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元祖TCG「マジック:ザ・ギャザリング」をスマホで遊ぼう。iOS「マジック・デュエルズ」のインプレッションを掲載
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印刷2015/08/08 12:00

プレイレポート

元祖TCG「マジック:ザ・ギャザリング」をスマホで遊ぼう。iOS「マジック・デュエルズ」のインプレッションを掲載

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 トレーディングカードゲームの元祖として知られる「マジック:ザ・ギャザリング」をiOS端末向けにデジタル化した「マジック・デュエルズ」が,2015年7月8日からApp Storeで配信されている。料金形態は基本プレイ無料(アプリ内課金あり)となっており,友達やAIとの対戦プレイはもちろん,プレインズウォーカー5人の物語を描いたキャンペーンも楽しめる,ボリューム満点のスマホ向けTCGである。

 本稿では,そんなマジック・デュエルズのプレイインプレッションをお伝えしていこう。

1人で遊べるオフラインモード,1対1や2対2が楽しめるオンラインモードが搭載されている。なお本作は,全コンテンツ(カードを含む)がゲームプレイを通じてアンロックできるとされている
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「マジック・デュエルズ」公式サイト

「マジック・デュエルズ」ダウンロードページ


 まずは,マジック:ザ・ギャザリング(通称マジック)というトレーディングカードゲームについて簡単に説明しておこう。マジックは,1993年にウィザーズ・オブ・ザ・コースト社が発売した世界初のトレーディングカードゲーム。驚異的な人気を博してさまざまな国の言語に対応し,1995年には日本訳版が発売された。
 その人気は今なお衰えることはなく,多額の賞金を用意した大会が世界各国で活発に行われ,2005年の「世界選手権」では日本人が初めて世界王者に輝いている。


初期投資ゼロで始められるスマホ向けTCG


 トレーディングカードゲームを始めるには,デッキが必要になる。そのための購入資金を用意するというのは至極当たり前のことだが,デジタル版の本作はアプリをダウンロードするだけで,すぐにマジックの世界に飛び込めるのだ。
 もちろん,ルールを覚えるためのチュートリアルも用意されているので,そういう意味でもハードルはかなり低くなっている。マジックに,ひいてはトレーディングカードゲームに興味はあったが,なかなか腰を上げられなかったという人にとって,本作は打ってつけのタイトルと言える。

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 新たなカードを購入し,マイデッキに入れるかどうかを吟味するというのもトレーディングカードゲームのだいご味だが,「カードパックの購入費用が結構かかるのでは」と心配する人も多いかもしれない。本作のカードパックはアプリ内課金を利用して手に入れられるが,ゲーム内通貨「コイン」(対戦やデイリークエストなどでもらえる)を使っても購入できるので,そこは安心してほしい。

コインは対戦や,指定されたクエストをクリアすることで集められる
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組んだデッキの強さを確かめたいなら,オフラインのAI対戦がオススメ
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プレインズウォーカー5人の物語を描いたストーリーモード


 ストーリーモードでは主人公の物語を追いかけながら,マジックのルールを学ぶことができる。進展に応じてコインがもらえるので,ゲームを開始したらまずストーリーモードを進めるといいだろう。

チュートリアルの解説にはナレーションがついており,かなり丁寧に教えてくれる。トレーディングカードゲーム自体が初めてという人でもすぐにルールを理解できるだろう
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 主人公達はもともと人間やエルフといった,マジックの世界では普遍的な種族なのだが,“プレインズウォーカー”という存在に覚醒することになる。
 彼らはカードとして,表面にプレインズウォーカーに覚醒する前の姿,裏面にプレインズウォーカーに覚醒した姿が描かれる形で表現されており,プレイヤーがそれを手札として使って,AIとの対戦を勝ち抜いていくことになる。

 マジックは5つの色を持つマナ(資源)を使って戦うのが特徴のTCGで,主人公はそれぞれの色に対応している。各色の主人公はカードとしてどういった使い方ができるのかを紹介しておこう。

回復やダメージ軽減といった能力に長けた「白」のギデオンは,敵の攻撃を引きつけたり,無敵の状態になって敵に攻撃したりでき,非常に扱いやすいカードだ
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マジックのルールの一つに,対戦相手のデッキを使い切らせれば勝利というものがある。狡猾という言葉がぴったりな「青」のジェイスは,その能力で相手のデッキを減らし,勝利に貢献する
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死や狂気を象徴する「黒」のリリアナは,戦闘で倒されたりなどして墓地におちたクリーチャーを復活させるという能力を持つ
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火や混沌を表し,非常に攻撃的な「赤」のチャンドラは,クリーチャーやプレイヤーに直接ダメージを与えることに特化した能力を持つ
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大地や生命といった自然を象徴する「緑」のニッサは,“土地”のコントロールに長けており,リソースをすばやく集められるのが特徴だ
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オリジナルのデッキを簡単に作れる


 デッキの構築方法は,1枚1枚をじっくり吟味して選ぶ「デッキビルダー」モードと,CPUのサポートを受けられる「デッキ・ウィザード」モードの2種類がある。ゲームに慣れないうちは後者のモードでデッキを構築し,実戦を経ながら少しずつ自分好みのデッキへと仕上げていくというのがおすすめだ。

デッキウィザードではまず大まかにデッキの方向性を決めることになる
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すると,デッキに入れるべきカードが候補として提示される
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候補のカードから,これだと思ったものをデッキに加えていこう
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候補から一定の枚数を加えたら次のステップへ
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デッキの中身によってCPUが自動的に土地カードを選んでくれる
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最後に,デッキの見た目を決めたら完成だ
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新たなカードを手に入れるとコレクションに登録され,その所持枚数が表示される
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改善点を見受けられるが,デジタル化による恩恵はデカい


 筆者はiPhon6を使ってプレイしてみたが,あえて苦言を呈するとしたら,対戦テンポの悪さと,発熱の2点を挙げる。対戦テンポについては1ターン1ターンの流れが遅く,1試合にわりと時間がかかること。発熱については1試合が終わる頃にはiPhone 6本体を持っているのが辛いほど熱くなったことが,それぞれ気になったのだ。今後のアップデートなどでの改善に期待したいところである。

 とはいえ,デジタル化されたことでデッキの管理や編集も行いやすいので,ちょっとした時間でも場所を選ばずにデッキを構成し,さらにそのまま対戦で試してみたりできる。加えて先述のとおり,本作はリアルマネーを使わなくても楽しめるスマホ向けTCGだ。一度試しに遊んでみる価値は大いにある。

 なお,10月には新たなセット「戦乱のゼンディカー」の発売が控えており,その登場によってこれまで鉄板とされてきた戦術は大きく変わるだろう。新たな戦術を考案する楽しみが尽きないマジックの世界に,本作を通じて一度は飛び込んでみてほしい。

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