テストレポート
HW短評:ASUS「STRIX-GTX960-DC2OC-2GD5」(1)
→短評(2)
付け加えると,STRIX-GTX960に搭載された2基の80mm角ファンは静音性が高く,下記に示す録音データを聞いてもらえば分かるが,ファンが回転していても,動作音はまったく気にならないレベルだ。
STRIX-GTX960におけるクーラーの挙動
※カードに正対する形で30cm離れた地点にマイクを置き,アイドル状態で1分間放置してから「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編」を実行したときのファンの動作音を録音したもの。録音開始1分20秒後(=ベンチマーク実行開始後,20秒程度経過した時点)からファンの回転が始まっている。
筆者は先に,MSI製のGTX 960カード「GTX 960 GAMING 2G」が持つ静音性の高さを特筆ものと評したが,STRIX-GTX960の動作音も甲乙付け難いレベルにある。静音性を重視するユーザーなら満足のいくGTX 960カードだと言っても過言ではないだろう。
カード長は実測216mm(※突起部含まず)だが,基板自体は同172mmとかなり短め。そのため,カード後方に40mm強,クーラーがはみ出る |
カード背面には,自重によるたわみを防止するための補強と,放熱による冷却を兼ねたバックプレートが装着されている |
なお,動作クロックは,ベースが1253MHz,ブーストが1317MHzで,メモリクロックは7200MHz相当(実クロック1800MHz)。GPU,メモリとも,リファレンス比で100MHz以上引き上げられている。今回のテストにおいて,コアクロックは最大1418MHzまで上昇することを確認した。
搭載されるメモリチップはメモリチップはSamsung Electronics製GDDR5「K4G41325FC-HC28」(7.0Gbps品) |
製品付属のオーバークロックツール「GPU Tweak」(Version 2.7.9.0)から,1418MHz到達を確認 |
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ASUSTeK ComputerのSTRIX-GTX960-DC2OC-2GD5製品情報ページ
※HW短評に関する注意
- HW短評(ハードウェア短評)は,各執筆者が,テスト経過時点でのインプレッションをまとめたものです。最終的な評価の掲載を目的とするわけではないため,次回以降のHW短評,もしくは別途掲載されるレビュー記事などとは異なる評価が掲載されることもあります
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