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ソロでキャラクターを育成するもよし,同盟に入って仲間と協力して戦うもよしな,ベクターの新作ブラウザゲーム「ヘクサウォーズ」テストプレイレポート
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印刷2015/12/17 13:26

プレイレポート

ソロでキャラクターを育成するもよし,同盟に入って仲間と協力して戦うもよしな,ベクターの新作ブラウザゲーム「ヘクサウォーズ」テストプレイレポート

画像集 No.018のサムネイル画像 / ソロでキャラクターを育成するもよし,同盟に入って仲間と協力して戦うもよしな,ベクターの新作ブラウザゲーム「ヘクサウォーズ」テストプレイレポート
 ベクターの新作ブラウザゲーム「ヘクサウォーズ」は,2015年12月14日よりオープンβテストを開始した。問題がなければそのまま正式サービスへと移行する見込みだ。
 本作は,自分の領地を自由に育てて資源を確保し,配下のキャラクター達をバトルへ投入する本格的なヘックス(六角形)マップを使ったシミュレーションゲームだ。プレイヤーは一国一城の領主として,領地の経営とキャラクターの育成を行いつつバトルでの勝利を目指す。腰を据えてじっくりプレイするのに適したタイトルだが,ブラウザゲームということでバトル部分をオートで進行することも可能なので,“ながら”プレイでちまちま進めていくような遊び方にも適している。
 基本的なゲームデザインは,村ゲーの要素にターン制の本格的な戦術シミュレーションバトルを組み合わせた感じのシステムで,クラシカルなゲーム性のなかに,新作タイトルらしいキレイなビジュアルと膨大なコンテンツが用意されているのが特徴だ。
 今回は一般公開に先んじてテストプレイをすることができたので,ゲームシステムを中心にどんなゲームなのかを紹介していこう。

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育成したキャラクター達が活躍するターン制のバトル


 ゲームをスタートすると分かると思うが,本作は三国志の世界観をモチーフにしたタイトルだ。あえてタイトルに“三国志”という言葉を入れなかったことから分かるように,ゲームの推しはシステム部分であり,三国志に詳しくなくとも十分に楽しめるだろう。キャラクターの絵も今風のアニメ調のものが混じっていたりするので,自分のお気に入りの武将を見つけてもらいたい。

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 実際のプレイは,最初にチュートリアルが始まり,ここでバトル部分の動き方を覚えることになる。なんとなくボタンを押していくだけでも進行してしまうが,この手のゲームをプレイしたことがない人でなければ飛ばしてしまっても問題はないだろう。チュートリアル後は,何をするのも自由になるが,「任務」に沿ってプレイしていくと資源やアイテムが入手できてお得だ。

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 バトルは自分と敵が交互に行動するターン制で,一つのユニットには指揮官キャラクターのほかに最大2人まで副将をつけられる。ユニットには槍兵/盾兵/投石車/弓手/騎兵/妖術師といった兵種があり,騎兵は移動力が高いが森に侵入できないなどそれぞれ特徴がある。兵種自体はキャラクターごとに自由に切り替えることが可能だが,所持するスキルが兵種固定のケースもあるので,キャラクターの運用する兵種はある程度決まってくるだろう。

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 各ターンごとに移動と攻撃を繰り返し,標的の撃破や敵を全滅させるなど,マップごとに提示される成功条件を満たすようにユニットを動かしていく。攻撃の決め手になるのは,強力なスキル攻撃で,例えば火計なら,炎を付けてその地点にいる敵(もしくは味方)に持続的にダメージを与えられる。マップには天候や風向も設定されていて,ターンが進むと変化することもあるので,状況判断はきっちり行いたい。例えば大ダメージを期待できる落雷は天候が雨のときにしか使えないほか,風向きで火計の延焼範囲は変わってくる。
 スキルの使用には「策力」を消費するため,常時使い続けることはできないので,戦局を左右するようなここぞという場面で使っていきたい。ちなみに,妖術師は策力が高く設定されていて,妖術師の適正が高いキャラクターはぜひとも戦場に連れていきたいところだ。

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 バトルの攻略法としては,やはりユニットをある程度まとめて移動させ,接敵したら,各個撃破して敵の数を減らし,反撃される回数を減らすことだろう。射程の短い槍兵や盾兵を前方に出し,弓手や投石車で後方から支援できるような陣形を組んで進軍すると効率がよい。ただ,マップ内のNPCを守るようなクリア条件の場合,ゆっくり進軍していては間に合わない場合もあるので,そのときは足の速い騎兵だけを先行させることも必要になるだろう。

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 バトルのバランスとしては,最初のうちは敵が弱くオートでもサクサク進行していける。まずはオートで進められるだけ進めてみて,勝てない敵が出てきたら,手動で攻略するか,キャラクターを強化して再挑戦するといった流れになるだろうか。
 個人的には,キャラクターの強化手段が数多く用意されたタイトルでもあるので,極限までキャラクターを強くしてオートで戦わせる育成シミュレーションRPG風な遊び方が楽しそうに感じた。主人公がいないゲームではあるが,手塩に掛けて育てたキャラクターが主役級に活躍する姿は見ているだけで痛快なのだ。

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拠点を強化して足場を作り,戦乱渦巻く大陸へと進出していこう


 戦乱の渦巻く大陸で生き抜くには,確固たる拠点を築くことが大事だ。
 拠点はいわゆる村ゲーの要領で,各種資源が徴収できる建物を建築/レベルアップさせて資源を確保していく。施設のレベルアップには時間が掛かるので,ゲームにログインしたらまずは拠点をチェックして徴収および建物のレベルアップを行い,そのあとで外に目を向けてバトルに赴く流れになるだろう。ちなみに,本作の拠点は初期段階からかなり広大になっていて,相当数の建物を設置できる。草木のような装飾専用の建造物もあるので,見た目にこだわって自分だけのオリジナルな拠点を作るのも一興だ。

最初は閑散とした拠点だが,建物をレベルアップしていくと大都市に発展する
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 拠点から一歩外に出てみると,ほかのプレイヤーの拠点も配置された,いかにも戦乱の世といった風景を目にすることになる。プレイヤーは自分の拠点を中心に,隣接する土地を攻めて,そこでバトルに勝利すると自分の領地とできる。領地はプレイヤーレベルと同数だけどんどん増やしていくことが可能だが,増えるごとに出現する敵が強くなってくるので,数多くの領地を手に入れたい場合は配下のキャラクターの育成は必須だ。周囲を囲めば内側の領地も自分のものにできるというルールもうまく活用していこう。全体マップ上のアイコンは,その資源をより多く入手できる場所を示しているので,ライバルのプレイヤーよりも先にその場所を占拠したいところだ。

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 なお,ほかのプレイヤーの領地を攻撃して切り崩すことも可能となっている。さらに,テストプレイ時はサーバー内で一人プレイをするという特殊な状況だったために詳しく仕様までは確認はできなかったのだが,ほかのプレイヤーの拠点まで攻め入ることができるようだ。そのため,ほかのプレイヤーと「同盟」を組んで協力することは不可欠となるだろう。
 同盟に入ると単に仲間ができるというだけでなく,マップ上の資源マスを同盟員で共有できるというシステム的なこと,別の同盟員からの反撃を警戒して拠点が襲われにくくなる,といったメリットがある。また,同盟員のトータル領地数に応じて,自分達の国を立ち上げることができるのも面白いところだ。最終的には,国同士の大規模な戦争というスケールの大きい戦いが勃発するのだろう。

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ソロでも遊べるコンテンツも豊富に用意されている


 ここからは用意されたコンテンツを見ていこう。
 ソロで楽しめるストーリーモードは,マップを一つずつクリアしていくモードで,マップごとに異なる勝利条件が設定されているのが特徴だ。マップの途中でイベントが発生することもあり,変化する状況にいかに迅速に対応できるかが攻略のカギとなる。三国志がモチーフということで,黄巾の乱から始まる戦乱を追体験するような形で物語は進むが,味方のキャラクターは年代に関係なく出撃させることができる。

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 ストーリーモードとは別の「関破」というものもあり,こちらは何度も通って報酬の「将魂」などといった各種アイテムを集めていくことになる。将魂は一定数集めると,対応する武将を配下とすることができたり,武将技を上げたりすることができる。

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 次々と出現する敵をひたすら倒していき,その倒した数によって報酬がもらえる「防衛」では,味方のキャラクターを複数出撃させられるので総合力が試される。敵のユニットを倒すとすぐに別のユニットが出現してくるので,休むことなく戦闘が続く長丁場のモードとなる。基本的にはオートで戦わせることになるだろうか。

迎撃戦のフォールドは狭く,火計の飛び火で戦場がカオスなことになることも少なくない
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 領地を増やしたりストーリーモードを進めたりするためには,キャラクターを強化していく必要がある。キャラクターは,専用のアイテムで経験値を入手してレベルアップさせていく。この専用アイテムは,各種コンテンツや自分の領地に出現した賊を退治することで入手できる。
 ユニットのメインキャラクターだけでなく,副将のレベルも上げる必要があるので相当大変ではあるが避けては通れない。レベルアップするたびに必要経験値は増えていくので,最初のうちは,バトルに参加させる主力のキャラクターのレベルを万遍なく上げるのが理想だろうか。
 キャラクターの強化については,レベルアップによる能力の上昇だけでなく,将魂を使って武将技を強化したり,兵種を昇格させたり,装備品を作って強化したりと,できることは数多い。毎日こつこつプレイして,着実にキャラクターを強くしていってもらいたい。

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 リアルタイムで行われる領地争奪戦,同盟同士の小競り合い,国と国の大規模戦闘といったソーシャルなゲーム性を持っていながらも,キャラクター育成が多彩でソロで楽しめるコンテンツも豊富な「ヘクサウォーズ」。今回のテストプレイでは,ソーシャルな部分は想像することしかできなかったが,少なくともソロで楽しめるコンテンツは充実しており,毎日こつこつプレイすることがプレイヤーの欲求(=キャラクターを育てたい)を満たしてくれることにつながるブラウザゲームらしいタイトルとなっている。
 個人的には,メインキャラクターと2人の副将により一つのユニットを形成するところが面白く感じた。副将のスキルもユニットの能力に加算されるので,通常攻撃を2回行えるユニットとか,攻撃すると策力を回復できるユニットとか,メインキャラクターとの組み合わせはアイデア次第で強力な効果が発揮され,一騎当千な活躍をさせることができるのだ。ギリギリの戦力で戦術を駆使して敵を倒す醍醐味もあるのだが,キャラクターの育成と出撃ユニットの編成こそが本作最大の魅力となるのではないだろうか。

「ヘクサウォーズ」公式サイト

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