連載
外出中でもモデラーになれる,スマホ向けバーチャル3Dモデルビルダー「MONZO」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第703回
スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。
そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。
時代を越えて今も昔も愛されるホビーである模型作りは,工具や塗料などの準備が必要ということもあり,自宅以外の場所で行うことは難しい。本日の連載で紹介する「Monzo」(iOS / Android)は,そんな模型作りをスマホやタブレットで手軽に楽しめ,塗装やデコレーションまでできるという新世代のホビーアプリだ。
iOS版「Monzo」ダウンロードページ
Android版「Monzo」ダウンロードページ
本作は模型作りという趣味そのものにフィーチャーしており,模型店に足を運び,ずらりと並ぶパッケージを眺めながら模型を探すところからスタートする。
ドアをくぐって模型店に入るムービーのあと店内でパッケージを選ぶという,ムダなまでのこだわりがモデラー心をくすぐる |
原稿執筆時点のラインナップは27種類で,自動車,戦車,モデルガンといったメジャーなものから,レオナルド・ダ・ヴィンチの発明品のような変わり種まで揃っている |
プレイヤーが最初に行うのは模型の組み立てだ。
パーツはすべて切り離し済みで,ニッパーで切り離したり,やすりをかけたりする手間は省略されている。画面右上に表示される説明書を見つつ,一覧の中から適切なパーツを選び,所定の位置までドラッグすればOKだ。
本作では,パーツを移動させるだけで組み立てができるので,実際の模型作りのようにテクニックを求められることはない。プラモデルというよりは,レゴブロックを組み立てる感覚に近いかもしれない。それでも,実際の模型作りのような「組み立てている」感はしっかりと味わえるのが不思議だ。
もちろん,モデルを組み立てるだけでなく,パーツを塗装したりステッカーを貼ったりといったカスタマイズもできる。実際の模型作りではテクニックが求められ時間もかかる塗装やデコレーションが一瞬で終わり,塗り直し&貼り直しを納得がいくまで何度でも気兼ねなく楽しめるのが素晴らしい。
また,モデルごとに5つまで「ビルド」を保存できたり,分解してイチから組み立て直したりといったことができる楽しみ方ができる点も嬉しいところだ。
「MONZO」を実際にプレイしてみると,模型作りの手順は簡略化されていても,その魅力の芯は損なわれていないことが分かるはずだ。子供の頃にプラモデル作りにハマっていた人は,この面白さをぜひ体験してみてほしい。
なお,追加の模型はもちろんだが,塗料やステッカーなどにこだわり出すと財布の紐がゆるみがちになってしまうので,くれぐれもご利用は計画的に。
著者紹介:カイゼルちくわ
ゲーム攻略記事を中心に活動するフリーライター。ゲーセンに寝泊まりしたいくらいのシューティング&ガンシューティング好きだが,家に帰ればパソコンのFPS(ファーストパーソンシューティング)も遊びたがる。アクションゲームとかわいいキャラにも目がない。
「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」記事一覧
キーワード
(C) 2014 copyright by MADFINGER Games
(C) 2014 copyright by MADFINGER Games