プレイレポート
対戦FPS「バトルボーン」のオープンβテストが現在開催中。OBTのインプレッションと概要をお届け
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ボーダーランズに似たアメコミ調のグラフィックスが特徴的な本作の内容については,2016年3月24日に掲載したプレイレポートに詳しいのでぜひ参考にしてほしいが,本作はチームベースの対戦型FPSでありながら,システムにMOBAの要素を取り入れており,FPSファンの中にはコツみたいなものが飲み込めないと困っている人がいるかもしれない。
というわけで今回,PlayStation 4版のOBTに参加した筆者によるインプレッションや,基本的なルールの紹介などを掲載したい。なお,上記の記事でもお伝えしたように,OBTは4月18日23:00まで行われる予定になっている。
OBTで遊べるモードは2つ
OBTでプレイできるモードは,「インカージョン」(侵入モード)と「溶解モード」の2つ。どちらも上記のとおりチームベースの対戦だが,勝敗を決定する条件がそれぞれ異なっている。
●インカージョン(侵入モード)
「フォワードセントリー」と「ベースセントリー」と呼ばれる巨大な自走砲が両陣営に2基ずつ設置されており,相手側のセントリーをすべて破壊するか,より多くダメージを与えたチームが勝利する。
これらのセントリーは分厚いシールドで守られているため,プレイヤーキャラクターの攻撃だけでシールドを剥がし,破壊するのはなかなか困難。そこで重要になるのが,一定時間ごとにマップに出現する,「ミニオン」と呼ばれるNPCだ。
ミニオンはセントリーのシールドに対して有効な攻撃ができるので,プレイヤーはいかにミニオンでセントリーを攻撃させるかがポイントになる。とはいえ,こいつらの体力はあまりなく,対人戦闘では圧倒的な弱さを発揮してしまうので,セントリーにたどり着く前に一掃されてしまうこともしばしば。したがってプレイヤーは,敵の攻撃からミニオンを守りつつ,彼らをセントリーまで無事に連れて行かなくてはならない。
戦局を有利にするには,「ポイントマーセナリー」の存在も重要だ。一定時間ごとに所定の位置にスポーンするマーセナリーを倒してスポーンエリアを占拠すると,次に出現するマーセナリーを味方にできる。やつらを敵陣に向けて送り出してやろう。
●溶解モード
溶解モードは,自陣でスポーンするミニオンを複数ある敵の「炉」へ誘導し,無事に突入させればポイントが獲得できるというルールだ。炉の位置は,ゲーム序盤はマップ中央あたりだが,250ポイント以上獲得すると敵陣の奥に移動してしまい,攻略が難しくなるというスパイスが利かせてある。
炉の位置は1か所ではないため,防御している際,守備位置のバランスが偏ると,手薄になった側の炉に次々と敵のミニオンが飛び込む,というようなことが起きる。マップをよく見て味方の位置を常に確認し,守備バランスが崩れないように心がけたい。
レベルアップとシェードについて
さて,ここからはシステムについてちょっと紹介しよう。本作では敵を倒すことで経験値を獲得でき,それが一定の値まで溜まるとキャラクターがレベルアップするという,MOBAではおなじみの仕組みが採用されている。
レベルアップするとキャラクター固有のスキルツリーから,「オーグメント」と呼ばれる新たな技を選択できるようになる。ただし,レベルごとに選択できるのは1つで,いったん選んだら取り直しはできないという仕様なので,ここはじっくり考える必要がある。
もっとも,試合ごとにレベルはリセットされるため,ゲームを繰り返して,自分の扱いやすいオーグメントを見つけるようにすればいいという話もあるね。
お次は「シェード」だ。これはマップのさまざまな場所に置かれている黄金色の物体で,早い話,ゴールド(お金)だ。マップ上に配置されているタレットやスーパーミニオンは,ゲーム開始直後,中立状態になっている。これらのオブジェクトに集めたシェードを支払うと味方になり,防衛や攻撃を自動で行ってくれるようになる。なんという,現金なヤツらだ。
また,タレットなどの固定オブジェクトは,破壊されると中立状態に戻ってしまう。再度シェードを支払って味方にするか,敵に破壊される前に追加でシェードを支払い,アップグレードしておくといいだろう。
以上,OBTの概要とシステムなどを簡単に紹介してみたが,いかがだったろうか。これまでにもいろいろ試遊する機会のあった本作だが,ようやく誰でもプレイすることが可能になったので,皆さんにもぜひ遊んでみてほしい。参戦にあたって筆者からアドバイスを贈るとしたら,「死ぬな!」に尽きる。
本作は上記のとおり経験値によってレベルアップするのだが,ミニオンを倒すよりも敵のプレイヤーを倒したほうがゴッソリと経験値が手に入る。つまり,無理をして前線に出て無駄死にをするのは敵の養分になるだけなので絶対に避けるべきということだ。
立ち回りは深追いせず,危険なニオイを感じたら即逃げるように。また,レベルが上った状態で死亡してしまうとリスポーンに時間がかかるため,敵のパワープレイを誘ってしまいがちだ。というわけで読者の皆さんも,ぜひ「死ぬな!」を心にOBTに留めて挑んでほしい。
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