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シリーズ最新作となる「レインボーシックス シージ」をプレイ。特殊部隊の隊員となり,敵チームとの緊張感の高すぎる攻防戦を体験せよ
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印刷2015/11/04 13:12

プレイレポート

シリーズ最新作となる「レインボーシックス シージ」をプレイ。特殊部隊の隊員となり,敵チームとの緊張感の高すぎる攻防戦を体験せよ

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 ユービーアイソフトが日本で2015年12月10日の発売を予定しているFPS,「レインボーシックス シージ」PC/PlayStation 4/Xbox One)のクローズドβテストが9月,海外のユーザーを対象に実施されたことを知っている人も少なくないはず。本作は,1998年に発売された「Tom Clancy's Rainbow Six」以来,20年近く続く人気シリーズの最新作で,司令官である「シックス」の指揮のもと,プレイヤーはさまざまな国の特殊部隊のメンバーで構成された対テロ部隊「レインボー」のオペレーター(特殊部隊の隊員のこと)となり,正体不明のテロリストに対抗するというゲームだ。
 2008年にリリースされた前作「Tom Clancy's Rainbow Six: Vegas 2」は,シングルプレイをメインとしたTPSだったが,7年ぶりの新作となる本作は,オンラインに軸足を置いたFPSとなっている。
 11月3日に秋葉原で行われた同社のイベント「UBIDAY2015」にも試遊台が設置されていた「レインボーシックス シージ」だが(関連記事),今回,CBTに使われたものとほぼ同じクライアントをプレイしてみる機会を得たので,その感想やゲーム内容についてお伝えしたい。なお,画面写真の撮影は禁じられていたので,記事内に掲載しているのはメーカーから提供されたオフィシャルフォトになる。

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「UBIDAY2015」での試遊の模様。会場では,長い列ができていた
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「レインボーシックス シージ」公式サイト

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さまざまな特徴を持ったオペレーターを使いこなせ


 今回のテストプレイで用意されていたのは,5人対5人のチーム対戦が楽しめるマルチプレイモードと,AIが操作するテロリストを相手に5人のプレイヤーが協力して戦うCo-opモードの2つだった。筆者は今回,そのうちのマルチプレイモードを主にプレイさせてもらったので,そちらを中心に紹介しよう。

 マルチプレイモードにおいてプレイヤーは,オフェンス(レインボー側)とディフェンス(テロリスト側)の2つのチームに分かれ,5人対5人の攻防を繰り広げることになる。
 マルチプレイモードには,「Secure Area」(人質の救出,またはその阻止)と「Bomb」(爆弾の解除、またはその阻止)というルールが用意されており,基本的にオフェンスは爆弾および人質の確保または敵全員の排除,ディフェンスは制限時間いっぱいの防衛または敵全員の排除が勝利条件となっていた。

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 プレイヤーは合計14人(製品版ではさらに増える予定)のオペレーターの中から1人を選んで出撃することになるが,彼らは戦いにおいて,相当しっかりとしたロール(役割)を持っており,そのスキルも,分かりやすいものからピーキーなものまで多彩だ。

 例えば「スレッジ」(SLEDGE)と呼ばれるオペレーターなら,オフェンスのとき,手に持ったブリーチングハンマーで壁やバリケードなどを破壊して,チームの突入ルートを確保することができる。また「ブリッツ」(BLITZ)という隊員はバリスティックシールドという厚い盾を持つディフェンスの要で,さらに盾に備えられたフラッシュライトを光らせることで,スタングレネードを使ったときのように敵の視界を一時的に奪うという能力を持っている。そして「バンディット」(BANDIT)はディフェンス時,触れると高圧電流が流れるショックワイヤーをセットすることができるなど,それぞれの能力は非常に個性的だ。

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 各オペレーターにはメインウェポンとサブウェポン,移動速度などが個々に設定されており,プレイフィールなどもそれぞれ異なる印象だ。
 上記のブリッツやスレッジは操作が比較的簡単でありながら,筆者のように本作に慣れていないプレイヤーでもチームで重要な役割を果たせる雰囲気で,それ以外の難しそうな役割はゲームに慣れてきてから選んでもいいだろう。いろいろ試して,自分のプレイスタイルに合ったメンバーを選ぶのもゲームの楽しみの1つとなりそうだ。なお各オペレーターは,特殊なスキルと武器のほか,ニトロセル(遠隔爆弾)やラペリングデバイススモークスタングレネードといった共通のガジェットを持っている。

 マルチプレイモードでは,誰かが先に選んでしまったオペレーターはもう選べないという,早い者勝ちシステムになっている。オペレーターの役割ががっちり決まっているゲームだけに,例えば全員スレッジになってしまうとゲームバランスが保てないのだ。そのためプレイヤーは,どんな役割でもこなしていかなくてはならない。

 プレイできたマップは「House」(郊外の家),「Hereford」(レインボーの基地),「Consulate」(領事館)の3つで,オープンスペースはなく,すべてインドアアタックになっているところが特徴だ。複数の階層と部屋からなる複雑な構造となっており,当然ながら勝つためにマップの把握は必須だ。

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突入するほうもされるほうも,緊張感はハンパなし


 戦闘開始前には,45秒の準備時間が設けられている。この時間を使って,オフェンスチームはカメラを搭載した地上走行型のドローンを操って現場の周囲や建物内部を偵察し,ディフェンスチームはバリケードや有刺鉄線など,オフェンスを足止めするための障害物を設置する。
 ここでドローンが爆弾や人質などを見つけられれば,チーム全員がその場所を共有でき,かなり優位に立てる。一方のディフェンス側は,準備時間中に発見したドローンを銃などで破壊することができるほか,建物内部の監視カメラを使ってオフェンスの侵入場所などを確認することもできる。この監視カメラや,準備期間が終わって静止したドローンの映像は,戦闘中に使うことも可能になっている。ただし,映像を見るには手持ちのモバイル機器を操作する必要があるため,それを使っている間は完全に無防備になってしまう。

 戦闘が始まった直後は,建物全体を緊張感が包み込む。オフェンス側はどこから侵入したのか? デフェンス側はどんな仕掛けを用意したのか? 

 オフェンスはドローンで偵察した情報をもとに,壁を爆破したりハンマーで破壊したりして突入するのだが,突入時は当然,大きな音がするので,ディフェンスはそれを聞いてオフェンスの状況を判断することになる。有刺鉄線は,踏んだときに音がするため,それで敵の位置を判断することも可能だ。銃器やグレネードなど,殺傷力の高い武器は使用時の音が大きいため,うかつに発砲すると,敵に居場所を知られてしまう。
 このように本作では,プレイ中の音を聞くことがかなり重要だ。スピーカーやヘッドホンなどの音響設備にこだわると,より緊張感あふれるプレイができるのではないだろうか。

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 ゲームシステムは,いわゆるリアル系で,一度倒されてしまったオペレーターはもうリスポーンできない。人数が減れば,当然チームは不利になる。
 しかし,倒されたプレイヤーも,上記のドローン映像や監視カメラにアクセスして,その様子を味方に伝えることが可能だ。基本はボイスチャットだが,画面に簡単なマーキングを行って仲間に情報を伝えることもできる。とはいえ,やはりヘッドセットは必須になりそうだ。

 オフェンスとディフェンスを交互にプレイし,仲間の助けもあって何度か勝利できた。緊張感が非常に高いだけに,勝利したときの気持ちよさは,攻撃重視のFPSとはまた違うものがある。

 今回は限られた時間の中でのプレイだったので,筆者は役割が比較的分かりやすいオペレーターを順にプレイしたが,シリーズには欠かせない心拍センサーのほか,電子センサー,そしてそれらをジャミングするガジェットなど,ハイテク機器を使いまくるオペレーター役も面白そうだ。オフェンスとディフェンス,それぞれの状況で,自分の役割を果たしていくのも楽しみな点となるだろう。

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 このように,本作はFPSだが撃ちまくりのシューターではない。発砲は最小限にとどめる必要があるし,敵を倒すことが必ずしも主目的ではないため,撃ち合いになるのは短時間だろう。むしろ,マップや多彩なガジェット,それぞれの役割を認識したうえで,仲間と協力し,戦略的に立ち回る必要があるという印象だった(もちろん,銃撃の腕前が不要というわけではないが)。
 三人称視点より視野の限られる一人称視点を採用したことも,ゲームデザインとして緊迫感を高めるために効果的だと思う。

 筆者は未プレイなのだが,1998年のシリーズ第1弾「Tom Clancy's Rainbow Six」は,隊長から詳細なブリーフィングを受けたのち,突入チームのメンバーや装備を選び,プランニングフェーズで「突入計画」を立てるという手続きを踏む必要があった。作戦の成否は,準備の段階でおおむね決まってしまうのだ。その細かさを喜ぶファンも多かったのだが,やはり投げ出す人もいたようで,続編の段階ですでにプランニングフェーズはオミットされてしまった。
 本作は,その初代「Rainbow Six」のシステムを色濃く受け継いでいるという印象だ。今回は仲間をほかのプレイヤーが操作するため,AIに指示を出すよりも操作は格段に楽であり,リアリティも高い。ほかのメンバーとの協力が計画どおりに決まり,相手を出し抜くことができれば,やみつきになりそうだ。ほかのFPSにはない,閉鎖空間でのヒリヒリとした緊張感と,任務完了時の達成感を,あなたもぜひ味わってほしい。

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