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印刷2015/06/19 16:33

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[E3 2015]高品位なグラフィックスと遊びやすさが魅力のゾンビシューター「UNKILLED」を,MADFINGER Gamesブースでプレイ

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 スマートフォン向けのアクションゲーム「Dead Trigger」シリーズで知られるチェコのMADFINGER Gamesは,2015年夏に配信予定の新作「UNKILLED」(iPhone / iPad / Android)をE3 2015にプレイアブル出展していた。

 UNKILLEDは,わらわらと襲ってくるゾンビどもを倒していくというゾンビシューターで,ゲームエンジン「Unity」のファーストパーティーとして,技術アピールという役割も担っているそうだ。第一印象では,その役目を十分に果たしているなと思うくらい,爆発の火花や濡れた路面の反射など,グラフィックスのレベルは非常に高い。

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Marek Rabas氏(写真中央,CEO,MADFINGER Games)
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 ブースで話を聞いたMADFINGER GamesのCEO,Marek Rabas氏によれば,ゲームはほぼ完成しており,現在はブラッシュアップの段階にあるとのこと。しかも,ここまで作るのに6か月しかかかっていないという。MADFINGER Gamesはスタッフが14人しかいないスタジオであることを考えると,チェコすげえ。

 舞台となるのはニューヨークで,ゾンビウイルスによりゾンビが大発生している状況だという。主人公は,民間軍事会社に勤めるJoeで,ゾンビウイルスが世界中に広がる前に,なぜこんな事件が起きたのかの理由を突き止めなければならない……と,ストーリーはなかなか複雑。
 左スライドで移動し,右スライドで照準を付ける。引き金を引く必要はなく,照準がターゲットに合えば,自動で攻撃するというあたりは,世界的な人気を獲得した前作「Dead Trigger 2」(PC / Mac / iPhone / Android)と同様だ。

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 グラフィックスの向上など,さまざまな部分が前作に比べてパワーアップしているが,Rabas氏によると,最大の違いは前作が自由度を重視したオープンワールドだったのに対して,今回はストーリーを重視した作りになっていることだという。
 プレイヤーは,1つ1つのミッションをこなすことでストーリーを進めていくわけだが,ミッションには,所定区域のゾンビを一掃する単純なものから,アイテムを集めるもの,そして狙撃でゾンビを倒して動けない生存者を助けるものなど,いろいろなタイプが用意されているとのことで,飽きずに続けられるという印象だ。

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 自動攻撃ではFPSっぽくないのではないかと最初は思っていたが,実際にプレイしてみると,これで正解かもしれない。なにしろ大量のゾンビが次から次に湧いて出てくるため照準を付けるのだけでも精一杯になり,十分に撃ちまくっている感覚になるのだ。移動しながらの射撃も楽で,スマートフォンにはこの操作法が向いているような気がした。1ミッションも短時間でけりが付くので,つい,次のミッション,そして次のミッションと熱中してしまうほど。
 もっとも,本作には,こうしたミッションが実に300(メインミッションが100,サブミッションが200とのこと)も用意されているので,いくらプレイを続けても,簡単には終わらない。

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 50種類用意された銃器は,「弾丸」「バレル」「マズル」の3つのカテゴリーについてアップグレードが可能で,アップグレードには,ゲームをプレイすることで貯まるゲーム内マネーか,リアルマネーが必要になる。
 ちなみに,Dead Trigger 2と同様に――というか,欧米のスマートフォンタイトルに共通する仕様かもしれないが――アップグレードが完了するまでは,一定の時間経過が必要だ。

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 さて,Rabas氏に,なぜ今回もゾンビシューターをテーマに選んだのかと聞いたところ,「ゾンビは撃ち返してこないので,FPSを作りやすい」という答えが返ってきた。そういえばそうだ。それに「Dead Trigger 2をリリースしてから,そろそろ2年になるので,新しいゾンビゲームが欲しくなった」とも述べていた。
 ブラッシュアップは順調に進んでおり,「毎日毎日,目に見えて良くなっている」(Rabas氏)とのこと。60fpsで動きながら高品位なグラフィックスと,滑らかに動くゾンビという技術力の高さに加えて,遊びやすさが魅力となるUNKILLED。ヒットとなった前作,前々作に引き続き,今回も多くのプレイヤーを集めそうだ。2015年夏の配信開始を楽しみにしたい。

ブースではタブレット端末のほかに(左),NVIDIAのAndroid TVデバイス「SHIELD」を大型ディスプレイにつないでのデモも行われていた(右)
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UNKILLED 公式Webサイト(英語)

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