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マフィア梶田の二次元が来い!:第292回「映画館で暮らしたいマブでラヴな青春おじさん」
いやぁ……とっても充実した1日でしたよ。できるなら,毎日でもやりたい。いっそ映画館に住んでしまいたい。家でのんびりとDVDやBDを観るのも悪くないのですが,映画館ならではの臨場感と一体感は作品の面白さを何倍にも引き上げますから。みなさんも,「これ面白そうだな」と思った作品があればぜひ映画館まで足を運んでいただければと!
4GamerSPチャンネルにて好評配信中の「マフィア梶田のYouTuber始めました(仮)」。直近の更新では,セガゲームスが配信中の「戦の海賊」(iOS / Android)の告知を賭けて,声優の山下まみさんと,黒ヒゲ危機一髪やタイムアタックなどで対決しました。初めての女性ゲストとということで,華やかな回になっているので,ぜひチェックしてみてください。
「戦の海賊」ダウンロードページ
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そして,「シュヴァルツェスマーケン」の舞台となっているのは「マブラヴ オルタネイティヴ」本編の18年前。1983年のヨーロッパでBETAと戦っている東ドイツ陸軍第666戦術機中隊“黒の宣告(シュヴァルツェスマーケン)”が主役となっています。本編以前の話ですし,物語として独立しているので予備知識がなくとも楽しめるということですね。
まぁ,実は俺がまさしくそういった視聴者のひとりでして。「マブラヴ」シリーズ,プレイしたことがありませんでした。同じようなスピンオフ作品で,2012年にアニメ化された「マブラヴ オルタネイティヴ トータル・イクリプス」も観ていたのですが,本編のゲームにはどうも手を付けるタイミングがなかったんですよね。世界観的には俺の好みにドンピシャな作品ですし,各所で情報を集めながら「いつか,いつかは」と思っていたんです。
……で,嬉しいことに今年1月21日にPlayStation Vita版の「マブラヴ」と「マブラヴ オルタネイティヴ」が発売されたんですわ。「このタイミングしかない!」と思い,ついに購入しました! というわけで現在,睡眠時間を削りながら1作目にあたる「マブラヴ」をプレイしております。
ただ,これまた複雑な話になるんですが……1作目の「マブラヴ」って「EXTRA」編と「UNLIMITED」編という,2つの大きく異なる世界観に分かれているんですよ。簡単に言うとEXTRA編がBETAとの戦争なんかとは無縁の超王道の学園ラブコメで,EXTRA編において特定条件を満たせばプレイ可能になるUNLIMITED編が,「マブラヴ オルタネイティヴ」に繋がる世界の話になっています。じゃあ,いわゆる「スターシステム」的な,登場人物が共通なだけでそれぞれまったく関係のないストーリーなのかといえば,そういうわけでもないらしく……。まぁ,つまり,これ以上の説明はまだまだゲームを始めたばかりの自分には荷が重いということです。
ちなみに,プレイ状況を報告しますと1周目で純夏ルートをクリア,2周目で尊人と遭難し,3周目で彩峰ルート,4周目で委員長ルート,現在は5周目でたまルートを攻略中です。冥夜ルートは本作において重要な立ち位置っぽいので,あえて後回しにしました。すべてEXTRA編の話で,UNLIMITED編にはまだ突入していません。開放条件も,いまだに分かってません。
とりあえずここまでプレイしての感想としては,本当にベッタベタの学園ラブコメだなと。なにせ10年以上も昔のゲームですし,率直に言えば,今プレイすると「古臭さ」を感じるところも多々あるかと。
しかしながら,勘違いしないでほしいのは,決して「つまらない」わけではないということです。シナリオのレベルは高く,とても丁寧に“定番”を描いている。例えるならば,最高の食材と手腕で作り上げた「牛丼」のようなもの。昨今はベタを脱しようと変化球に走ったコンテンツにばかり触れているものですから,むしろ新鮮にすら感じられて「ああ,こういうのもやっぱりいいな」としみじみ思いました。
なかでも,普段はちゃらんぽらんな主人公である「白銀 武」がシリアスなシーンでは心に響くセリフを言ったりするのがグッドですね。やはりギャルゲーの主人公たるもの,こういうギャップは大事だと思います。ちっとばかし言っていることが青臭くて,スレた大人の目線からすると気恥ずかしくなったりもするのですが,それもまた“青春”を感じられてとてもイイ。
というわけで,まとめると「すんごい楽しんでいる」ということです。この先,EXTRA編をコンプリートしてUNLIMITED編を遊び始めたらどうなっちゃうんだろうと,ワクワクしています。
いやぁ,でも10年ですよ10年。これだけ時間が経っていたら,俺と同じように「知っているけどプレイしていない」読者もやはりいるんじゃないでしょうか? そういう人は,Vita版。やるなら今しかねぇですよ。大人はなにかと忙しいものですが,こんな風に思い切って新しくコンテンツを追いかけ始めるというのは,日々の生活にハリが出ていいもんですよ。「俺,いまオタクやってるなぁ〜」って感じですわ。
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(C)SEGA/published by Mynet Games Inc.
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