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瀕死の危機からカムバック。「Super Meat Boy Forever」が2018年のリリースを目指してPSX2017にプレイアブル展示
「Super Meat Boy」は,2010年にXbox Liveでリリースされるや否や,PCプラットフォームと合わせて100万本のセールスを記録するなど,インディーズゲーム界のシンデレラストーリーを体現した作品の1つだ。
もともとはアメリカのカリフォルニア州に住むゲームデザイナーのEdmund McMillen(エドムンド・マクミレン)氏と,ノースカロライナ州のプログラマーであるTommy Refenes(トミー・レフェネス)氏の共同プロジェクト“Team Meat”として発足。ゲーム開発が終了するまで顔を合わせないまま,“テレコミュニケーション”のみでゲームを作り上げたという,彼らの夢が詰め込まれたプロジェクトだった。
その続編となる「Super Meat Boy Forever」は2014年にモバイルゲームとして発表されたものの,その後「The Binding of Isaac」でさらに評価が高まったマクミレン氏のスケジュールが折り合わなくなり,Team Meatは解散することになる。
当然ながら,新作も頓挫していたと思われたが,レフェネス氏は新たに「Offspring Fling!」などの開発経験を持つ若手デザイナー,Kyle Pulver(カイル・パルヴァー)氏とタッグを組み,マルチプラットフォーム作品として息を吹き返したことが,今年9月に開催されたPAX Prime 2017でアナウンスされた。
「Super Meat Boy Forever」は,肉片でできている主人公“ミートボーイ”が,自分の身から滴り落ちる血で体を滑らせて高速移動し,壁ジャンプを繰り返して高所を駆け上がっていくという,スピーディなアクションが楽しめる2Dアクションゲームだ。
前作で彼女となった“バンデージガール”と結ばれ,“ナゲット”という名子供まで授かることになるのだが,その子供が“ドクターフィタス”によって誘拐されてしまったことで,ミートボーイもしくはバンデージガールを操作して,救出の旅に出るというストーリーになる。
新生Team Meatには,「UNDERTALE」でアーティストとして活動したTammie Chang(タミー・チャン)氏も加わり,前作のアートスタイルはそのままに,さらにメリハリの利いたグラフィックスになっている様子だ。前作のように壁には,ベタっと引っ掛かってから,ずり落ちていくようなギミックのほか,新たにミートボーイはパンチを,バンデージガールはキックを駆使して向かってくる敵と戦うなどの要素も追加されている。レフェネス氏らが敬愛する任天堂の宮本 茂氏へのオマージュも込められているのか,キノコ風のモンスターが登場していたのも面白い。
気になるところでは,プレイヤーの力量に合わせて自動的にレベルが構成されるというプロシージャルな技法が利用されている。スピーディなアクションに対応できないというゲーマーであっても,自動調整してくれるようになっていると思われる。多くのゲーマにとって,そのリリースを楽しみにしたい作品の1つだろう。
「Super Meat Boy Forever」公式サイト
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(C)2010 Team Meat
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(C)2010-2020 Team Meat. Super Meat Boy(R)is the registered trademark of Team Meat.