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「PJS event match week Powered by PREBEAR」レポート。3つの大会で盛り上がりを見せたPUBGお祭りイベント
今回開催されたのは,女性限定ソロ大会「PUBG GIRLS BATTLE 4」,一部のPJS選手と一般プレイヤーによる50vs50の大規模バトル「OooDa軍 vs SHAKA軍」,PJS選手によるソロ大会「THE TOP OF PREDATORS MATCH」の3つのイベントマッチ。各大会には,一般応募のプレイヤーやPJS選手たちが出場し,熱い戦いを繰り広げました。
なお,本イベントでは通常の大会配信に加えて,特別協賛の日本エイサーによる協力のもとトークをメインとする裏配信も実施され,豪華ゲスト陣による実況解説が行われました。普段の公式大会とはまた違った盛り上がりを見せた,3つのイベントマッチの模様をお届けします。
※本イベントは当初,4月18日から約3週間にわたって開催される予定となっていましたが,新型コロナウイルス感染症拡大による緊急事態宣言を受け,開催が延期されていました。
PUBG GIRLS BATTLE 4
イベントウィーク初日に行われたのは,一般応募のプレイヤー60名が出場した女性限定ソロ大会の「PUBG GIRLS BATTLE 4」。女性限定大会としては4度目の開催となる今回,かつてないほどハイレベルな戦いに目を奪われる展開となりました。
試合はFPPモードで実施され,Sanhok・Miramar・Erangelで行われる3試合の総合ポイントでランキングを決定。順位ポイントは5位以上に付与され,ドン勝は12ポイント。キルポイントは1キルあたり2ポイントに設定されていました。
ROUND1の舞台は,大規模アップデートで大きく変わったばかりのSanhok。試合序盤から,ソロならではの緊張感ある駆け引きが各地で繰り広げられました。その中で,初戦のドン勝を手にしたのは女性プロチーム「Japan Killer Angel」所属のYUUUUUUUKA選手。4キルでのドン勝(20ポイント)を獲得します。
ROUND2のMiramarでは,移動中の車両に対しても積極的に銃撃を仕掛けていくアグレッシブなプレイが目立ちました。この試合で,ずば抜けた活躍を見せたのは,EveChan_選手。終盤は周囲の敵を一掃し,安全地帯中央のポジションへ。最後は,敵の位置を捉えたグレネードと正確な狙撃で勝利し,10キルでのドン勝(32ポイント)を獲得しました。
最終戦となるROUND3のErangelで,快進撃を見せたのはminto04選手。YUUUUUUUKA選手と同じくJapan Killer Angelに所属するプレイヤーで,事前に行われていた優勝予想では,20.4%という圧倒的な獲得票で1位となっていました。その期待に応えるかのように,minto04選手は試合序盤からキル数を重ねていきます。
そして,最終局面ではhinoquura選手とminto04選手による一騎打ちに。お互いに位置を変えるように立ち回り,minto04選手が横から回り込む動きを見せますが,中距離の撃ち合いを見事なヘッドショットで制したのはhinoquura選手。4キルでのドン勝(20ポイント)を獲得しました。
「PUBG GIRLS BATTLE 4」の女王に輝いたのは,プロゲーミングチームENIGMAのストリーマー部門に所属するEveChan_選手(38ポイント)。圧倒的な強さを見せたROUND2での10キル/ドン勝が,優勝へと繋がりました。
トップ争いは大接戦となり,わずか2ポイント差で惜しくも優勝を逃したのは,minto04選手(36ポイント)。しかしながら,ROUND3で一挙に12キルを稼いでおり,トータル14キルでモストキル賞を獲得しました。また,全試合で安定して高順位を獲得し,3位にランクインしたのはYUUUUUUUKA選手(36ポイント)。ポイントは2位のminto04選手と同じですが,キルポイント差で3位となっています。
本大会では,あまりにハイレベルな戦いにキャスター陣が舌を巻く場面も。回を重ねるごとに,女性限定大会のレベルは格段に上がっていると言えるでしょう。2位と3位に並んだ「Japan Killer Angel」の2名は,チームとしてPaRにも挑戦しており,今後さらなる活躍が期待されます。
OooDa軍 vs SHAKA軍
イベントウィーク2日目に行われたのは,50vs50の大規模バトル「OooDa軍 vs SHAKA軍」。PJS選手20名と一般募集80名,計100名のプレイヤーが参加し,PJSの実況解説としておなじみのOooDaさんとSHAKAさん,2つの陣営に分かれて激突しました。
試合はFPPモードで行われ,Sanhok・Miramar・Erangelでの3試合を実施。各軍のチームは10名ずつ5組で構成され,相手陣営のプレイヤーを全滅させたほうが勝利となります。なお,1戦目の使用武器は,アサルトライフル限定。2試合目の使用武器は,DMRをのぞくスナイパーライフル限定。3戦目は,使用武器の制限なしで戦うルールとなっていました。
ROUND1のSanhokでは,OooDa軍が西側,SHAKA軍が東側に分かれる形で広く降下。北西の島が含まれる安全地帯となり,自軍が有利だと確信したOooDaさんは歓声を上げます。しかし,OooDa軍はいち早く安全地帯内を占領していたものの,SHAKA軍が有利な高所を制圧したことで一気に形勢逆転。人数差を作ったSHAKA軍が,OooDa軍を包囲して勝利しました。
続くROUND2のMiramarは,スナイパーライフル戦となる予定でしたが,DMRもスポーンするルーム設定になっていたことから,急遽スナイパーライフル+DMR限定での試合に。この試合でSHAKA軍は,Wesker選手(Rascal Jester所属)が率いる部隊(以下,Wesker隊)が大きく北から西へと回る動きを見せ,OooDa軍の北側と東側を囲むような陣形を作ることに成功します。
厳しい状況に追い込まれたOooDa軍は,徐々に劣勢に立たされます。終盤にはXhanZ選手(Sengoku Gaming所属)が,敵の裏を取る奇襲を仕掛け,敵陣の人数を削る活躍を見せますが,人数差を覆すことは叶わず。2試合目も,SHAKA軍の勝利となりました。
迎えた最終試合のErangelでは,SHAKA軍のプレイヤーが多く降下したミリタリーベースの島が安全地帯に。勝利が続くSHAKA軍に,さらに追い風の展開となります。
OooDa軍も続々とミリタリーベースの島へたどり着き,粘る戦いを見せましたが,SHAKA軍の優勢は続きます。そして,最後に残ったOooDa軍のSHEVA選手(Zoo Gaming所属)を,SHAKA軍のCrazySam選手(SunSister所属)が倒して試合終了。「OooDa軍 vs SHAKA軍」は,SHAKA軍が3-0で完封勝利となりました。
THE TOP OF PREDATORS MATCH
イベントウィーク最終日に行われたのは,64名のPJS選手によるソロ大会「THE TOP OF PREDATORS MATCH」。普段チームで戦っている選手たちの中で,ソロ最強を決めるという見応えあるレアな大会となりました。
試合はFPPモードで実施され,Miramar(ROUND1)とErangel(ROUND2〜3)で行われる3試合の総合ポイントでランキングを決定。順位ポイントが付与されるのは3位以上のみで,ドン勝は10ポイント。1キルあたり3ポイントと,キルポイントの比重が高く設定されていました。
ROUND1のMiramarでは,マップ南端の小さな離島が安全地帯となる非常に珍しい展開となりました。この離島での最終決戦は,家屋を確保していたSSeeS選手(DetonatioN Gaming White所属)と,その家屋に詰め寄るDAIKI選手(いろはにぽぺと侍ゲーミング所属)との戦いに。最後は,DAIKI選手が上空に高く投擲したグレネードが,家屋から飛び出したSSeeS選手に直撃。動きやタイミングを予測した完璧なグレネードで,DAIKI選手が見事な勝利を収めました。
そして,続くROUND2のErangelでは,DAIKI選手が驚異の2連続ドン勝を獲得。最後は,火炎瓶で敵の動きを封じ,再び正確なグレネードによって勝負を決めました。DAIKI選手は,ROUND1で獲得した3キル/ドン勝(19ポイント)に続き,ROUND2で5キル/ドン勝(25ポイント)と圧倒的なポイントを稼ぎ,優勝に王手をかけます。
最終戦となるROUND3のErangelでは,大量キルポイントでの逆転を狙った10人以上のプレイヤーがSchoolに降下し,たちまち激戦区に。拳での殴り合いにも勝利し,Schoolの覇者となったのはpoly選手(SunSister所属)。その後,安全地帯となったミリタリーベースの島では,poly選手が車両で暴走するド派手なプレイを見せ,視聴者を大いに沸かせました。
試合終盤では,Manju選手(V3 FOX所属)・SHEVA選手・Rio01選手(Crest Gaming Xanadu所属)という,Grade1ベテラン選手勢による三つ巴となります。最後は,Manju選手との戦いを制したSHEVA選手に対し,Rio01選手が大きく回り込んで不意を突き,ドン勝を手にしました。
「THE TOP OF PREDATORS MATCH」の優勝に輝いたのは,いろはにぽぺと侍ゲーミングのDAIKI選手(44ポイント)。2連続ドン勝による大量ポイントで,2位を大きく引き離しての圧勝となりました。
また,2位にランクインしたのは,Gaming Team SELECTORのSyuto選手(27ポイント)。キルポイント差で3位に続いたのは,SunSisterのkendesu選手(27ポイント)となりました。1位のDAIKI選手と2位のSyuto選手は,ともに直近のシーズンでGrade1に昇格したチーム(※)の選手で,新たな注目選手が活躍する大会になったと言えるでしょう。
※いろはにぽぺと侍ゲーミングは,Season5 Phase2からGrade1に参戦。Gaming Team SELECTOR(元Detre.R)は,次のSeason6 Phase1からGrade1へ参戦。
なお,PJSでは次シーズンとなるSeason6がまもなく開幕します。前半戦にあたるPhase1のスケジュールは下記の通り。イベントウィークで注目を集めた選手たちの公式大会での活躍もお見逃しなく。
・Grade1
Day1:8月1日(土)
Day2:8月8日(土)
Day3:8月15日(土)
・Grade2
Day1:7月31日(金)
Day2:8月7日(金)
Day3:8月14日(金)
「PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS」公式サイト
「PUBG JAPAN SERIES」公式サイト
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PUBG: BATTLEGROUNDS
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