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[gamescom]一般向けでは初となるプレイアブル展示が行われた,「DARK SOULS III」のインプレッションをお届け
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印刷2015/08/08 11:31

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[gamescom]一般向けでは初となるプレイアブル展示が行われた,「DARK SOULS III」のインプレッションをお届け

 ドイツ・ケルンで開催されているgamescom 2015のバンダイナムコエンターテインメントブースで,フロム・ソフトウェアが2016年初頭の発売を予定しているアクションゲーム「DARK SOULS III」PC / PS4 / Xbox One)の,プレイアブル展示が行われていた。

 おそらく世界初となる一般向けの試遊になるためか,一般公開日は当然のように長蛇の列ができていた。列の最後尾からは,試遊台のあるバンダイナムコエンターテインメントのブースがやたら小さく見えるという状況で,それなりの料金を払って会場に入り,15分の試遊のために数時間も並ぶのだから,ドイツにおける「DARK SOULS III」の注目度は非常に高いといえそうだ。

手前の白いTシャツの人が列の最後尾。奥のブースにたどりつくには,3時間以上かかるはずだ
画像集 No.001のサムネイル画像 / [gamescom]一般向けでは初となるプレイアブル展示が行われた,「DARK SOULS III」のインプレッションをお届け

 そんな長い行列の末にたどり着いたブースで,ゲームの鬼のような難度,そして「ドイツ語版」という壁に思わず泣き崩れた筆者だったが,そのあと,ビジネスエリアでもう一度プレイする機会を得た。こちらもとくに説明などはなく,試遊台でメディアおよび関係者が自由にプレイするというスタイルだったが,嬉しいことにこちらは英語版。なお試遊機はPCで,操作はコントローラで行うという感じだ。
 なお,ブース/ビジネスエリアとも,撮影は禁止されていたため,本稿ではgamescomの開催に合わせて公開された画像を再掲している。

画像集 No.002のサムネイル画像 / [gamescom]一般向けでは初となるプレイアブル展示が行われた,「DARK SOULS III」のインプレッションをお届け

 というわけで,まずはキャラクター選択だが,これはWandering Knight(放浪の騎士)か,Northern Warrior(北の戦士)のどちらかを選ぶというものだ。ただ,スロットは4つあったので,製品版では増える可能性もある。とりあえず筆者は,放浪の騎士を選んだ。
 ゲームは,「Wall of Lodeleth」(ロデリスの壁)という,荒れ果ててしまった城からスタートする。城の雰囲気は,gamescomに合わせて公開されたムービー(関連記事)からも分かるように,暗鬱で荒涼としており,枯れ木に人が刺さっていたりなど,かなり不気味だ。環境音のようなBGMもその雰囲気を高めてくれる。すぐ手前にあったBonfire(篝火)に火を付けたり,あたりの木箱をぶっ壊したりしたあと,さっそく出発だ。
 デモ版では,出現地点から左と右に半壊した階段があったので,まずは右に行くことにした。そこには青白い顔の亡者達がおり,なんか一心不乱に祈っているなと思ったところへ,2匹の犬のミイラみたいな敵が現れ,同時に屋根の上にも敵が出現して,火矢を放ってきた。

画像集 No.010のサムネイル画像 / [gamescom]一般向けでは初となるプレイアブル展示が行われた,「DARK SOULS III」のインプレッションをお届け

 いきなりクライマックスだが,ガードを使って攻撃をしのぎつつ,ついでにEstus Flask(エスト瓶 )をラッパ飲みしてなんとか倒した。実を言うと筆者は,その難度が高いらしいということは知っていたものの「DARK SOULS」シリーズは初体験。なんか,意外にあっさり倒せたので,オレって意外とイケてるかも,と思ったものの,次に現れた敵の振るった巨大斧の一撃で即死した。やはり私はあまりイケていなかったようだ。しかも,こちらはもう死んでいるというのに,さらにガシガシと追撃してくるところが恐ろしい。そんなに念を入れなくても。

画像集 No.004のサムネイル画像 / [gamescom]一般向けでは初となるプレイアブル展示が行われた,「DARK SOULS III」のインプレッションをお届け

 ユーザーインタフェースは前作と同様で,画面上部にHPやスタミナが,左下に装備アイコンが,そして右下にはソウルの数が表示されるというものだ。ただし,これはあくまで開発バージョンの話なので,変更もあるだろう。
 ともあれ,何度挑戦してもあの巨大斧に勝てないため,ルートを変えて今度は左の階段を下ってみることに。こちら側では亡者のほかに,ランタンのようなものをぶら下げた敵が待ち構えていたのだが,これは何度かリトライしているうちに倒すことができた。
 そして倉庫のような暗い部屋に入り,梯子を下って外に出ると,新たに大きな盾を持った敵が出現した。これが厄介なことに,剣で攻撃しても敵の盾にボコンと弾かれて不発になるため,攻撃が効かない。そこで,いつの間にか手に入れていたGreat Sword(グレートソード)に切り替えてみたが,結果は同じだった……さようなら。

画像集 No.005のサムネイル画像 / [gamescom]一般向けでは初となるプレイアブル展示が行われた,「DARK SOULS III」のインプレッションをお届け

 しかし,たとえ殺されても装備は残る。そこで,軽くひらめいた筆者はグレートソードをかついだまま,再び右の道を選び,先般の巨大斧に挑んでみたところ,今回は何とか勝てた。
 「DARK SOULS」シリーズファンは,何をいまさらと思うかもしれないが,まさに「死んで覚える」とはこのこと。理不尽な難度に思えても,タイミングを覚え,工夫をすることでどうにか勝てるようにできており,うまくいったときの達成感は非常に高い。いい歳して,思わず「やった!」と声が出てしまったほどで,これは病みつきになりそうだ。まあ,死にまくったけど。というあたりで,試遊は終了した。
 こんなに序盤で終わっているのは自分だけかもしれないと周囲を見回したが,ほとんどの人が似たような状況だったので,一安心だ。

画像集 No.003のサムネイル画像 / [gamescom]一般向けでは初となるプレイアブル展示が行われた,「DARK SOULS III」のインプレッションをお届け

 西洋のハイファンタジーに比べても遜色のない設定と,不気味を超えて芸術的な雰囲気さえある敵キャラクターのデザイン,そして何より,まさに重い剣を振り回しているような剣戟アクションが一体となって,ゲームに挑戦することをやめられなくしている印象の「DARK SOULS III」。発売までさらにさまざまな情報が出てくるはずなので,続報を楽しみにしたい。

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