VR体験を満喫できるアドベンチャー，「The Assembly」のローンチトレイラー公開

　イギリスのゲームメーカー，nDreamsが開発したVR（Virtual Reality＝仮想現実）対応のアドベンチャーゲーム「The Assembly」が北米時間の2016年7月19日にSteamとOculus Homeでリリースされ，ローンチトレイラーが公開された。

「The Assembly」公式サイト

　7月1日に掲載したレポート記事でも紹介したとおり，「The Assembly」は，モラルを気にせずさまざまな研究が行われているという，ネバダの砂漠地帯にある極秘研究施設を舞台にした作品だ。元上級研究者で車いすに乗った女性，マデレイン・ストーンと，組織の在り方に疑問を持ち始めたカル・ピアーソンという2人のキャラクターを，ミッションごとに交互に操作してストーリーを進めていく。


　「ゲーム中，自動で移動すると酔う」などと言われるVRタイトルだが，この「The Assembly」では車いすを使ったレール型の移動と，特定の場所にワープするテレポート型の移動の双方を取り入れて酔いの問題に対処している。そのほか，ホワイトボードに書かれた文字やさまざまな書類，そしてコンピュータのEメールなど，文字も読みやすい程度にまとめられており，2年以上にわたり「VR対応ゲームとは何か？」を研究してきたnDreamsの工夫がよく分かる。これまでのVRタイトル以上に，ストーリーをじっくり満喫できる作品に仕上がっているようだ。


　PlayStation VRのローンチタイトルを目指しているとのことだが，Steamで販売されているPC版には，「Non-VR版」も同梱されており，待ちきれないゲーマーなら今からPCのディスプレイで楽しむことも可能だ。今のところ日本語化の予定はないものの，気になる人はチェックしておこう。