企画記事
「Dragon's Dogma Online」シーズン2がいよいよスタート。サービスインからこれまでのアップデートを振り返り,今後の展開をまとめて紹介しよう
シーズン2では謎めいたキャラクター,そして新たなる敵「侵食魔」が続々登場
ここからはシーズン2の概要を紹介していこう。新たな冒険の舞台となるのは,シーズン1の終焉から約半年後のレスタニア。覚者達は,ある夜,嵐とともに現れた異形の魔物「侵食魔」と戦うことになる。
ストーリーには記憶喪失の女戦士・セシリーをはじめ,彼女の命を狙う黒騎士,新大陸から来た男・ロイグが登場。また,シーズン1では白翼覚者隊の統率としてストーリーの中心にいたレオは,神殿から姿を消しているという新たな展開となっている。
セシリー(CV:雨宮 天) 主人公(プレイヤー)が助けた記憶喪失の女戦士。主人公を絶海の島へ飛ばすという不思議な力を持っているが,その由来や用途は覚えていない。失われた記憶を取り戻すべく,主人公達と行動をともにする |
エリオット(CV:花江夏樹) 主人公の参謀を自認する若い覚者。根拠のない自信に支えられており,ほかの覚者隊のメンバーを見下している |
ロイグ(CV:関 智一) 新大陸から何らかの理由でレスタニアにやって来た謎の男。セシリーとは面識があり,その出自を知っているらしい。今はレオの保護下にある |
ガルドリン(CV:江口拓也) 言葉も行動も乱暴な覚者隊のトラブルメーカーだが,実は人情に厚い。頑健な肉体を持つが,とくに鍛えたわけではないらしい。賭け事が大好き |
リズ(CV:たなか久美) 出戻り覚者。長くあてのない旅に出ていたが,あるとき他人の厚意に甘えてばかりいたことに気づき,一念発起して神殿に戻って覚者としての活動を再開した |
レオ(CV:山寺宏一) かつて白翼覚者隊の統率と呼ばれ,覚者の取りまとめ役を務めていた人物。白竜の後継者に最も近いと考えられていたが,なぜか神殿から姿を消した |
黒騎士(CV:三宅健太) 嵐の夜以降,レスタニア各地で姿が見られるようになった謎の騎士。侵食魔に影響を与えていると考えられている。なぜセシリーの命を狙っているのかは,分からない |
シーズン2で新たに登場するエリア「魔赤島」は,レスタニアに吹き荒れた嵐のあとに発見された島で,島の上空に不気味な赤い歪みを伴なっているのが特徴だ。その歪みを通って魔物がやって来ると考えられている。
また,島のいたる所では,何かに蝕まれたような様子が見受けられる。
魔赤島のダンジョンは,これまでのものとは異なるギミックが仕掛けられている。たとえばダンジョン内の「危険区域」に入るためには,特定のダンジョンで入手した素材から作成した鍵が必要となる。
そうしたダンジョンは侵食魔の巣窟となっており,彼らとのバトルは避けられない。覚者は,侵食魔が放出する胞子に長く触れ続けていると「侵食」の状態異常になり,徐々に動きが鈍くなっていく。そして,最終的には行動不能に陥ってしまう。
「侵食」は回復系アイテムでも治せるが,同じパーティーの覚者がタッチして治すことも可能だ。ただしタッチで状態異常を治す場合は,完治するまで少し時間がかかるため,周りの安全を確保してから行うといった配慮が必要となる。
大型の侵食魔は,時間の経過に伴って侵食が進行し,「侵食核」が増えていく。侵食核は最大3本まで増え,数が多いほど強力な攻撃を放つようになる。
大型侵食魔討伐の第1ステップは,胞子の放出を止めることだ。大型侵食魔をのけぞらせると胞子の放出が止むため,遠距離アタッカーの攻撃が非常に有効となる。
胞子の放出が止まったら,今度は侵食核を破壊しやすい近接アタッカーの出番だ。すべての侵食核を破壊すると,大型侵食魔がダウンするので,大ダメージを与えるチャンスとなる。
すなわち,大型侵食魔を討伐するには,このようなパーティー内での連携が大きなポイントとなるのだ。
また,新ミッションとしては,エクストリームミッション「歪みの執行人」とグランドミッション「目覚めし闇の魔物」が登場する。
エクストリームミッションは,大型侵食魔「スカージ」の討伐が目的だ。スカージは体力が一定量減るごとに,覚者のパーティーの中から2人を別エリアに転移させてしまう。転移させられた覚者は,転移先のエリアに出現する多数の敵を倒さないと元のエリアに戻れないため,残されたパーティーはスカージ討伐が困難になるというわけである。
一方のグランドミッションは,ワイトの軍団を殲滅することが目的だ。ワイトは一定時間が経過すると魔物を召喚するため,素早く倒すことが重要になるだろう。召喚される魔物には,大型侵食魔なども含まれており,覚者達は最終的にワイトが復活させた「カースドラゴン」と戦うことになるのだ。
これらのミッションをクリアすると,報酬としてシーズン2.0の最強装備「真・白竜防具」や最強武器の生産素材が手に入る。この装備は基本性能が高いうえに,気絶耐性を持っているので,ぜひ手に入れたいところだ。
シーズン2にて新たに実装されるシステムとリファイン要素
シーズン2の新システムとしては,「戦技の継承」が大きなトピックと言えるだろう。これは,白竜にブラッドオーブを捧げることで,新たなアビリティやカスタムスキルを習得できるというものだ。
また,新たに「覚者の自室」が設けられる。これは,その名のとおり覚者それぞれにに与えられるマイルームのことで,保管ボックスとは別に用意された「格納チェスト」にアイテムを収納したり,クラフトで制作した家具を配置したりできる。「パートナーポーン」に設定したメインポーンと一緒に寝たり,お風呂に入ったりすることも可能だ。
なお,お風呂は見た目が楽しいだけでなく,一定時間,スタミナやヒットポイントの上限をアップするという実用的な効果もある。
パートナーポーンとの絆を深めると,ポーンの能力を高める覚者専用アビリティが手に入るところもチェックしておきたい。
【友体】 | パーティー内のポーンの最大体力が増加。レベルアップ時に最大体力がより増加 |
【友活】 | パーティー内のポーンの最大スタミナが増加。レベルアップ時に最大スタミナがより増加 |
【友攻】 | パーティー内のポーンの筋力が増加。レベルアップ時に筋力がより増加 |
【友魔】 | パーティー内のポーンの魔力が増加。レベルアップ時に魔力がより増加 |
【友防】 | パーティー内のポーンの物理防御力が増加。レベルアップ時に物理防御力がより増加 |
【友護】 | パーティー内のポーンの魔法防御力が増加。レベルアップ時に魔法防御力がより増加 |
覚者の部屋には,「鍛錬の小部屋」も用意される。この部屋では,カスタムスキルの試し打ちなどができるので,新たな戦術を組み立てたりするにはうってつけだ。
そのほか,新要素「鑑定ジュエリー」が登場。これは,神殿内のNPCグレゴリーに鑑定してもらうと付属アビリティが判明するジュエリーのことで,なかにはレアなアビリティを持つものもあるという。
主なリファイン要素としては,新たな転移スポット「辺境の礎」の設置が挙げられる。辺境の礎は,直接触れるか,そのエリアのランクを11に上げることで開放されていく。
さらに,1ロビーにつき100人までだった入場制限が大きく緩和され,シーズン2からは1ロビーに1000人以上が入れるようになった。ロビーが満員なために,パーティー/クランのメンバーと合流できないような事態は避けられるようになりそうだ。
バトルのバランス調整も施され,エネミーの行動パターンが変わったり,ポーンがより適切な行動を取るようになったりと,より快適かつ爽快に楽しめるようになっているとのこと。こちらもチェックしておきたいポイントだ。
シーズン2のアップデートに合わせて,シーズン1のメインクエストをスピーディに進められるような調整も施されている。具体的には,メインクエストのクリアによる取得経験値と報酬がアップし,レベリングや装備購入が容易になる。加えて,メインクエスト進行に伴う各エリアランクの条件や,メインクエストに出現するエネミーの強さも調整された。
さらにジョブ選択も,ゲームを進めて順次アンロックしていく形ではなく,ゲームの序盤で9つのジョブすべてを選択できるようになる。各ジョブのカスタムスキルやアビリティの性能も調整されており,この点においても相当遊びやすくなったようだ。
シーズン2は現役覚者だけでなく休眠覚者や新米覚者も注目の内容
とくに,DDONに興味はあるけれども,今から始めるのは出遅れが気になる……と躊躇していた人が新規にゲームを始めるには,絶好の機会と言っていいだろう。
最後に,シーズン2の気になるポイントをディレクターの木下研人氏に尋ねてみたので,その回答を掲載する。こちらにも目を通して,来るべき新たな戦いに向けて気持ちを高めておこう。
■質問1
記憶喪失のセシリー,謎の男ロイグ,離反したレオ,黒騎士と気になるNPCが多いのですが,差し支えない範囲でストーリーの見どころを教えてください。
木下氏:
覚者レオとともに悪しき錬金術師の野望を打ち砕き,ひと時の平和が訪れてから約半年,レスタニアに新たな脅威が迫ります。
レスタニア沖合に突如出現した新エリア「魔赤島」。「侵食魔」と呼ばれる魔物の登場。謎の女性「セシリー」との出会い。
さまざまな事態が取り巻く中,主人公は,神殿を去ってしまったレオの代わりに,覚者小隊の隊長となり事態の調査に臨みます。
これまではレオに引っ張られるいち覚者として物語を進めてきましたが,シーズン2からは部隊を率い,「頼られる側」として物語を進めていくことになります。
セシリーを守る果てに,大きな展開が待っています。さらに広がっていくDDONの世界をぜひ楽しんでください。
■質問2
新エクストリームミッション,新グランドミッションの対象レベルや難度を教えてください。
木下氏:
新エクストリームミッションは,魔赤島の一角で「スカージ」と呼ばれる知性の高い侵食魔のボスと闘うコンテンツです。
Lv65推奨/装備アイテムの平均IR(アイテムランク)22以上で挑めるコンテンツとなります。
スカージは魔法攻撃や魔物召喚,特殊な礎を利用したプレイヤーの遠方転送など,さまざまな技を使ってきます。挑戦しがいのある新モンスターなので,ぜひチャレンジしていただきたいです。
新グランドミッションは,ボルド大坑道で「カースドラゴン」と呼ばれる腐敗したドラゴンと闘うコンテンツです。
Lv65推奨/装備アイテムの平均IR(アイテムランク)フリーで挑めるコンテンツとなります。
ボルド大坑道では,5体のワイトがカースドラゴンの復活を目論み,儀式を行っています。道中ではワイト4体の儀式を中断し,最奥のワイトとカースドラゴンを撃退します。8人で行動するのか,パーティーを複数に分けるのか,戦力の編成を考えるのも攻略要素の一つになっています。
■質問3
覚者の自室やパートナーポーンの意図や狙いを教えてください。
木下氏:
ポーンとのコミュニケーションを楽しむ場と機会を,もっと増やしたいと思っていました。同時に,オンラインゲームとしてハウジング系の要素も導入したいと考えていたので,両立できるように覚者の自室とパートナーポーンを組み合わせました。
ゲーム内のコンテンツ分布としては,アクションに比重を置くものが多かったのですが,自分のペースでゲームの世界観やストーリーを進めていきたい方にも,十分楽しんでもらえるコンテンツとなれば幸いです。
「Dragon's Dogma Online」シーズン2.0 プレビューサイト
- 関連タイトル:
Dragon’s Dogma Online
- 関連タイトル:
Dragon’s Dogma Online
- 関連タイトル:
Dragon’s Dogma Online
- この記事のURL:
キーワード
(C)CAPCOM CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED.
(C)CAPCOM CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED.
(C)CAPCOM CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED.