プレイレポート
「バトルフィールド ハードライン」のオープンβテストがいよいよスタート。一足お先に体験したプレイフィールをお届け
すでに先行ダウンロードをすませ,あとは開始を待つだけという人も少なくないはずだ。
「バトルフィールド ハードライン」公式サイト
「バトルフィールド ハードライン オープンベータ」
2月4日スタート ニコ生BF特番も!
ちなみに,2014年6月に行われたクローズドβテストでは,終了後まもなく,開発を担当するVisceral Gamesから発売日を延期する旨が発表されており,ファンをがっかりさせた。記憶している人も多いと思うが,2013年の「バトルフィールド 4」ではローンチ時にサーバーの不具合が多発して問題になっており,今回,今まで以上に念入りにテストを繰り返しているのは,そうしたことも影響しているのだろう。
もちろん今回のOBTはサーバー関連の負荷テストを発売前にもう一度行っておきたいという意図があるわけだが,とはいえ,3月19日(北米では3月17日)の正式発売を前に,ほぼ完成したものをお披露目するという意味合いも強いようだ。使用されるクライアントは,CBTにおけるテスターの批判や要望を取り入れて大幅に改善したものでもあるという。
そんなOBTのクライアントを,テストに先立ってメディアにプレイさせるというイベントが,カリフォルニア州のElectronic Arts本社で開催された。筆者もそれに参加してきたので,その様子をお伝えしたい。ただし,いつものように撮影は厳重に禁止されていたので,掲載したのはイベントに合わせて発表されたオフィシャルフォトが中心であることを,あらかじめご了解いただきたい。
オープンβテストで用意されるゲームモードとマップ
今回のOBTでは,既報のとおり「ホットワイア」「ハイスト」,そして「コンクエスト」という3つのゲームモードが体験できる。
チーム対抗で拠点を奪い合うコンクエストは「バトルフィールド」シリーズの定番中の定番なので,読者の皆さんはよくご存じのはずだ。拠点にある「フラッグ」のそばに立って確保を続けると敵チームの「チケット」と呼ばれるポイントが減り続け,先に敵のチケットを0にした側の勝利となる。PC,PlayStation 4,Xbox Oneでは最大32人vs.32人の,またPlayStation 3とXbox 360では12人vs.12人のプレイヤーによるチーム戦が可能になっている。
「ホットワイア」と「ハイスト」については,「ホットワイア」が2014年8月のgamescom 2014と,9月の東京ゲームショウ 2014でプレイアブル展示されており(関連記事),一方の「ハイスト」はCBTで公開されている。最近明らかになったばかりのモード,「クロス・ヘア」も面白そうなのだが,残念ながら今回のイベントで遊ぶことはできなかった。
ホットワイア
「バトルフィールド」シリーズと「ニード・フォー・スピード」シリーズを掛けたような「ホットワイア」は,犯罪者チームが盗み出した車で逃走するのを,警察チームが阻止するという内容だ。今回プレイできたマップは,砂漠の小さな街をモチーフにした「DUST BOWL」だったが,OBTではこのほか,ロサンゼルスのダウンタウンを模した「DOWNTOWN」での追いかけっこが楽しめるようだ。
DUST BOWL |
以下,警察チームをLE(Law Enforcement)チーム,また犯罪者チームをCR(Criminals)チームと表記する。これは英語版のユーザーインタフェースの表記でもあるので,慣れておいたほうがいいだろう。
ゲームはまず,CRチームがオフロードバイクやSUV,ハイパフォーマンスのマッスルカーなどに乗り込んだ状態でスタートし,LEチームが待ち受ける街の中心地へと進んでいくところからスタートする。CRチームはより長く盗難車を乗り回すことでポイントが溜まっていくシステムで,LEチームの追撃を振り切りながら,グルグルとドライブを続けるのだ。
ドライバーは運転に専念する必要があるので,例えばSUVであれば,ほかに3人のプレイヤーを同乗させて,追いすがるLEチームに反撃を加えることになる。彼らが窓から身を乗り出してLEチームと戦う様子は,まるでアクション映画のようだ。
街のところどころにジャンプ台のようなものがあったので,オフロードバイクで挑戦してみたところ,ジャンプすることによって追加ポイントが得られる仕組みになっていた。
LEチームは,CRチームの暴走を,道路封鎖や銃撃によって阻止しなくてはならない。CRチームと同じくパトカーや装甲車,さらにヘリコプターから銃撃することができ,正義のためには手段を選ばないという雰囲気がすごい。仲間に運転させて自分はショットガンを持ち,CRチームの車と併走しながら敵車の運転手を倒すのは,相当な快感だ。道路封鎖をして相手を待ち構えることもできるので,ぜひ挑戦してほしい。
DUST BOWLは砂漠の街らしく,マップに高層ビルなどはなく,高低差が少ない。ガソリンスタンドや倉庫の屋根,あるいは街はずれの大きな岩などの上が狙撃ポイントになりそうだ。ただし,たまに砂嵐が発生して視界がさえぎられてしまう。砂嵐の中で高速走行する敵の車を見つけるのはかなり困難なので,こんなときは,「バトルフィールド:バッドカンパニー2」にも登場したトレーサーダーツを敵に撃ち込み,ミニマップにしっかりと表示させることが勝利につながるはずだ。
ハイスト
「ハイスト」は,CRチームが銀行に押し入るところから始まる。金庫を爆破させて奪い取った金を,逃走用のヘリが出現するExtraction Point(脱出地点)に持って逃げることがCRチームの目的だ。LEチームは,当然ながらそれを阻止することになる。
OBTで使用できるのは「BANK JOB」という,そのまんまといった名称のマップで,いかにもアメリカの大都市にあるローマ神殿風の銀行を中心にした都市の一区画が再現されている。上記のように,今回のOBTで初めてプレイアブルになったマップなのだが,おなじみの「DOWNTOWN」と勘違いしてしまうほど雰囲気が似ている。
BANK JOB |
このモードでは乗り物が利用できないので,LEチームは敵が通りそうな場所で待機したり,道路が見おろせる狙撃ポイントを見つけたり,脱出地点に先回りして,敵がやってくるのを待ち構えたりする必要があるだろう。
クロスボウでワイヤーを撃ち込み,相手に気づかれにくい高所にポジションをとったり,狭いビルの廊下でシールドを持った仲間を前衛に,ショットガンで撃ち合ったりといった場面が楽しめる。また,必ずしも敵をキルする必要はなく,スタンガンでCRチームの動きを止めて手錠をかけることも可能だ。キルすればリスポーンされるが,手錠を使えば長い時間拘束できると思われる。
このモードだけではないが,本作には「バトルフィールド 4」と同じく「バトルピックアップ」(Battle Pickups)という要素が用意されている。これは,ゲームマップの特定の位置にRPGやマシンガンなど,最初から装備できない,火力の大きい銃器がポップアップするもので,その位置はマップにも表示される。警察vs.犯罪者なのに,大型火器を持って兵士のようにウロウロするのはどうも似合わないというファンの意見に応えて,本作でも採用したとのことで,機会を見てポップアップ地点に向かい,大型の銃器を手に入れるのも,ゲームの流れを変える有効な手段になりそうだ。
LEチームでプレイする場合,銀行から金を持って出てきた敵がよく見える狙撃ポイントとして,多層構造の駐車場の最上階がオススメだ。複数のスナイパーが陣取ると非常に効果的だった。
そこに行くには,徒歩のほかにエレベーターを利用することになるが,途中の階にはマシンガンがポップアップする場所がある。したがって,CRチームでプレイする場合,ここでマシンガンを手に入れて屋上へ行けば,ゴロゴロしながら狙撃に熱中しているLEチームのスナイパーを一掃できるだろう。成功すれば,なかなか気持ちがいい。
そのほかの新要素
イベントで分かったこのほかの新要素として,まずユーザーインタフェースが大きく変更されていることが挙げられる。以前は「バトルフィールド 4」のアセットを再利用したような雰囲気だったが,それはなくなり,より洗練されたものに変更された印象だ。
現金輸送トラックやバトルピックアップの位置がミニマップで表示されるのもありがたい変更であり,またレベルアップ画面やリザルト画面も,シリーズらしさを残しつつも,モダンで使いやすいものに変わっている。
また,「ハッカー」も面白い要素だ。OBTではすべてのモードで使用できるシステムで,チームの1人がハッカーとなり,マップ中に点在する監視カメラをハッキングするという内容だ。監視カメラを巡回して敵の居場所や人数,移動経路などを確認し,それをほかのチームメンバーに伝えることができるので,従来作の「司令官」システムに代わるものといえそうだ。
このほか,ゲームには参加せずにプレイの様子を観察できる「スペクテイター」モードも実装される予定だが,今回のイベントでは残念ながら使えなかった。
さらに「Weapon License」(武器携帯許可書)という新しいシステムも用意されている。これまでと異なり,本作ではLE側とCR側の武器が「非対称」になっている。マルチプレイFPSとしてはかなり思い切った判断だが,警察は警察らしい武器,犯罪者は犯罪者らしい武器を使わせたいという意図があったようで,例えばCRチームであればAK-47やソードオフ・ショットガン,モトロフカクテルなどが使用できるが,ELチームでは使えない。
しかし,これはファンの間でも賛否を呼びそうなものであるため,救済策として導入されたのがWeapon Licenseだ。このWeapon Licenseがあれば,どちらのチームに属していても,お気に入りの武器が所持できるという。今のところ,Weapon Licenseをどのように獲得するのかといったことは明らかになっていないが,それぞれのクラスごとにレベルアップすることで,アンロックされていくようなスタイルになるのだろう。
以上,イベントで体験した本作のプレイフィールをざっとお伝えしたが,いかがだったろうか。イベントでのプレイ時間はそれほど長くなかったので,見落としや勘違いがあるかもしれないが,安心してほしい。誰でもプレイできる待望のOBTがいよいよスタートするので,興味のある人はぜひ参加して,新しい「バトルフィールド」がどのようなものなのかを自分の目で確かめよう。
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(C)2014 Electronic Arts Inc. Battlefield, Battlefield Hardline, Frostbite and the DICE logo are trademarks of EA Digital Illusions CE AB. EA, the EA logo, Visceral Games and the Visceral logo are trademarks of Electronic Arts Inc.
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