するごとに,30分プラスされていく。
ある程度進めると秒間売り上げも1万,10万,100万と増えていき,めまいがするほどの勢いでゴールドが増加していくのだが,それでも後半の商品開発や衣装入手には,普通のプレイでは数日,下手したら数週間以上かかるものもある。これらを効率よく入手するための要素として「リセットアイテム」というものが存在するのだ。
リセットアイテムの入手にはリセットポイントという特殊なポイントが必要で,これは文字通り“ゲームをリセット”することで入手可能。秒間売り上げが1万ごとに1ポイントに換算されるため,たとえば秒間売り上げ5万でリセットすれば5ポイント,100万ならば100ポイントという仕組みになっている。
そしてリセットポイントを消費して手に入るアイテムは,「全体の売り上げ」が100%,200%UPするという非常に強力な効果を持っており,入手するだけで序盤から一気にブーストがかかった状態でプレイできる。簡単にいえば"強くてニューゲーム"だ。なお,リセットすると開発した商品や売り上げはすべて一からとなるが,衣装や日記は引き継ぎ可能となっている。
こうして秒間売り上げを強化しながらつぎつぎと商品や衣装を入手していき,また時期を見てリセットしポイントを入手,さらに効果の高いリセットアイテムで秒間売り上げを強化……と,数字のインフレっぷりを眺めて満足するちょっと変わったゲーム性の作品。派手な面白さはないがクセになる中毒性があり,やりこみを助長する要素も多数用意されているので,ついつい熱中してしまう奇妙な魅力が備えられている。
そして忘れてはならないのが,京香とみなみによる「萌え〜なボイス」。衣装によってセリフも少しずつ変わるので,ぜひすべて楽しんでいただきたいが,電車や喫茶店といった公共の場で音声をONにするのは相当な精神力が必要となるので,注意してほしい。
難しいことを一切考えずにプレイできるので,ふとした時間を見つけて覗いては数字を眺め悦に浸る,という楽しみ方もできる。消費税も増税してますます財布の紐が硬くなる今日この頃だが,ゲームで思う存分お金を稼いで豪勢に消費してみてはいかがだろうか。空しさを感じたら負けだ!
著者紹介:トリスター/目代将規
ゲームやアニメの書籍企画,編集,シナリオライティングや広告制作なども手がける編集プロダクション「トリスター」所属。スマートフォンならではのゲームや,一瞬で遊べてしまうゆるいゲームが大好物。好きなゲームのジャンルはRPGとアドベンチャー。“モンハン”好き。
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