キャストたちの価値観が垣間見えたバラエティコーナーも。「夢100」ホールイベント「夏の終わりのNight Party」レポート

2019/09/27 18:51

　2019年9月14日，オリンパスホール八王子にて，ジークレストの女性向けパズルアプリ「夢王国と眠れる100人の王子様」（iOS / Android。以下，「夢100」）のイベント“夏の終わりのNight Party”が開催された。

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　本稿では，トークやゲームコーナー，朗読劇などが行われた昼公演の模様をお届けしよう。なお，昼公演の出演者は以下の9名だ。

出演者（50音順・敬称略）
阿部敦さん（ルーファス役）
伊藤健太郎さん（ヘラクレス役）
佐藤拓也さん（イヌイ，楓役）
新垣樽助さん（フロスト役）
立花慎之介さん（ギルバート役）
寺島惇太さん（イラ役）
鳥海浩輔さん（ハク，レイヴン役）
三浦祥朗さん（イザーク役）
山下大輝さん（チェシャ猫，ナビ役）

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　今回のステージセットは，イベント名の“ナイトパーティ”を思わせる，白を基調としたシックなものだ。開演時間になり，今回初登場となるルーファスとイザークからのメッセージが流れると，客席から歓声が上がる。続いて昼公演キャスト9名がステージに登壇すると，大きな拍手が送られた。

　そして，イベントMCである鳥海さんの進行でキャストたちから挨拶があり，「昼公演だけど“Night Party”ですから！」など，キャスト同士の和気あいあいとしたトークが繰り広げられ，会場は和やかなムードに。

オリジナル朗読劇（１）

出演：
ヘラクレス（伊藤さん），フロスト（新垣さん），チェシャ猫（山下さん），イヌイ（佐藤さん），ハク（鳥海さん）

　最初の朗読劇は，オリンパス（ホール）ならぬ「ようこそ！　オリンポスへ！」とのヘラクレス王子の挨拶からスタート。ヘラクレス王子は“パーティ”会場の準備について相談するため，ほかの王子たちを呼び出したようだ。姫や王子としての立場を忘れて，ただ楽しむためのパーティを開催すべく話し合う一同。何かと極端なアイデアを出す王子たちに，ハク王子は姫から聞いたという心理テストを出題する。

　最初の質問は「深い森の中を歩いていたら，目の前に塀が現れた。その塀の高さはどれくらいか？」というものだ。するとフロスト王子とイヌイ王子は，同時に「空を突き抜けるぐらい！」と回答。心理テストの答えは，なんと「プライドの高さ」らしい。「アリスに嫌われちゃうね～。かわいそう～」とからかうチェシャ猫だが，一方のヘラクレス王子は「ぴょいって飛び越えられる程度の高さ」を想像していたらしい。

　続く心理テストは，「ただ」という単語から続く文章を作るというものだ。フロスト王子は早速「ただもくもくと執務をこなす」と回答するが，答えは「1人でいる時の行動」だったらしい。これではプライドが高く面白みのない人物に……！　と悔しがるフロスト王子。その様子を見ているハク王子は，ほかにも姫に楽しんでもらえるような心理テストを探してみよう，と微笑むのだった。

キャスト全員参加の「良いセン行きまSHOW！」バラエティコーナー

　続いてはバラエティコーナーへ。ここでは，質問に対しキャストたちが“数字”で答え，真ん中の回答をした人がポイントをもらえるというルールだ。そして，答えた数字が一番少なかった人と多かった人でじゃんけんをし，負けたほうが罰ゲームを受ける。

　第１問は「『おじさん』とはズバリ何歳から？」というものだ。これには「自分たちにもかかわってくる！」と回答を悩むキャストたち。シンキングタイムののち，寺島さんが「50歳」，伊藤さんと新垣さんと佐藤さんが「40歳」，立花さんが「41歳」，阿部さんが「39歳」，山下さんと三浦さんが「30歳」と回答。

　真ん中の答えとなった伊藤さんと新垣さんと佐藤さんに30ポイントが与えられ，山下さんと三浦さん，寺島さんでじゃんけんをすることになった。なお，じゃんけんは「王子じゃんけん」という特殊なもので，グー・チョキ・パーでそれぞれ王子っぽいポーズを取らなければならない。
　そして結果は，寺島さんの負け。お題箱から引いた罰ゲームは「このコーナー中，語尾に『プリンス』とつける」というものだった。寺島さんは，「これは困ったプリンス！」と叫び，大きな笑いが上がっていた。

　続く第2問は，「『はした金』とは何円でしょう？」という質問だ。自分の感覚でも，ドラマや映画で見る悪役をイメージしてもOKとの鳥海さんのアドバイスを聞き，悩む一同。回答は，寺島さんが「9800円でプリンス」，伊藤さんが「10円」，新垣さんが「10万円」，佐藤さんが「1000円」，阿部さんが「350円」，三浦さんが「99円」，立花さんと山下さんが「1億円」だった。

　そして，真ん中の寺島さんと佐藤さんが30ポイントを獲得し，伊藤さんと山下さんと立花さんが王子じゃんけんで勝敗を決める。結果は伊藤さんが負けとなり，罰ゲームとなった。お題は「姫たちが“ナイトパーティ”を感じられるコールアンドレスポンスをする」という高度なものだ。
　しばし考えたのち，伊藤さんが「12時の鐘が鳴ったよ！」とコールし，姫たちが「おやすみ！」とレスポンスすることに。練習なしの本番一発勝負だったが，バッチリと決まっていた。

　ラストの問題は「じっくり煮込んだカレーとは，何時間以上煮込んだものをいう？」。これには，寺島さんと山下さんが「24時間」，伊藤さんが「12時間」，立花さんが「15時間」，新垣さんが「6時間」，佐藤さんが「36時間」，阿部さんが「1時間29分」，三浦さんが「8時間」と回答する。

　伊藤さんと立花さんが30ポイントをゲットし，阿部さんと佐藤さんのじゃんけん勝負で，佐藤さんが罰ゲームとなった。お題は「好きな女性の仕草を披露する」というものだったが，即興で阿部さんが彼氏役となり，夏祭りではぐれてしまったカップルを2人で熱演。迷子になった佐藤さん（たくや子）は，阿部さんから「もうはぐれるなよ」と言われ，「分かった」と可愛く阿部さんの服の裾をつまむポーズを見せ，大きな拍手と笑い声が上がった。

　3問を経て，優勝は佐藤さんと伊藤さんに決定！　この日に発表となった「夢100」とコラボを行う山梨県笛吹市から，八王子にちなみ，8本のワインが贈られた。

ルーファスとイザークのミニ朗読

　いくつかのインフォメーションののち，ルーファスとイザークを演じる阿部さんと三浦さんがステージに登場。ゲームではユメクイを使役する，王子とはちょっと立場が異なる2人のミニ朗読が行われた。ここでは，パーティなんて縁がないけど出席できて嬉しいと喜ぶルーファスと，照れてしまってなかなか姫をエスコートできないイザークの仲良しな兄弟ぶりが披露された。

　阿部さんと三浦さんはこの役で一緒に朗読をするのが初めてだったそうだが，息ピッタリの和やかなかけあいを聞かせてくれた。また，2人と同じくメインストーリー第２部に登場する新キャラクターのイヴァンとシリルについても，愛あるツッコミを交えつつ紹介していた。

オリジナル朗読劇（２）

出演：
ナビ（山下さん），ギルバート（立花さん），楓（佐藤さん），イラ（寺島さん），レイヴン（鳥海さん）

　ヘラクレス王子たちが整えてくれた素敵なパーティ会場に喜ぶナビたち。しかし，ただ楽しむことがなかなかできず，自分たちの世界に入り込んでしまうギルバート王子，イラ王子，そしてレイヴン王子。それぞれが生きてきた分，抱えているものも多いのではと語る楓王子だが，これでは姫様を困らせてしまう……と心配するナビを，楓王子が抱えあげる。

　「持ち上げないでください～～～～～～」と慌てるナビに，ぬいぐるみなんだから暴れないでと茶化す楓王子。するとナビは自分はぬいぐるみじゃないと絶叫する。しかし窓の外に目を向けると，満天の星空が広がっていて……。
　落ち込みかけていた３王子たちも，星空を眺めていると心が晴れてきたようだ。みんなでもう少しだけ星を眺めていよう，そして今夜は，思い出して笑顔になれるような楽しい時間にしよう，と誓い合うのだった――。

　イベントの終盤には，「夢100」の5周年記念イベントとして，2020年3月8日にホールイベントが行われることが発表された。今後の情報は，アプリや公式サイトなどで告知されるそうだ。

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　エンディングでは，本日のキャストから一言ずつ，集まった観客やファンに向けての感謝のメッセージが送られた。幕が下りたあとには，フロストと，この八王子が生まれ故郷だという伊藤さん演じるヘラクレスからの影ナレが流れ，バラエティコーナーで披露したコールアンドレスポンスも再現され，最後まで温かく和やかな雰囲気のなか，イベントは終了した。