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印刷2019/05/27 15:35

プレイレポート

寄り道が楽しすぎる「ラグナロク マスターズ」を先行プレイ。ペットあり,料理あり,冒険手帳もありの“やりこみ要素の塊”だ

 ガンホー・オンライン・エンターテイメントは,スマホ向け新作タイトル「ラグナロク マスターズ」iOS / Android。以下,ラグマス)を,2019年内に配信する。

※本記事内のゲーム画面はすべて開発中のものです
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 4Gamer読者ならばご存じだと思うが,本作は日本でも16年サービスが続いているPC向けオンラインMMORPG「ラグナロクオンライン」(以下,RO)の世界観を継承したオンラインRPGだ。海外ではすでにサービスが行われており,そのダウンロード数は全世界累計で2400万を突破している人気タイトルである。日本展開を今か今かと待ちわびていたROファン,MMORPGファンも多いことだろう。

 もちろん,本作はこれからROの世界に触れる人でも入りやすいタイトルなので,「ROの予備知識がゼロだから……」と気負いする必要はない。ほかのプレイヤーと交流しながら充実した冒険や生活を楽しみたいなら,ぜひ手にとってもらいたいタイトルに仕上がっている。

 そんな本作がどのようなゲームかは,近日開催される接続テストでその一端を窺えるかと思うが,それに先駆けてプレイする機会を得られたので,本稿ではインプレッションとともにゲームの概要をお届けしよう。

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 ガンホーは本日,新作スマホ向けMMORPG「ラグナロク マスターズ」を発表した。PC向けMMORPG「ラグナロクオンライン」にちなんで作られたアプリで,「ラグナロクM」として紹介されていたタイトルだ。Android版の“クライアント接続テスト”が,5月28日12:00から5月30日12:00まで行われる予定だ。

[2019/05/27 15:29]

「ラグナロク マスターズ」4Gamer内サテライトサイト

「ラグナロク マスターズ」公式サイト

「ラグナロク マスターズ」公式Twitter



ROのテイストを受け継いだラグマスは

スマホ向けらしい手軽さがあるオンラインRPGだ


 プレイヤーは,ゲーム内のNPCセニアとともにルーンミッドガッツ王国の首都・プロンテラへやってきた冒険者としてこの世界に身を置くことになる。セニアとともにさまざまな試験を経て,2人はやがて1人前の冒険者になっていく……。そんな流れのプロローグから始まる本作は,メインクエストを追うことで物語が進行。とくに序盤は,メインクエストがチュートリアルを兼ねていて,クエストをとおして遊び方のレクチャーが行われ,進行度に応じてさまざまな機能が開放されていくのだ。

プレイヤーキャラクターを作成し,いざプロンテラへ!
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セニアは,言葉はちょっとキツいが,転職祝いに装備をくれるなど可愛いところもある,ちょっとツン気味の少女だ
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序盤のメインクエストでは,経験値や装備品などが多めに手に入る
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メインクエストの進行状況が分からなくなったら,「クエストマニュアル」で状況を確認しよう
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 画面は斜め上から見下ろすクォータービュー視点で,プレイヤーキャラの移動はバーチャルパッドでの操作,もしくは移動地点をタップで指定する形だ。デフォルトの視点だとキャラクターが小さめに見えるが,このあたりはピンチイン/アウトで縮小/拡大を調整できる。

バーチャルパッドは特定の位置に固定されているわけではなく,タッチした位置に出現する。柔軟性のあるUI(ユーザーインタフェース)で使いやすい
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フィールドもしくはマップ上の移動したい地点をタップすると,そこへ向けてキャラクターが移動する。バーチャルパッドでの操作よりもこちらのほうがしっくりくるという人もいそうだ
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フィールド上にカラフルな汽車が走っているなど,ゲーム内の雰囲気はポップな印象。だが,街やフィールド,ダンジョンには,世界観を継承しているだけあってROの面影がある。サウンド周りはROとほぼ同じかアレンジされたものなので,プレイヤーなら懐かしさを感じるかもしれない
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 本作のバトルは,モンスターをタップして攻撃対象を指示し,スキルアイコンをタップして魔法や技を繰り出す,直感的で分かりやすい操作で行える。攻撃対象を選択したあとは,キャラクターがオートで移動し通常攻撃を繰り出してくれるため,強敵相手でなければ見守るだけでもOK。重要な局面では,画面右下のショートカットにセットしたスキルなどを使って,より強力な攻撃をお見舞いしよう。

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 また,スマホ向けMMORPGでは定番の“オートバトル機能”も搭載されている。画面右下の“自動”のアイコンをタップすると,フィールドに出現する周辺のモンスターがリストアップされ,モンスター名の左にあるボックスにチェックを入れれば,そのモンスターだけをオートで攻撃してくれるというものだ。特定のモンスターのみを攻撃し続けるのはもちろん,相手を選ばず無差別に攻撃する設定にもでき,非常に便利だ。

クエストなどで討伐モンスターが指定されているときに活用しよう
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ROの特徴でもある育成システムは健在

さらに“職業変更機能”で全職業制覇も!?


 職業の選択だけでなく,プレイヤーキャラ自身のパラメータの割り振りと,スキルポイントの割り振りによって特徴的なキャラビルドができるRO。ラグマスもそれをそのまま受け継いでおり,思いのままにキャラクター育成を楽しめる。

レベルアップで得たステータスポイントを,各能力に自由に割り振れる。STRが5上がるたびにインベントリ容量が+1されるが,ROではSTRが上がるたびに所持限界量がアップしていた
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スキルポイントを割り振るとその職業特有の“職業スキル”を習得できる。覚えたスキルはショートカットにセットするのを忘れずに
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 ラグマスにはさまざまな特徴を持った26種類の職業(ノービスを除く)が用意されている。はじめは初心者用職業である“ノービス”から始まり,育成を重ねていくことで1次職,2次職,上位2次職へと段階的にステップアップしていく形だ。

 ノービスで基本スキルをマスターしながら“レベル10”まで育成を進めると,1次職への転職試験が受けられる。転職試験はプロンテラの冒険者ギルドで受けられ,試験をクリアできれば晴れて1次職デビューだ。ここで覚えておきたいのが,どの1次職を選択するかによって今後の育成方針が決まるということ。というのも,1次職を起点に上位職への派生ルートが決まっているため,ノービスから転職を行う段階で“どの系統の職業を極めるか”を決めることになるからだ。簡単に説明すると,1次職がソードマンの場合はソードマン→ナイト→ロードナイトのルートと,ソードマン→クルセイダー→パラディンのルートに派生していく。

 1次職の決定はなかなか悩みどころかもしれないが,各職業によって攻撃方法や能力の傾向が異なるので,そのあたりを見て自分のプレイスタイルに合っていそうなものを選んでみよう。

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■1次職は全6種類

■ソードマン
HPが高くある程度の攻撃に耐えられるので,接近戦に向いている。装備できる武器の種類が多いのも特徴
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■マジシャン
1次職の中では最強クラスの威力を誇る攻撃魔法が使える。火力がある反面,HPや防御力は低く,装備可能な武器も少ない
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■シーフ
短剣による2回攻撃が可能で,手数の多さや回避能力の高さが自慢。アイテムを盗む,姿を隠すといった盗賊らしいスキルを習得できる
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■アーチャー
弓を使って離れた位置から攻撃でき,敵の間合いに入らないよう立ち回れる。盾を装備できないぶん,防御力は低め
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■アコライト
回復やステータス強化などの支援が得意。他プレイヤーとのパーティプレイで重宝されるだろう
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■マーチャント
商店から安くアイテムを買えるなど,お金儲けに関係したスキルを習得できる。戦闘力は平均的だ
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転職の条件を満たしたあと,なりたい職業の2次職NPCに話しかければ,転職試験スタート
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転職試験では,設問と実践の課題が与えられる。実践はモンスターとの戦闘となるが,相手は弱いのであまり気負う必要はない
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 1次職のJobレベルを“40”(Jobレベルは40でMAX)まで育成すれば,同系統の2次職へ転職でき,さらに2次職のJobレベルを“40”まで上げると,同系統の上位2次職への転職を行えるようになる。

 ちなみに本作には,キャラクターそのもののレベルを表す“Baseレベル”と,職業ごとのレベルである“Jobレベル”が用意されているが,転職を行ってもBaseレベルはそのまま引き継がれる形だ(ROのように転生という概念がないため,転職によってBaseレベルが1になることはない)。

今回の先行プレイでは時間が足りず2次職には届かなかった。正式サービスが始まったらじっくり育てたい
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 といったところで,予備知識を1つ。種類豊富な職業,そしてパラメータやスキルポイントの割り振りで多彩な育成ができるとなると,キャラクターを保存できるセーブデータのスロットがいくつあるのかが気になるところ。先行プレイ時に聞いてみたところ,本作では作成できるキャラクターは“1アカウントにつき1人のみ”とのことだった。なかには寂しさを覚える人もいるかもしれないが,それを補うシステムとして「職業変更機能」が用意されている。

 この機能は,上位2次職まで育てるとほかの系統へも転職できるというものだ。例えばソードマン系の上位2次職であるロードナイトまで育てれば,他系統の1次職であるマジシャンやアコライトにも変更できるようになる。他系統の1次職から育成を進めることにはなるが,変更後はいつでもロードナイトに戻ることもできるので,パーティに足りない職業を補いたいときなど,状況に合わせて切り替えるのがよいのではないだろうか。理論上はすべての職業を極めることも可能なので,我こそはというプレイヤーはぜひチャレンジしてみてほしい。



「冒険手帳」はやりこみ要素の塊!

コツコツこなして楽しみながら強くなる


 ラグマスでもっとも特徴的なのが「冒険手帳」だ。これはプレイヤーがどんなNPCと話をしたか,どんなモンスターを倒したか,アイテムをどれだけ手に入れたかなど,冒険のあらゆる軌跡が図鑑のような形で記録されるものだ。しかも単なる“記録”だけの役割ではなく,冒険手帳の内容を充実させていくことでプレイヤーにさまざまな恩恵をもたらしてくれる要素もある。

 例えば冒険手帳内の「モンスター図鑑」は,ポリンというモンスターを倒すと冒険手帳にポリンの画像や説明が掲載され,どんなモンスターなのかを知ることができる。さらにポリンの写真を撮ると詳細なパラメータが公開されるようになり,報酬が得られるシステムだ。

図鑑の情報を充実させれば,対象モンスターのパラメータのほかにドロップする全アイテムが公開され,アイテム集めにとても役立つ
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 図鑑に冒険の軌跡が記録されるだけでなく,冒険手帳はプレイヤーキャラクターのステータスアップにも貢献してくれる。本作では,装備品を身に付けたり,モンスターからドロップした“カード”を装備品にセットしたりするとキャラクターを強化できるが,それらを冒険手帳に預けることで,別の強さをプレイヤーに付与できるのだ。収めた頭装備やカードはいつでも取り出せるので,使わないカードや頭装備は冒険手帳にセットし,必要になったら取り出すといった使い方ができるだろう。

ノービスカードを武器にセットすると,最大HPが+50,最大SPが+10加算される。これを冒険手帳に預けると,キャラクターの最大HPが+48になる。武器にセットしたほうが効果は高いが,レベルアップに伴う武器の変更と,カード差し替えのコスト(カードの取り外しにゼニーが必要)を考えると,冒険手帳に預けっぱなしにするのもアリだろう
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 そのほかにも,街やフィールドでNPCと会話したり,名所で写真撮影したり,テイム(捕獲)したペットを登録したりと,プレイヤーの行動がそのまま旅の軌跡として記録され,キャラクターを強くする要素となっている。その量がちょっと膨大すぎてコンプリートは夢のまた夢といった感じだが,目標を高く設定しすぎずに「今日はあのモンスターを狩ろう」「明日はこのアイテムを登録するまでプレイしよう」といった具合に,日々の冒険の小目標として活用するのがいいかもしれない。コツコツ少しずつ遊んで,冒険手帳をゆっくり充実させよう。

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料理にペットにギルドにカメラ!

ラグマスは楽しい寄り道も盛りだくさん


 これらの要素のほかにも,ラグマスには多彩なコンテンツが山盛りである。その1つがROでもおなじみの“ペット”システムだ。フィールドモンスターをテイム(捕獲)してペットにできるのだが,本作ではペットを連れて歩くことでプレイヤーキャラのパラメータがアップするほか,戦闘にも参加してくれる。まさに,相棒という表現がピッタリの存在となったのだ。ホムンクルスに近い存在といえば,ROプレイヤーには分かりやすいだろうか。

ペットは,プレイヤーが攻撃した相手にのみ攻撃を繰り出す。一緒に戦うことでペットのレベルも上がっていく
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ペットを連れて歩いたり,撫でたり,料理を与えたりすることで好感度がアップ。好感度が上がると,ペットと手をつないだり,抱きかかえたりすることもできる
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 冒険に同行してくれるだけでなく,アルバイトに出す,フィールドへ派遣するなどして報酬やドロップアイテムを集めてきてもらうことも。これらの要素はBaseレベルを上げることでアンロックされる。

ペットとは別に,雇った執事を引き連れて歩けるが,こちらは戦闘には参加してくれない。女性と男性から選ぶことができ,ゼニーを払うと変更できる
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 もう1つのおなじみのコンテンツが“料理”だ。これは読んで字の如くなのだが,素材を集めて料理を作るとコックとしての腕前が上がっていく。できあがった料理を食べるとバフがかかるのもROと同じだが,ラグマスでは食べれば食べるほどキャラクターの舌が肥えていき,バフの効果がアップするユニークな仕様だ。作った料理は自分だけでなく,ペットに与えたり,周囲の人々に振る舞ったりもできるので,たくさんの人を集めてパーティーを開催するのもいいだろう。

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コックとしての軌跡も冒険手帳に記録される。ここには料理のレシピも登録されていく
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 パーティプレイを楽しむコンテンツとしては,“エンドレスタワー”の攻略や“ギルドコンテンツ”などがあげられる。
 ギルドはBaseレベル20以上で,エンペリウムというアイテムを持っていればゼニーを消費することで結成できる。ギルドクエストなどをこなすと貢献ポイントが得られ,特定のアイテムを消費してギルドダンジョンに入場できるほか,キャラクターのパラメータを永続的にアップさせる「祈祷」,同じくギルドメンバーのパラメータを永続的にアップさせる「ルーンシステム」に使用できる形だ。

 個人的に推しておきたいのがカメラ機能だ。スクリーンショットが撮れる機能自体はそこまで珍しくはないが,ラグマスは方向性が一風変わっている。前述した,モンスターの写真を撮ることで図鑑内の項目がアンロックされるというのがその最たるものだ。

写真を撮るだけで報酬がもらえるのなら撮らない手はない。倒すよりも先に撮影が先,という癖を付けておくといい
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お気に入りの写真は個人アルバムにとっておくこともできる。初期では20枚までと意外に少ないので,個人的には拡張を希望したい
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 カメラ機能はアイコン1つで起動でき,ズームに加え,キャラクターを中心にカメラの位置を変更できる。それだけなら想定の範囲内かもしれないが,なぜか“スキル”によって幽霊が撮影できるようになるなど,カメラの機能を拡張できるのだ。

 なぜそんなスキルが……と思わないでもないが,これらはクエストや冒険手帳のアチーブメントで得られるポイントを溜めて,冒険レベルを上げることで手に入る冒険スキルポイントで交換できる「冒険スキル」の1つであり,「職業スキル」とは別ものだ。つまるところ,なくてもゲームの進行には支障のないスキルなのだが,ゲームをより楽しむには嬉しい要素の1つだったりする。

フィールドでは姿の見えない幽霊モンスターのウィスパーも,冒険スキル「ゴーストカメラ」を覚えておけば,ホラこのとおり。撮影すると実体化させられるので,“狩り”という点では有効ではある。必ず心霊写真が撮れるカメラは怖いけど
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 長い歴史を持つROの世界観をベースに,システムがスマホ向けに最適化され,ややポップ寄りなテイストになったことで,ラグマスはROの世界観を持ちながらも少し違ったゲームに仕上がっている印象だ。MMORPGらしいシステム部分にはROのテイストが色濃く残っているが,ストーリーがしっかりと作られている点は個人的に好印象だった。どういったストーリーが展開されていくのか興味は尽きない。

 そしてなにより,寄り道コンテンツが結構楽しい。収集欲が刺激されるというか,空いたマス目をついつい埋めたくなるというか,本編そっちのけで追いたくなるコンテンツが盛りだくさんなのだ。メインクエストは経験値が美味しいし,キャラクターの育成上外すわけにはいかないけど後回しにしようか……いやレベルを上げないと開放されないコンテンツもあるしな……でも冒険手帳も充実させたいしな……と,誘惑が多くてついつい横道にそれたくなる。そういう意味では,ラグマスはMMORPGらしさをしっかりと継承したオンラインRPGだといえるのかもしれない。

今回はテストサーバーでのプレイだったため,パーティプレイやチャットでの交流といった,他プレイヤーとのマルチプレイは体験できなかった。この世界に集う多くのプレイヤーと協力し,競い合うことで冒険はより鮮やかさを増すはずなので,サービス開始後にどういった出会いが生まれるか,今から楽しみだ
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