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「生還率0.002%」の恐怖が再び。8月8日からユニバーサル・スタジオ・ジャパンで始まる「バイオハザード・ザ・リアル2」。そのプレオープンの模様をお届け
2014年8月8日〜11月9日,大阪府大阪市にあるユニバーサル・スタジオ・ジャパンで,カプコンの人気ホラーアクション「バイオハザード」の世界観を忠実に再現したアトラクション「バイオハザード・ザ・リアル2」が開催される。
タイトルに「2」とあるように,これは,昨年行われた「バイオハザード・ザ・リアル」の第二弾だ(関連記事)。「生還率0.002%」と呼ばれた高難度はそのままに,あらゆる部分のクオリティがアップしており,「本当に死ぬかもしれない」という緊迫感が極限まで引き上げられているという。
8月7日,正式オープンに先駆けてメディア向けのプレオープンイベントが行われた。本稿では,実際にアトラクションを体験した感想に加え,「バイオハザード」シリーズのプロデューサー,川田将央氏への合同インタビューの模様も合わせてお届けしたい。
「バイオハザード HDリマスター」公式サイト
USJ「バイオハザード・ザ・リアル2」公式サイト
開催場所:ユニバーサル・スタジオ・ジャパン
〒554-0031 大阪府大阪市此花区桜島2-1-33
開催期間:2014年8月8日〜11月9日
クリーチャーとの遭遇率がアップしたそうで,それだけに緊張感がより高まったという印象だ。数々のプレイヤーを苦しめてきたリッカーやタイラントなどに出くわしてしまったときは,本気で顔面蒼白。
高まっていく「ウイルスの感染度」も焦りを生み,クリーチャーだけでも怖いのに,ウイルス感染の恐怖もあるのだから,たまらない。
前回のハンドガンに代わって登場したショットガンは,かなり頼もしい武器だ。ゾンビ程度の敵なら軽く吹っ飛ばせるため,爽快感はかなりのもので,「クリーチャーを本当に倒している」という感覚はさらに上昇した。
ただし,ハンドガンと同じくショットガンにも弾数制限があるので,残り弾数は常に気にしていなければならない。このあたりは,ゲーム「バイオハザード」と一緒で,プレイヤーにとっては「あるある」といった感じだろう。ところどころで弾丸を補充したり,グリーンハーブを使ってウイルス感染度を下げたりもできるので,ホッとする瞬間もある。緩急の付け方は,実にうまい。
さて,そんなこんなで実際にアトラクションに挑んだ筆者だったが,残念ながら生還することはできず,バッドエンドになってしまった。「生還率0.002%」という難度の高さは単なる宣伝文句ではなく,まったく本当の話なので,この手のアトラクションには自信があるという人は,ぜひ挑戦してみよう。「バイオハザード」ファンの心をくすぐる要素も数多く盛り込まれているので,生還できなくとも十分に楽しいはずだ。
バイオハザードシリーズプロデューサー
川田将央氏にミニインタビュー
――「バイオハザード・ザ・リアル2」を体験した感想を聞かせてください。
川田 将央氏(以下,川田氏):
――昨年の「バイオハザード・ザ・リアル」に比べてパワーアップした点はどこですか。
川田将央氏:
まず,クリーチャーとの遭遇率がすごく上がっています。どこから出てくるのかというドキドキ感は前回同様で,油断すると襲われるという緊張感が高くなっていると思います。
この手のアトラクションでは,クリーチャーが一定の距離以上には近づいてこないんじゃないかと思っている人もいるかもしれませんが,テストでプレイしたときは,すぐそばまで襲ってきたんです。そのため,ギリギリの怖さや切迫感が味わえると思いますよ。
さらに,ハンドガンに代わって今回はショットガンを使うところも大きな特徴になっています。「武器を持っている」ということをハンドガン以上に実感させてくれるので,敵にやられるだけでなく,逆襲できるというサバイバルホラーらしい側面も楽しめるようになっています。
前回実現されたものは,今回もしっかりと実現されていますし,例えば,気持ちの悪いリッカーをどのように見せればもっと怖くなるのだろうということを,スタッフの皆さんはすごく考えてくれているので,結果として,ビックリするような登場シーンが作れています。一つ一つのシチュエーションのクオリティは非常に高いですね。
――アトラクションの体験時間はどのくらいですか。
川田氏:
前回と比較すると,ほぼ倍になっていると思うのですが,次から次へといろいろなことが巻き起こるので,僕は短く感じました。ただ怖がりな方だと「先に進むのが怖い」「いつ終わるんだろう」というような,バイオハザードらしい恐怖の時間になるのではないでしょうか。
――「バイオハザード・ザ・リアル」は非常に人気の高いアトラクションですが,どのようなところが受け入れられていると思いますか?
川田氏:
私の主観も混じっていますが,「バイオハザード・ザ・リアル」は「バイオハザード」の一番大切な部分をアトラクション化してくれたと思っています。それは,逃げるだけではなく,クリーチャーに立ち向かっていくことができる,ということです。銃を使って仲間を助けることもできるので,ストレスを溜め込むだけではなく,発散できるのが大きな魅力だと思います。
――「バイオハザード」の新作タイトルが発表されましたが,詳細を教えてください。
川田氏:
先日,「バイオハザード HDリマスター」(PC/PS4/PS3/Xbox One/Xbox 360)というタイトルを発表させていただきました(関連記事)。本作は,第1作のリメイクをさらにリマスターしたものになります。単なる移植ではなく,現行のハードウェアに合わせて非常に細かな修正作業を行っています。とても特殊な作り方をしていたので,内々では「移植するのは不可能では?」と言われていましたが,皆様からの熱い要望に応えるため,今回実現させました。
グラフィックスだけではなく,音楽面でもソースファイルの見直しなどを行っていますので,非常にクオリティの高いリマスタータイトルになっていると思います。
――本日はどうもありがとうございました。
繰り返しになるが,「バイオハザード・ザ・リアル2」は2014年8月8日にユニバーサル・スタジオ・ジャパンでスタート。本物のバイバルホラーを体験したい人は,ぜひ足を運んでみよう。
「バイオハザード HDリマスター」公式サイト
USJ「バイオハザード・ザ・リアル2」公式サイト
(C)CAPCOM CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED.- 関連タイトル:
バイオハザード HDリマスター
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(C)CAPCOM CO., LTD. 1996, 2014 ALL RIGHTS RESERVED.
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