コーエーテクモゲームスは本日(2016年2月5日),歴史シミュレーション
「信長の野望・創造 戦国立志伝」(
PC/
PS4/
PS3/
PS Vita)の最新情報を公開した。
今回明らかになったのは,
合戦についての情報だ。一家臣としてプレイできる「武将プレイ」が導入される本作では,合戦も身分や立場によって視点が変わり,プレイの幅が広がっているという。配下の武将たちを率いて全軍を指揮する「大名」として戦うだけでなく,「家臣」として大名の命令を受けて出陣することもできるのだ。
また,合戦の舞台もさらに広がり,「野戦」だけでなく要望の多かった「攻城戦(籠城戦)」と「海戦」も導入される。野戦とは異なる戦略を立てて戦う必要がありそうだ。
<合戦はよりリアルに、よりダイナミックに進化>
大名の命令を受けて出陣する「家臣」や、配下の武将たちを率いて全軍を指揮する「大名」など、合戦においてもプレイする武将の身分の違いが反映され、よりリアルな合戦をお楽しみいただけます。また合戦の舞台は「野戦」だけでなく「攻城戦(籠城戦)」と「海戦」にも拡大。迫力のビジュアルで本格的な攻城戦や海戦を演出します。本作の目指す「戦国時代に生きるリアリティ」は、合戦システムにおいてもしっかりと表現されています。
<プレイする武将の立場の違いで 合戦の楽しみ方もさまざま>
本作では、多数の部隊を一度に指揮できる従来の視点だけでなく、自分の手勢を率いる武将の視点で合戦に臨むことができます。それにより、自身が家臣の時は一部隊の指揮官として合戦に参戦し、城主や大名などの身分に出世すれば、複数の大きな部隊を指揮できるようになるなど、身分や状況に応じた、さまざまなプレイスタイルをお楽しみいただけます。
槍働きで勝利に貢献する「家臣の合戦」
家臣は自領の統治や内政に励む一方で、時折、主君である大名から戦への出陣の命令が舞いこんできます。家臣にとって合戦での最大の目的は、槍働きにて勲功を得ることです。
ただし、時には軍備や兵糧が万全ではないタイミングで、出陣を迫られる場面もあり、過酷な状況下で戦いを強いられることもあります。
家臣は、大名から戦の下知を受けることで、出陣をすることができる。いつ戦にかりだされてもいいように、日ごろの内政でも軍備に気を配る必要がある
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味方との連携や、臨機応変な軍略が求められる「城主の合戦」
城主になれば、自身の支配拠点から自由に出陣をすることができます。しかし、所有する拠点や軍事力のみでは、敵拠点を落とすことが難しい場合もあり、単独での攻略ではなく、他の城主との連携も求められます。
また、より勲功を稼ぎ、さらなる出世を重ね、支配する拠点が増えれば、攻撃や防衛の要所を考慮した城の強化や配下武将の適切な配置など、必要とされる内政方針・軍略も変化していきます。
城主は、家臣よりも権限は増えるが、その分、戦いを仕掛けるタイミングや、周辺の情勢を見極める必要がある
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大局的な戦略が求められる「大名の合戦」
大名は、配下の武将を自由に操り、多面作戦や集中攻撃など、自身が思い描く軍略を、より広い視点で繰り広げることができます。
また自由かつ細部にわたって指揮ができる一方で、有能な配下武将を軍団長に任命し、多方面にわたる攻略指示をおこなうことで、効率的な統治を行う手腕も問われることとなります。
大名は、細かな指示をすることもできるが、「軍団システム」を上手に活用して、部下に軍略を一任して方面作戦を展開することができる
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<一武将の目線を通して見える 合戦のリアリティを表現>
本作では、指揮下の部隊に命令を出す「俯瞰視点」の戦いに加え、一人の武将として手勢を率いて戦場を駆ける「武将視点」の戦いが行えます。自ら率いる兵に指示を出し、眼前の敵の撃破を目指す武将視点の戦いは、自らの采配が勝敗に直結。スリリングな戦場の駆け引きをお楽しみいただけます。敵味方が激突し、戦況が不断に変化していく戦場に身を置く一武将として、どのように立ち回って戦果をあげるか、プレイヤーの戦術眼や采配が試されます。
「武将視点」で描かれる合戦の世界
戦場において各部隊は、指揮官である武将を守る「本陣」と、その本陣の周囲を固める複数の「備」により構成されています。備は、槍・騎馬・弓・鉄砲などの兵種に分けられ、自身の好みに合わせて編成できます。
合戦の中では敵の本陣をいかに突き、自分の本陣をいかに守るかという駆け引きが繰り広げられます。
武将視点では部隊はより細分化され、本陣や複数の備から構成される
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合戦の要「戦術」アクション
武将視点での合戦は、敵味方の「戦術」の応酬によって展開します。戦術には「突撃」や「斉射」といった敵に損害を与えるものから、備の士気を高め、体勢を整える「士気高揚」など、様々な種類があります。これらの「戦術」を敵の出方をうかがいながら駆使することで、より大きな戦果を挙げることができます。
また、武将自身の能力やその時に展開している部隊の「陣形」で、発動できる戦術の種類や戦術のレベルは変化します。戦術の発動を視野に入れて、いかに部隊を動かし、どのような陣形をとるか、戦況によって臨機応変な采配が求められます。
突撃は、敵に大損害を与えられる一方で、自軍も損害を覚悟しなければならない
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斉射は、突撃ほど敵に与える損害は大きくないが、敵の突撃を止めることができ、遠距離攻撃のため損害も軽微となる
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戦況に応じた「陣形」選択が、戦果を分ける
本陣と備で構成される部隊は、「陣形」をかまえます。陣形によって、使用できる戦術の傾向が変化するため、突撃に優れている「魚鱗」や防御に優れている「方陣」など、各陣形の特長を踏まえた上での選択が戦いの鍵を握ります。
合戦中、いつでも陣形を変えることは可能ですが、陣形の変更中は能力が一時的に低下するため、変更するタイミングも考慮しなければなりません。また、兵士たちの練度が高い時のみ編成できる陣形や、特定の武将しか編成できない陣形も存在します。
陣形は、編成している備の種類や得意な戦法を考慮して選択する。合戦中も自在に変更できるが、隙も大きい
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<ユーザーから要望の高い 攻城戦と海戦を本格導入>
本作では、まるで実際の城のような精緻なマップ上で合戦を行うことができます。籠城側は櫓や城門などの設備を巧みに利用して敵の侵入を防ぐ一方で、攻城側は籠城側の守りを突破しながら、天守の陥落を狙います。拠点も平城だけでなく、複数の曲輪が入り組む山城なども揃え、さまざまな攻防を演出します。
また城を舞台とした攻防で、攻城側と籠城側のどちらの戦略にも大きな影響を与えるのが、「設備」です。設備には城に備えつけられた「櫓」や「城門」といった防衛用のもののほか、「馬防柵」や「大筒陣地」といった攻城戦だけでなく、野戦で使えるものも存在します。
海戦も、専用のマップでお楽しみいただけます。海戦専用の要素として、「鉄甲船」や「安宅船」などの船種も登場し、海戦を得意とする武将は、他武将よりも有利に戦いを進めることができます。
拠点での戦は、攻城側は手薄な侵入路を探り、籠城側は設備を活かした戦略を練るなど、野戦とは戦い方が異なる
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内政で改修を行っておけば、拠点の守りも強くなり、見た目も変化する
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平城と異なり、山岳地形の特徴を活かした山城は、まさに自然の要塞
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海戦を得意とする武将ならば、「安宅船」や「鉄甲船」を活用してより有利に戦うことができる
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<本作で描き下ろしの武将グラフィックを公開>
本作で活躍する一部の武将は、新しく壮年バージョンのスチルを追加します。過去のシリーズ作品では、大坂の陣当時に活躍した武将は若い姿で描かれることがほとんどでしたが、今作では大坂の陣当時の壮年となった彼らの姿を見ることができます。
伊達政宗 |
千姫 |
長宗我部盛親 |
明石全登 |
立花宗茂
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