連載
B級品だって履いてもらいたい。Android向けランニングアクション「ズボンクロニクル」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第894回
スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。
本日の連載で紹介する「ズボンクロニクル」は,あるジーパンの運命を描いたランニングアクションゲームだ。
「ズボンクロニクル」ダウンロードページ
20XX年のアパレル業界では,人件費などのコスト削減を目指し,縫製に知能マイクロチップ入りの刺繍糸を使うことで,服のロボット化が進められていた。どんな人に購入されて,どんな着こなしをしてくれるのか。縫製が済んだばかりの工場で思いを馳せるジーパンだったが,なんと製造工程でのキズが認められ,B級品の烙印を押されてしまった。このままでは市場に出回ることができない。かくしてジーパンは,工場からの脱出を目指すのであった。
工場からの脱出を阻もうと,ジーパンの行く先には敵やトラップが待ち構えている。プレイヤーはタップでジャンプ,ジャンプ中のタップで2段ジャンプをすることで,それらを回避しながら先を目指そう。敵キャラは上から踏みつければ倒すことができ,その反動を利用してジャンプをすることも可能だ。
各ステージはゴールまでたどり着くことができればクリアとなるが,ボスステージではボスキャラとの一騎打ちとなる。ボスキャラはさまざまな攻撃を仕掛けてくるが,投げつけてくるリッパーだけはキャッチして投げ返すことが可能だ。リッパーによって一定以上のダメージを与えれば,ボスステージはクリアとなる。
ステージ間はストーリーシーンとなっており,主人公のジーパンをはじめ,彼に憧れる短パンや博識のスラックスなど,個性豊かなズボン達の織り成す物語が描かれる。
ズボンとして生産されたはずが,消費者に履いてもらうことが許されない悲しき存在。時代に許されなかった悲しき運命と,それにあらがおうと懸命にもがく彼らのクロニクルを,ぜひ見届けてほしい。
著者紹介:げっつ☆先生
ゲーム系フリーライター兼イラストレーターでマンガ描き。ゲーセンに入り浸るか家でゲームをやるかアニメを見るかで悩む毎日だが,隙あらば魔女っ子にも思いを馳せる。ゲーム音楽が大好きすぎ。
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