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印刷2015/09/17 12:00

プレイレポート

[TGS 2015]「DARK SOULS III」試遊レポート。新たな仕様や演出が加わるだけでなく,これまで以上に洞察力やマネジメント能力が問われる内容に

画像集 No.003のサムネイル画像 / [TGS 2015]「DARK SOULS III」試遊レポート。新たな仕様や演出が加わるだけでなく,これまで以上に洞察力やマネジメント能力が問われる内容に
 東京ゲームショウ2015のプレイステーションブースにて,フロム・ソフトウェアが2016年3月24日に発売を予定している「DARK SOULS III」のPS4版がプレイアブル出展されている。これは,東京ゲームショウに先駆け2015年9月12日に行われたイベント「DARK SOULS III 先行体験 ジャパン・プレミア」で体験できたものと同じ内容だ。この試遊レポートをお届けしよう。

 今回のプレイアブルバージョンでは,あらかじめ4体のキャラクターが用意されており,その中からいずれか1体を選択してプレイすることとなる。
 各キャラクターの概要を紹介していくと,「放浪の騎士」は,「ロングソード」と「カイトシールド」(中盾)を装備した,オーソドックスでオールラウンドなタイプだ。「北の戦士」は「バトルアクス」と「ラウンドシールド」(中盾),「スモールシールド」(小盾)を装備しており,近接攻撃を得意とする。「白の伝令」は「メイス」と「ガーディアンシールド」(中盾)を装備した僧兵で,「タリスマン」を使って奇跡のスキルを発動できるのが特徴だ。そして「魔術学院の刑吏」は,「スピア」と「ターゲットシールド」(小盾)を装備した魔術師で,「魔術師の杖」を使って魔法スキルを発動できる。

放浪の騎士
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北の戦士
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白の伝令
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 また本作では,「戦技」と呼ばれる特殊アクションが武器種それぞれに用意されている。これは右手に装備した武器を両手持ちに切り替え,かつ[L2]ボタンを押すと発動するもので,たとえばロングソードなどの「直剣」であれば[L2]ボタンを押し続けると「構え」状態となり,盾を使った敵の防御を崩す攻撃などを繰り出せる。
 そのほかの武器種も[L2]ボタンを押すと,バトルアクスなら一定時間攻撃力上昇,魔術師の杖なら一定時間魔法攻撃力上昇,タリスマンなら敵の攻撃に怯むことなく奇跡を発動できるといった効果を得られる。
 ちなみに左手に中盾を装備している場合は,[L2]ボタンですぐに右手武器の戦技を発動でき,小盾の場合は敵の攻撃をパリィ(受け流し)できる。

 さらに今回のプレイアブルバージョンでは,プレイ中に「グレートソード」と「不死隊のシミター」を拾えるようになっており,装備すればそれぞれ特大剣と曲剣の戦技を使用可能だ。特大剣は[L2]ボタンを押すと「踏み込み」状態となり,敵のかち上げなどが可能だ。また曲剣は[L2]ボタンで回転し,周囲にいる複数の敵を切りつけられる。

グレートソード
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特大剣の戦技は,グレートソードを振り上げて敵を空中にかち上げる豪快な技だ
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 なお魔法と戦技は,小盾のパリィ以外,「魔法/戦技ゲージ」を消費して発動する。このゲージは篝火で休息するか,アイテム「エストの灰瓶」を使用すると回復できる。ゲージがゼロの状態でも戦技を発動することは可能だが,効果は大幅に減少してしまう。したがってプレイ中は,どのタイミングで魔法または戦技を使うかを常に考えながら行動しなければならないというわけである。

 実際のプレイ内容については,ゲームの性質上,詳細に記すとネタバレになってしまうため概要に留めておくが,プレイヤーの死角に配置された亡者,強力な騎士との対決,ブレスで周囲を焼き付くすドラゴンとの対面といった,「DARK SOULS」シリーズならではの特徴的なシチュエーションが続々と登場する。

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 油断していると,いつの間にか複数の亡者に囲まれていたり,騎士とのバトルに集中していたら隠れていた亡者に背後から襲われたりといった「アレ? こいつらどこにいやがった?」と思わせられる部分や,亡者達が密集している狭い通路をどうやって通り抜けるか思案させられる部分もそのままだ。

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 一方,プレイヤーのアクションは軽快で,ローリングによる回避などは思い通りに操作できる印象を受けた。全般的に,アクションに伴うストレスが軽減され,そのぶん限りある魔法/戦技ゲージやアイテムをどこで消費すべきかというマネジメントの部分,あるいは亡者や騎士が複数いる場所でいかにして1vs.1の状況を作りだし,有利に進めるかといった策を考えさせられる部分が強化されているように感じられた。

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 その上で今回のプレイアブルバージョンには,騎士がプレイヤー同様に戦技を繰り出してきたり,あるいはプレスカンファレンスで披露された,内部から亡者の身体を食い破って登場する異形の化け物の姿を見られたりといった,シリーズ3作めとしての新たな演出も用意されている。
 それらの集大成となるのが,最後に待ち受けるボス「冷たい谷の踊り子」とのバトルだ。限られた試遊時間の中でここまでたどり着くのは困難だが,巨大な体躯のボスがゆっくりと踊るように炎に包まれた剣で攻撃してくるという,これまでにない独特のモーションやアクションを確認できるので,会場でぜひ体験してほしい。

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