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[CES 2015] NVIDIA,CES 2015で次世代SoC「Tegra X1」を発表。モバイルでも1TFLOPSの時代に
Tegra X1は,現行のTegra K1に続くARMベースのNVIDIA製アプリケーションプロセッサである。
Tegra X1の最大の特徴は,統合されるGPUコアにMaxwellアーキテクチャを採用した点だ。MaxwellアーキテクチャはCUDAコア×128基からなるMaxwell Streaming Multiprocessor(以下,SMM)を基本単位としているが,Tegra X1に統合されるGPUではSMM×2基,つまり256基のCUDAコアを持つという。
現行のTegra K1は192基のCUDAコアで構成されていたので、CUDAコア数では1.3倍以上の規模となる。電力効率に優れるMaxwellアーキテクチャの採用で高性能かつ低消費電力が実現できるとしている。実際,イベントではUnreal Engine 4のElemental DemoがTegra X1で動作する様子が披露され,さらに単精度浮動小数点演算性能は1TFLOPSに達することがアピールされていた。
もう一つの特徴は,CPUコアとして8基の64bitのプロセッサコアが集積されているとされている点だ。イベントではTegra K1で採用実績がる自社開発の「Denverプロセッサコア」かどうかは明らかにされていない。詳細はイベント終了後にお伝えしたい。
なお,ベンチマークテスト結果などを加えた詳報を掲載したので,そちらも参照してほしい。
[CES 2015]次世代SoC「Tegra X1」のグラフィックス性能は現行Tegra K1の1.5〜2倍に。NVIDIAによるデモの詳報をレポート
Tegra X1 製品情報ページ(英語)
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