PC版「Fallout 4」向け大型MOD「Fallout: London」が2024年4月23日に配信。2237年のロンドンを舞台にしたオリジナルストーリーが展開

　アマチュアMOD制作チームTeam FALON（旧Fallout London Team）は，開発中のPC版「Fallout 4」向け大型MOD「Fallout: London」の正式リリース日が，2024年4月23日に決定したことをアナウンスする最新トレイラーを公開した。


　2017年から有志たちによって開発が進められてきたFallout: Londonは，Fallout 4よりも50年前，「Fallout」と「Fallout 2」の中間あたりとなる2237年のロンドンが舞台だ。この時代のロンドンには，核シェルターを建設するVault-Tecは進出しておらず，デスクローやケンタウロス，スーパーミュータントたちは存在していない。また，アメリカよりも銃規制が厳しいため，メレーアクションが重視されるなど，オリジナル作品のゲームシステムを尊重しつつ，イギリスらしい設定が随所に散りばめられるという。


　Fallout: Londonでは，ブロムリーやカムデン，シティ・オブ・ロンドン，さらにはグリニッチ，ウェストミンスターなど15地域が描かれる。ファクションには，強権政治でロンドンを牛耳るGentry，民兵集団のTommies，旧勢力を駆逐して新たな帝国を築こうとしている5th Columnなど7つが存在しており，53種のメインクエスト，35種のサイドクエスト，そして25種のファクションクエストが用意されるなど，大きな規模に膨れ上がっている。


　現時点でFallout: Londonがどのようにダウンロードできるのか，英語以外のローカライズは行われる予定があるのかは公表されていない。ただし，新しい主人公やロケーションとなるため，Fallout 4の新しいセーブデータを作ってプレイしていく必要があるようだ。

　非公式MODなので無料でリリースされることになると思われるが，Team FALONはサブスクリプションサービスPatreon（リンク。英語）で個人スポンサーを募っている。彼らが血と汗を注いだプロジェクトをサポートしたい人は，チェックしておくといいだろう。

「Fallout 4」公式サイト