■大会方式
◯設定
SOLOモードマップ:Sanhok
DUOモードマップ:Erangel
ゲームモード:TPP
レッドゾーン無効
フレアガン:無効
◯ポイント
ランクポイントとキルポイントを各自に付与。SOLOとDUOは別大会扱いとなり,合算は行われない。
SOLO部門とDUO部門は別の大会として扱われ,SOLO部門の優勝者には「近畿日本ツーリスト賞」,DUO部門の優勝者には「パセラリゾーツプレミアム宿泊券」と,賞品もそれぞれ別に用意された。
大会の実況を務めたのは,ゲーム大会のキャスターとして活躍するOooDa氏(写真右)。解説役はDeToNator所属のSHAKA氏(写真右)が担当した
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イベントのスタートとともに,本大会に参加するゲストプレイヤーとして,
鈴木 咲さん,
水沢柚乃さん,
えっかさん,
西村季里子さん,
栗田 萌さん,
Nigongoさん,
橘亜李彩さん,
HiNas3さんが登場した。
前回と同様にゲスト参加者たちの中から“賞金首”を設定し,指定されたプレイヤーを討ち取ったプレイヤーに特別な賞品を与えるというミニイベントも合わせて実施。こちらも,試合観戦を楽しむための要素として機能していた。
(左から)栗田 萌さん,西村季里子さん,HiNas3さん,Nigongoさん,水沢柚乃さん,えっかさん,鈴木 咲さん,橘亜李彩さん
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賞金首は試合ごとに1人ずつ設定され,その試合中は司会席に“手配書”が用意された
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SOLO部門
まずはSOLO部門の試合の模様をお届けしていこう。こちらでは2試合を通じて,6月に実装された新マップ
「Sanhok」が使用され,障害物や高低差を巧みに使った裏とり合戦が多く展開された。第1回戦は安全地帯がやや北東に収束し,試合開始直後から各地で散発的な戦闘が行われる展開に。
初心者の鈴木さんは,序盤からほぼ裸のままで茂みに隠れ続け,見事な草擬態っぷりを発揮して30位に滑り込む。近くを選手が通りかかるたび,会場からは笑いが巻き起こっていた
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各地での戦闘を切り抜け,最後に生き残ったのは
Lenalee選手,
cabochabin選手,
RinNexq選手の3名だ。互いの位置を探り合う三つ巴状態となり,最初に動いたRinNexq選手が伏せたLenalee選手を捉えるが,Lenalee選手も障害物を使ってギリギリ踏みとどまる。
この生存で身を隠す間に,cabochabin選手はRinNexq選手を先に発見して撃破。その際に負った負傷を見逃さず,cabochabin選手を撃破したLenalee選手が1回戦の勝者となった。
Lenalee選手は第1位を取りつつ,6キルを達成して単独で350もの大量ポイントを獲得
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続く第2試合では,左上の島に多くのプレイヤーが上陸しつつ,安全地帯はマップ左下(島から橋渡しになる部分)へと収束していく格好となった。
島と陸地を結ぶ地点での交戦が非常に多く,ゲストプレイヤーのえっかさん,橘さんの両名も同じく渡河を決断したプレイヤーに含まれていた。早い段階から収縮を察知したえっかさんは川を泳ぎ,一歩遅れた橘さんはダッシュでの走り抜けを試みる。橋の出口には待ち伏せプレイヤーも見受けられたが,一瞬のすれちがいで橘さんが移動に成功した際には,会場から歓声が上がっていた。
最終的には
komejirusi3ko選手と
H4ru選手による一騎打ちとなる。膠着状態となったが,パルスの収束に飲まれたH4ru選手が先に動き,それを見事にカウンターキルしたkomejirusi3ko選手が勝利をおさめる形となる。
両試合のポイント集計の結果,
Lenalee選手が優勝,komejirusi3ko選手が準優勝という結果となった。優勝ポイントだけでなく,キル数によるポイントをしっかりと稼いでいた点が最終得点につながったようだ。
DUO部門
DUO部門で用いられたマップは,サービス開始当初からおなじみの
「Erangel」だ。
一般参加プレイヤーは,事前に登録したチームで参戦。ゲストプレイヤーは,栗田 萌さん&西村季里子さん,HiNas3さん&Nigongoさん,水沢柚乃さん&えっかさん,鈴木 咲さん&橘亜李彩さんの4チームに振り分けられた。
第1試合は定石通り中央の陸地に多くのプレイヤーが降り立ったが,収束地点はマップ右下のミリタリーベースが中心となる。そのため,SOLO部門第2試合のように橋を渡る動きに注目が集まった。
海岸沿いでは,橋を素直に渡る事を嫌ったプレイヤー達によるボート争奪戦が発生。栗田さん&西村さんチームはこれに勝利し,かなり後半まで生き残ることに成功した
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ミリタリーベースでの決戦には,4つのチーム全員が仲間を失った状態で集結。遮蔽物の低さをカバーするため,互いにグレネードを駆使しての戦闘が展開された。膠着と射撃を繰り返す4つ巴の中,最後まで冷静な判断を失わずに戦った
Eto00選手(パートナーはRajma選手)が第1試合を制する。
第2試合は,マップ右手側のミリタリーベースにつながる橋付近に向けてエリア収縮が発生。「またミリタリーベースなのか!?」という動揺からか,ちらほらとミリタリーベースに向けて動く仕草も見られたが,最終的には中央の土地で落ち着くといった,プレイヤーがエリア収縮に踊らされるシーンが垣間見えた。
Solo部門でも活躍したkomejirusi3ko選手が,フェーズ3の段階で収縮地点の中央の家に陣取って非常に有利な地点を確保に成功するも,より画面下側に偏る形でマップが収縮。乱戦が発生し,最後にはチーム両名が生存して数的有利を生かしきった
SeaDays選手と
Mayuchin選手のチームが勝利した。
両試合のポイント合計の結果,
DUO部門優勝はRajma選手&Eto00選手チーム,準優勝はSeaDays選手&Mayuchin選手チームとなった。
表彰の後には来場者プレゼントを行うじゃんけん大会も実施された
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大会の最後には,公式リーグ戦「PUBG JAPAN SERIES」の新シーズンとなる
「PUBG JAPAN SERIES SEASON1」が,2018年9月22日の
東京ゲームショウ2018で開幕することが発表された。
レギュレーションについては今のところ明かされていないが,この新シーズンからは世界大会で使用されているルールにのっとり,キルポイントが+5から+15に変更されるとのこと。詳細は今後の発表を待とう。