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印刷2016/04/15 00:00

プレイレポート

対戦FPS「バトルボーン」のオープンβテストが現在開催中。OBTのインプレッションと概要をお届け

 「ボーダーランズ」シリーズで知られる北米のゲームメーカー,Gearbox Softwareの新作タイトル,「バトルボーン」PC/PlayStation 4/Xbox One)では現在,PlayStation 4版に続いて,PC版とXbox One版のオープンβテストが実施されている(関連記事)。

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「バトルボーン」オープンβテスト詳細ページ

「バトルボーン」公式サイト


 ボーダーランズに似たアメコミ調のグラフィックスが特徴的な本作の内容については,2016年3月24日に掲載したプレイレポートに詳しいのでぜひ参考にしてほしいが,本作はチームベースの対戦型FPSでありながら,システムにMOBAの要素を取り入れており,FPSファンの中にはコツみたいなものが飲み込めないと困っている人がいるかもしれない。
 というわけで今回,PlayStation 4版のOBTに参加した筆者によるインプレッションや,基本的なルールの紹介などを掲載したい。なお,上記の記事でもお伝えしたように,OBTは4月18日23:00まで行われる予定になっている。

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OBTで遊べるモードは2つ


 OBTでプレイできるモードは,「インカージョン」(侵入モード)「溶解モード」の2つ。どちらも上記のとおりチームベースの対戦だが,勝敗を決定する条件がそれぞれ異なっている。

●インカージョン(侵入モード)
 「フォワードセントリー」「ベースセントリー」と呼ばれる巨大な自走砲が両陣営に2基ずつ設置されており,相手側のセントリーをすべて破壊するか,より多くダメージを与えたチームが勝利する。

少し離れているが,右側にある多脚自走砲がセントリーだ
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 これらのセントリーは分厚いシールドで守られているため,プレイヤーキャラクターの攻撃だけでシールドを剥がし,破壊するのはなかなか困難。そこで重要になるのが,一定時間ごとにマップに出現する,「ミニオン」と呼ばれるNPCだ。

この小さい一つ目ロボットがミニオン
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 ミニオンはセントリーのシールドに対して有効な攻撃ができるので,プレイヤーはいかにミニオンでセントリーを攻撃させるかがポイントになる。とはいえ,こいつらの体力はあまりなく,対人戦闘では圧倒的な弱さを発揮してしまうので,セントリーにたどり着く前に一掃されてしまうこともしばしば。したがってプレイヤーは,敵の攻撃からミニオンを守りつつ,彼らをセントリーまで無事に連れて行かなくてはならない。

ミニオンの群れを守るようにしながら,前線を押し上げるのだ
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 戦局を有利にするには,「ポイントマーセナリー」の存在も重要だ。一定時間ごとに所定の位置にスポーンするマーセナリーを倒してスポーンエリアを占拠すると,次に出現するマーセナリーを味方にできる。やつらを敵陣に向けて送り出してやろう。

マーセナリーは両陣営の近くに1体ずつ出現するほか,マップの中央付近に2体出現する。戦局を有利にするためにも手駒にして使おう
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●溶解モード
 溶解モードは,自陣でスポーンするミニオンを複数ある敵の「炉」へ誘導し,無事に突入させればポイントが獲得できるというルールだ。炉の位置は,ゲーム序盤はマップ中央あたりだが,250ポイント以上獲得すると敵陣の奥に移動してしまい,攻略が難しくなるというスパイスが利かせてある。

人面を模した構造物が炉への入り口だ。どんどんミニオンを突入させてポイントを稼ごう。敵のミニオンが入りそうになっていたら,全力で阻止だ! ……ところで突入したミニオンは,要するに「食われて」いるのか。溶解モードとは,そういうことか!
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 炉の位置は1か所ではないため,防御している際,守備位置のバランスが偏ると,手薄になった側の炉に次々と敵のミニオンが飛び込む,というようなことが起きる。マップをよく見て味方の位置を常に確認し,守備バランスが崩れないように心がけたい。

ミニマップは情報の宝庫。味方の位置や敵の位置も分かるので,ちょくちょく確認しておこう
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レベルアップとシェードについて


 さて,ここからはシステムについてちょっと紹介しよう。本作では敵を倒すことで経験値を獲得でき,それが一定の値まで溜まるとキャラクターがレベルアップするという,MOBAではおなじみの仕組みが採用されている。

静止画では分かりづらいが,レベルアップすると,画面上部にド派手な演出でそれが表示される。見落とす人は,おそらくいない
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 レベルアップするとキャラクター固有のスキルツリーから,「オーグメント」と呼ばれる新たな技を選択できるようになる。ただし,レベルごとに選択できるのは1つで,いったん選んだら取り直しはできないという仕様なので,ここはじっくり考える必要がある。

 もっとも,試合ごとにレベルはリセットされるため,ゲームを繰り返して,自分の扱いやすいオーグメントを見つけるようにすればいいという話もあるね。

習得できるオーグメントはどれも強力。レベルアップしたら,忘れず強化しておこう
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 お次は「シェード」だ。これはマップのさまざまな場所に置かれている黄金色の物体で,早い話,ゴールド(お金)だ。マップ上に配置されているタレットやスーパーミニオンは,ゲーム開始直後,中立状態になっている。これらのオブジェクトに集めたシェードを支払うと味方になり,防衛や攻撃を自動で行ってくれるようになる。なんという,現金なヤツらだ。

この黄金色に輝くのがシェード。小さいものは触れるだけで拾えるが,大きなシェードは破壊して破片を拾う必要がある
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 また,タレットなどの固定オブジェクトは,破壊されると中立状態に戻ってしまう。再度シェードを支払って味方にするか,敵に破壊される前に追加でシェードを支払い,アップグレードしておくといいだろう。

300シェード払って,タレットを有効化しているところ。勝敗の決定打にはならないが,敵の進攻を妨害する役には立つ
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以上の2モードのほか,「占領モード」というのもあるのだが,こちらは製品版でプレイ可能になるとのこと。見えているのに遊べないのは,なんか悔しい
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 また,このほかにもキャラクターのロードアウトを決める際にシェードを支払わなければならなかったりと,なかなか重要な要素だ。本作でも現実でも,お金がたくさんあると,いろいろ有利になるので,ガンガン拾い集めておこう。

 以上,OBTの概要とシステムなどを簡単に紹介してみたが,いかがだったろうか。これまでにもいろいろ試遊する機会のあった本作だが,ようやく誰でもプレイすることが可能になったので,皆さんにもぜひ遊んでみてほしい。参戦にあたって筆者からアドバイスを贈るとしたら,「死ぬな!」に尽きる。
 本作は上記のとおり経験値によってレベルアップするのだが,ミニオンを倒すよりも敵のプレイヤーを倒したほうがゴッソリと経験値が手に入る。つまり,無理をして前線に出て無駄死にをするのは敵の養分になるだけなので絶対に避けるべきということだ。

傷ついたら少し前線から下がった位置でベースにテレポートしよう。一瞬で体力とシールドが回復する
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 立ち回りは深追いせず,危険なニオイを感じたら即逃げるように。また,レベルが上った状態で死亡してしまうとリスポーンに時間がかかるため,敵のパワープレイを誘ってしまいがちだ。というわけで読者の皆さんも,ぜひ「死ぬな!」を心にOBTに留めて挑んでほしい。

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