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「アイドルクロニクル」「ウィズローグ −ラビリンス オブ ウィザードリィ−」など新たな4タイトルが発表されたタイトー発表会をレポート
本稿では,「アイドルクロニクル」(iOS / Android),「ウィズローグ −ラビリンス オブ ウィザードリィ−」(iOS / Android),「バブルンマーチ」(iOS / Android),「アルカノイドVSスペースインベーダー(仮称)」(iOS / Android)という最新タイトルが紹介された発表会の模様をお届けする。
加えて,「我々はアーケードゲームもモバイルゲームも作っていきますが,基本的には両者の垣根を越えて,いかに面白い体験を作っていくかを第一に開発を進めています」と,同社の方針を語った。
アイドルたちをカスタマイズして“見せびらかす”「アイドルクロニクル」
川島氏にかわってタイトーの郷田 努氏が登壇し,スマートフォン向け育成シミュレーションゲーム「アイドルクロニクル」に関するプレゼンテーションを行った。「アイドル見せびらかしゲーム」というジャンル名が付けられた「アイドルクロニクル」は,プレイヤーが里見陽奈,松平ユリア,京極瑠璃という3人のアイドルのマネージャーとなり,彼女達のために仕事を取ってくるなどして奮闘するという内容だ。
彼女達が歌う楽曲は「NARUTO-ナルト-疾風伝」「ログ・ホライズン」「美少女戦士セーラームーンCrystal」といったアニメの音楽を手がけるTeam-MAXが,振り付けは,女性アイドル達をプロデュースする芸能事務所のアークジュエルが,それぞれ担当する。
ライブシーンでは,3人が歌って踊る様子が3Dグラフィックスで表現される。流れる曲に合わせてタイミング良く画面をタッチする,いわゆるリズムゲームの形式で進行していく。また,3人の能力値が上がっていくことにより,同じ楽曲でもダンスが進化していくという,ゲームならではの演出も用意されている。なお,誰でも遊べるよう難度は低めに設定するとのこと。
3人のステージ衣装はかなり細かくカスタマイズできる。トップス,ボトムス,シューズ,ヘア(髪型),ヘッド,フェイス,バック(背中飾り)などを好きなように組み合わせられ,その組み合わせ数は1100万通りを越えるという。また,衣装は毎月新しいものが追加されるとのことだ。
カスタマイズのポイントとしては,その姿がライブシーンに反映されるだけでなく,自分がプレイしたライブシーンを,本作のポータルサイトへ動画として投稿し,他のプレイヤーに披露することも可能となっている。
プレイを続けているとマネージャー(プレイヤー)とアイドル達の親密度が上昇し,「スペシャルストーリー」が見られるようになる。このスペシャルストーリーはフルボイスとなっているので,アイドル達の声がたくさん聞けるはずだ。
会場に用意された試遊機でライブシーンを実際にプレイしてみた。音楽に合わせて,丸いカーソルが画面の奥から手前に向けて近づいてくる。画面左右には青い線で区切られたスペースがあるのだが,カーソルがここに達した際,タイミングを合わせてタッチすると得点になる。
青い線で区切られたスペースが,ライブシーンを観賞するのに邪魔にならないよう配慮されている点や,3人のアイドルによる迫力あるライブシーンが印象的だった。
配信時期はAndroid版が2014年12月25日,iPhone/iPad版が2015年1月頃となっており,公式サイトでは,すでに事前登録受付がスタートしている。事前登録が完了すると「SRサンタ帽子(緑)」が,事前登録者数が3万人,5万人,10万人に到達するごとにそれぞれ「SRサンタブーツ(緑)」「SRサンタスカート(緑)」「SRサンタトップス(緑)」が特典として追加される。
また,11月24日23:00にはニコニコ生放送にて公式放送が行われ,キャストの発表などが行われるとのことだ。
「アイドルクロニクル」事前登録ページ
名作「ウィザードリィ」に「ローグ」のエッセンスを加えた「ウィズローグ −ラビリンス オブ ウィザードリィ−」
続いて,「ウィズローグ −ラビリンス オブ ウィザードリィ−(以下ウィズローグ)」のプレゼンテーションが,同作のディレクターである前田明彦氏によって行われた。
1981年に発表されたRPG「ウィザードリィ」に,「ローグ」(「風来のシレン」「チョコボの不思議なダンジョン」などのベースとなった作品)のエッセンスを加えたのが今回のウィズローグ。シリーズの商標権を取得しているGMOゲームポットの許諾を受けた正式なシリーズ最新作だ。
本作は,「戦士」「盗賊」「侍」など,ウィザードリィでお馴染みの職業に就いた6人のキャラクターでパーティを編成し,地形がランダムで生成される迷宮で,三人称視点&ターン制というローグ風ルールの下で冒険を繰り広げるという,両作品の特徴的な部分を取り入れたゲームデザインとなっている。
コンセプトビジュアルは,イラストレーターの末弥 純氏が担当。氏が描くイラストのダークな雰囲気をそのままに,フィギュアっぽく立体化されたモンスターやキャラクター達が画面上に登場する。
こちらも試遊機が用意されており,一足先に迷宮へ潜ることができた。6人パーティがひとかたまりとなって迷宮を進んでいく姿だけでなく,迷宮内で拾ったアイテムが「?薬」など不確定だったり,レベル別に魔法の使用回数が決められていたりと,ウィザードリィ的な要素がふんだんに盛り込まれていた。
ゲームの進行は,プレイヤー側が1回行動した後にモンスター側も1回行動するという,いわゆるローグ形式。戦闘の際は相手をタッチすることで通常攻撃を行う。敵味方がパーティを組んでいるにも関わらず,軽快に進むゲームテンポは好印象だった。
ちなみに,ゲーム開始時に「ダイヤモンドの騎士」が贈られる事前登録の受付が行われているので,気になる人は早めに登録を済ませておこう。
プレゼンテーションの最後には,前田氏より,ウィズローグのアーケード展開が検討中であるとのアナウンスも行われた。どのような形になるのかは明かされなかったが,続報を楽しみにしておこう。
「ウィズローグ −ラビリンス オブ ウィザードリィ−」事前登録ページ
フリック一つで大連鎖!パズルボブルシリーズ最新作「バブルンマーチ」
画面上に配置されている色とりどりのバブルをフリックでスライドさせ,同じ色のバブルを縦,横,L字に並べて消していく,というのが本作の基本ルールだ。お供の「ミニルン」を連れていくと,「バブルを多く消してくれる」「スーパーボムを出してくれる」などさまざまな手助けをしてくれる。
バブルンが冒険するおとぎの国には「赤ずきん」や「シンデレラ」といったキャラクターが登場するが,ストーリーは古典的なおとぎ話とは少し違ったものになっているとのこと。
こちらも試遊機があり,実際にプレイすることができた。連続でバブルを消す,いわゆる「連鎖」の楽しさがフィーチャーされているというだけあり,フリック操作だけで次々とバブルが消えていくのはなかなか爽快。絵本風のビジュアルも印象的で,シンプルなルールと相まって,普段はあまりゲームをプレイしない人でも楽しめそうな仕上がりとなっていた。
本作の配信は,Android版が2014年11月末,iOS版が今冬にAmebaで配信される予定だ。事前登録の受付も行われており,登録者には20万コインと事前登録限定の着ぐるみアバターがプレゼントされる。
「バブルンマーチ」事前登録ページ
「アルカノイド」と「スペースインベーダー」が奇跡の対決!最後に紹介された新作は「アルカノイドVSスペースインベーダー(仮称)」だ
本作はインベーダーの攻撃をバウス(ラケット)で反射する「インベーダーフェーズ」と,ブロック崩しのようにしてインベーダーを倒す「アルカノイドフェーズ」を繰り返すことで進行していく。
インベーダーフェーズでは,自機がバウスになり,インベーダーの弾を跳ね返していく。こちらから弾を撃つのではなく,飛んできた弾を跳ね返し,インベーダーに弾を当てて倒していく,というイメージだ。弾がエナジーエリア(自機の後ろ側)に到達すると「エナジーゲージ」が減少し,ゼロになるとゲームオーバー。うまく敵弾を跳ね返せると「チャージゲージ」が蓄積されていき,これがMAXになるとアルカノイドフェーズに移行する。
アルカノイドフェーズでは,エナジーボールが出現し,それをインベーダーに当てて倒すブロック崩しのような遊びが楽しめる。フェーズ中はインベーダーの動きが止まっているため,一気に殲滅するチャンスとなるが,ボールを落とすか,少しずつ減少するチャージゲージがゼロになると終了だ。
インベーダーフェーズでは,扇形に弾を撃ってくるインベーダーがいるなど,単に“ブロック崩しのブロックをインベーダーに置き換えた”だけではない工夫が凝らされていた。また,アルカノイドフェーズでは,インベーダーの動きが止まるうえ,ボールがインベーダーを貫通するなど,一方的な攻撃が可能なボーナスタイムといった感じで,メリハリのある内容となっていた。
また,指の動きに合わせてバウスが移動するスワイプ操作だけでなく,触れた場所に瞬間移動するタッチ操作にも対応している。スワイプ操作で細かい調整を行い,スワイプ操作では間に合わない場合はタッチ操作を使うなど,状況に応じた使い分けが重要になりそうだ。
“アルカノイドとスペースインベーダーの融合”と聞いて最初は驚いたが,実際にプレイしてみるとスペースインベーダーとアルカノイドの要素がうまくマッチしており,サービス開始が楽しみに感じられる出来映えとなっていた。
配信時期は,Android版 ,iOS版ともに今冬が予定されている。他のタイトルとは違い,現時点では事前登録などのキャンペーンは行われていない。
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- 関連タイトル:
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