このゲームの読者の評価
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リアルなゾンビサバイバルにどこまで順応できるかが焦点 60 - 投稿者:チョークスリーパー(男性/40代)
- 投稿日:2015/10/31
- 良い点
- 本作はWiiUで発売された「ゾンビU」の他機種用バージョンで、WiiUゲームパッドのモニターを使ったアクションを画面モードの切り替えに置き換え、PS4用DL専売ゲームとして発表したもの。メーカーのUbiソフトのいいところは、発売から数年経ったゲームは1/3くらいの価格に下げてくれるところ。もちろんこのゲームもその恩恵にあずかっている。ここは他メーカーもぜひとも見習っていただきたい。
このゲームの特徴は従来の、というか殆どのゾンビゲームやFPSではかなり無視されてきた持ち歩ける物資量の現実や、銃のリロードの際カートリッジに残った弾薬も廃棄される、といった部分をリアルにつきつめた点にあり、ゾンビサバイバルの極地の一本といえる(これと正反対なのがゾンビパラダイスなデッドライジング)。
とはいえこれでも完全なリアリズムとは言い難いが、ある程度のゲーム性を考えれば仕方ないか。
良い点はまさにこのリアル性につき、思いのほかしぶとく数もいるゾンビに対し、持てる物資が少なくわりとあっさり死ぬプレイヤーキャラでどう立ち回るか、よく思考して行動するプレイを求められる。常にヒリヒリした感覚を味わいたいマゾいプレイヤーや、頭脳派のプレイヤー向きのゲームである。 - 悪い点
- 悪い点もこのリアル性にあり、よくあるFPSやゾンビゲームの感覚でプレイすると、プレイヤーも武器も弱くてすぐに死ぬ。この作品のゾンビはショットガン以外でのヘッドショットでは一発で死んでくれない上に、手に入る弾薬も少なくリロードも遅いので、手間取っているうちに発砲音を聞きつけてわらわらと増援が沸くなどザラだからだ。
こういった無数のゾンビに対抗するため、マップ上には抜け道が配置されていたりするのだが、暗がりが多いうえにFPSという視界の狭さがそれを気づきにくくしているのは痛い。
またWiiU版では完全日本語吹き替えだったのだが、この他機種版ではせっかく収録したその音声が使われておらず、すべて字幕である。恐怖で悠長に字幕を読んでいられない状況も時々あるので、この辺は手落ちと言うほかはない。
ほかには手持ちに同じ弾薬が複数あった場合、リロード時に多い方から消費されていくという無駄な仕様はどうにかならなかったのか……。
WiiUゲームパッドに特化したアクションが普通の画面モード切り換えになってしまった点は……まあこれは仕方ないか。 - 総評
- リアルなゾンビゲーを求めていた人には高評価であろうが、もう少しゲーム性の強い作品を求めていた人にはシビアに感じざるを得ない、というまさしく人を選ぶゲーム。
殺されると新たなプレイヤーキャラが登場してスタート地点からやりなおし、死んだ前のPCから物資を奪い取る、というコンセプトは面白いが、FPSなのでせっかく変わった外見をほとんど見る機会がない点は、このコンセプトを潰しているような気もする。
たださすがにメーカーがUbiだけによく出来ているし、価格も2500円(WiiU版の原価は7100円)なので、合わなかったとしてもダメージは低いかもしれない。 - プレイ時間
- 20〜40時間
グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム 4 3 3 4 3
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