AMD，日本限定GPU「Radeon R7 360E」を正式発表。PCI Express補助電源が不要な省電力がウリ

　2015年12月11日，AMDの日本法人である日本AMDは，日本限定のGPUである「Radeon R7 360E」を発表した。比較的負荷の軽いゲームを快適にプレイしたいという要望が日本では強いため，それに応えた製品であるとのことだ。
　「Tobago」コアの「Radeon R7 360」だと，GPUクロックは最大1050MHz，メモリクロック6000MHz相当，公称典型消費電力が100Wだったのに対して，Radeon R7 360Eはクロックそのままに公称典型消費電力が75Wに下がっており，結果として補助電源コネクタによる給電なしに動作するようになっているのがポイント。Radeon R7 360と同じTobagoコアを採用しているのであれば，より低消費電力で動作する特別版ということになりそうである。

　なお，Radeon R7 360Eを搭載するグラフィックスカードは，玄人志向から「RD-R7-360E-E2GB-JP」として発表済みで，12月中旬発売の予定（関連記事）。税別のメーカー想定売価は1万1980円前後なので，単純計算した税込価格は1万2938円となる。

Radeon R7 360Eを搭載するRD-R7-360E-E2GB-JP

玄人志向 製品情報ページ

AMD 日本語公式Webサイト

日本AMD株式会社（以下、日本AMD）は、日本限定のグラフィックスカードとして「Radeon R7 360E」を発表しました。「Radeon R7 360E」は、玄人志向の「RD-R7-360E-E2GB-JP」に搭載され、2015年12月中旬からの出荷開始を予定しています。

日本では比較的負荷の軽いオンラインゲームの人気が高いため、ゲーマーはパフォーマンスよりも気軽で快適なゲーミングを重視する傾向にあります。AMDはこのような日本特有の需要に対応するため、このたび日本限定モデルとなる「Radeon R7 360E」を投入し、ミドルクラスのグラフィックボードに新たな選択肢を提供します。

「Radeon R7 360E」は、「Radeon 300シリーズ」初の補助電源不要モデルとしてビデオカードの消費電力を75Wまで抑制し、古い世代のパソコンなど幅広い機種での使用を可能にします。また、同クラスの製品では比較的リーズナブルな価格設定で最新の出力ポートやオンラインゲームに十分な優れた描写性能を備えています。

本製品に関する詳細については、こちらをご参照ください。

店頭想定価格
11,980円（税別）

出荷開始日
2015年12月中旬予定

主な製品仕様

型番	RD-R7-360E-E2GB-JP
JAN	4988755026598
GPU	Radeon R7 360E
コアクロック	1060MHz
メモリクロック	6000MHz(128bit)
ビデオメモリ	2GB(GDDR5)
出力	DisplayPort：1，HDMI：1，DVI-I：1
バス	PCI Express 3.0(x16)
冷却	空冷ファン
サポート	DirectX 12