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[CJ2016]スマホ向けの武侠RPG「剣侠世界」がプレイアブル出展。最新PVを掲載
西山居は,中国では定番の武侠系を得意とする開発会社だ。多くの4Gamer読者にとって,武侠はそれほど馴染み深いとはいえないかもしれないが,中国では欠かせないテーマである。今回は,せっかく中国のゲームショウを取材しに来ているのだし,1つくらい武侠系のゲームをピックアップしておこうと思い,剣侠世界を取り上げることにした。
剣侠世界のジャンルは,いわゆるオートバトル系のRPGとなる。ゲームエンジンはUnityを使用しており,PVを見ても分かるとおりグラフィックスはなかなかのもの。また武侠系らしく,ひとつひとつのモーションやエフェクトがとても派手だ。武侠ファンにとっては,手塩にかけたマイキャラがオートバトルで活躍する様子を眺めているだけでも楽しめそうである。
武侠ではおなじみの“軽功”も,本作ではたっぷり堪能できる。たとえば重力を無視したジャンプで空高く飛び上がり,そのまま空中を駆け抜けることも可能だ。下のムービーを見ていただければ,武侠に詳しくない人でも,なんとなくその雰囲気が伝わるかもしれない。
ブース内にいた同社のスタッフに話を聞いてみたところ,本作はこれまで200名以上の開発スタッフが携わってきたタイトルとのことで,1年以上をかけて開発が行われているという。中国では今年の9月に,iOS/Android版の配信が予定されているそうだ。
興味深い話としては,昔のChinaJoyと比較すると,武侠系のタイトルの割合は次第に減ってきているという。しかしその主な理由は,世界中からあらゆるゲームジャンルがChinaJoyに集まり,ゲームショウとしての多様性が増しているからだそうだ。
中国のゲーム市場において,武侠を扱ったタイトルの需要は以前としてあり,西山居はこれからも,時代に沿った形で武侠のゲームをリリースしていくとのことだった。