オススメ機能
Twitter
お気に入り
記事履歴
ランキング
パッケージ
BLACK BIRD公式サイトへ
  • Onion Games
  • 発売日:2018/10/31
  • 価格:1980円(税込)
レビューを書く
準備中
BLACK BIRD
お気に入りタイトル/ワード

タイトル/ワード名(記事数)

最近記事を読んだタイトル/ワード

タイトル/ワード名(記事数)

LINEで4Gamerアカウントを登録
個性的なBGMとゲーム展開をリンクさせる苦労が語られた,「BLACK BIRD」発売打ち上げイベントをレポート
特集記事一覧
注目のレビュー
注目のムービー

メディアパートナー

印刷2018/11/19 16:27

イベント

個性的なBGMとゲーム展開をリンクさせる苦労が語られた,「BLACK BIRD」発売打ち上げイベントをレポート

 Onion Gamesは,2018年11月17日に都内で「BLACK BIRD」PC / Nintendo Switch)の完成を記念した打ち上げパーティーを開催した。集まったファン達と開発者が交流するアットホームな雰囲気の中,ディレクターである木村祥朗氏を始めとした制作スタッフが登場し,BGMとゲーム展開がリンクしたレベルデザインについて,開発の苦労話を明かした。

画像(001)個性的なBGMとゲーム展開をリンクさせる苦労が語られた,「BLACK BIRD」発売打ち上げイベントをレポート

 「BLACK BIRD」は,誰にも助けてもらえずに死んだ不幸な少女が,奇怪な「黒い鳥」として生まれ変わり,街を無差別に破壊していくという横スクロールシューティング。「moon」「チュウリップ」などを手がけた木村氏による,ダークかつユーモラスな世界観を,架空言語の歌詞による「幻聴歌劇」が彩るという独特のゲームだ。5月に京都で行われたBitSummit Vol.6では,優秀なゲームに贈られる「バーミリオンゲート賞」と「エクセレンスインサウンド賞」を受賞するなど,高く評価されている。

画像(002)個性的なBGMとゲーム展開をリンクさせる苦労が語られた,「BLACK BIRD」発売打ち上げイベントをレポート

「BLACK BIRD」公式サイト


●Onion Games公式飲み会 〜BLACK BIRD完成記念の打ち上げパーティ〜 参加者
木村祥朗氏(「BLACK BIRD」ディレクター)
倉島一幸氏(「BLACK BIRD」ピクセルアート)
大久保タクマ氏(「BLACK BIRD」リードプログラマー)
田崎 亮氏(「BLACK BIRD」背景担当)
谷口博史氏(「BLACK BIRD」BGM担当)
杉山圭一氏(「BLACK BIRD」SE担当・スタジオカリーブ)
綾里まるさん(「BLACK BIRD」不幸な少女役・声優)
北薗彩佳さん(「BLACK BIRD」4面BGM歌唱・オペラ歌手)

 会場には「BLACK BIRD」のゲームおよびサントラの発売を記念して,多くのファンが集合。“公式飲み会”というコンセプトどおりのアットホームな会となった。「BLACK BIRD」といえば,谷口博史氏の手がける「幻聴歌劇」が印象的だが,個性的な楽曲をゲームの展開とマッチさせる苦労について,木村氏と谷口氏,SEを担当した杉山圭一氏,オペラ歌手の北薗彩佳さんのトークが行われた。

公式飲み会はOnion Gamesのファンが交流するアットホームな催しとなった
画像(003)個性的なBGMとゲーム展開をリンクさせる苦労が語られた,「BLACK BIRD」発売打ち上げイベントをレポート

開発スタッフがテーブルを巡り,質問に答えたりサインをしたりといたファンサービスも
画像(004)個性的なBGMとゲーム展開をリンクさせる苦労が語られた,「BLACK BIRD」発売打ち上げイベントをレポート

 木村氏と杉山氏は谷口氏を深くリスペクトしており,「BLACK BIRD」では谷口氏の自由度を確保し「思い切りやってもらう」(木村氏)ため,谷口氏は作曲に専念し,SEは杉山氏が手がけることになった。

左から,杉山圭一氏,北薗彩佳さん,谷口博史氏,木村祥朗氏
画像(005)個性的なBGMとゲーム展開をリンクさせる苦労が語られた,「BLACK BIRD」発売打ち上げイベントをレポート

 その中で杉山氏の課題となったのは,世界観と楽曲にマッチしたSE作りである。架空言語による「幻聴歌劇」の雰囲気を損なわず,SEだけが悪目立ちしないのに加え,「黒い鳥が泡のようなものを吐いて人間を倒していく」幻想的な場面を表現しなければならない。「SEの角が立つと,全部がダメになってしまう」(杉山氏)というほど,デリケートな作業だったそうだ。

画像(006)個性的なBGMとゲーム展開をリンクさせる苦労が語られた,「BLACK BIRD」発売打ち上げイベントをレポート

 一方,木村氏は,曲の盛り上がりに合わせて敵が出現するなど,楽曲とゲーム展開がリンクしたレベルデザインに苦労したという。Onion Gamesの前々作である「勇者ヤマダくん」では「ゲームが出来上がったあとに,音楽を合わせる」という手法が採られたが,今回は「絵と曲が出来ているところにゲームデザインを入れる」(木村氏)という真逆のやり方をしたためだ。

画像(007)個性的なBGMとゲーム展開をリンクさせる苦労が語られた,「BLACK BIRD」発売打ち上げイベントをレポート
 結局,レベルデザインの方法論が確立したのは,発売7か月前となる今年の4月で,5月のBitSummitに「BLACK BIRD」を出展するにはギリギリのタイミングだ。出展バージョンを作る際に,「楽曲とゲーム展開がリンクしたもの」と「バルンバルン(ボス)戦をフィーチャーしたもの」という2つの選択肢があったが,木村氏が選んだのは前者。本作において,楽曲とゲームの融合がいかに重要なテーマであったかがうかがえる。

 方法論が確立したとはいえ,作業は困難を極めたという。曲がない状態でレベルデザインを行い,敵の出現時にSEを付けたものの,曲を入れるとマッチしないことが分かって没にしたり,ピアノによる仮曲でレベルデザインを進めたものの,歌が入るとまったく印象が変わってしまったためやり直したりと,トラブルの連続。「今回のアイデアを実現するには,レベルデザインと作曲とプログラミングのすべてを1人で出来る人がいれば良かったのではないか」と,木村氏はしみじみと語った。

画像(008)個性的なBGMとゲーム展開をリンクさせる苦労が語られた,「BLACK BIRD」発売打ち上げイベントをレポート
 ここでステージに,4面の曲を歌ったオペラ歌手の北薗さんが招かれた。不思議な歌詞は「何語にも聞こえない言葉で歌ってほしい」というオファーのもと,北薗さんが考えたものだという。谷口さんの書いた譜面はクラシックを勉強した北薗さんにとっても難しいものだったそうで「クラシックにはない展開や旋律が新鮮で,歌っていて楽しかったです」と感想を語った。

 最後に谷口氏は「サントラは,ゲームで流れる曲をそのまま収録したのではなく,1曲あたり4〜5分に再構成したものです。リスニング用としてしっかり聴き応えのあるものですので,よろしくお願いします」とアピールし,トークを締めくくった。
 BLACK BIRDのサントラは,通販サイト「BOOTH」内の「Onion Store」にて販売されている。谷口氏の楽曲解説も付いているので、気になる人はお見逃しのないよう。

画像(009)個性的なBGMとゲーム展開をリンクさせる苦労が語られた,「BLACK BIRD」発売打ち上げイベントをレポート

「BLACK BIRD」公式サイト

  • 関連タイトル:

    BLACK BIRD

  • 関連タイトル:

    BLACK BIRD

  • この記事のURL:
4Gamer.net最新情報
プラットフォーム別新着記事
総合新着記事
企画記事
トピックス
スペシャルコンテンツ
注目記事ランキング
集計:05月24日〜05月25日