「デュエル エクス マキナ」コントロールトリニティデッキを紹介。アグロデッキをメタる

　ディー・エヌ・エーが配信しているスマホ向け対戦型デジタルカードゲーム「デュエル エクス マキナ（DUELS X MACHINA）」（iOS / Android）。今回は対アグロデッキ，とくにアグロ型オリンポスへの対策を意識したコントロールトリニティデッキを紹介しよう。　

　これまでの環境では比較的存在感が薄かったトリニティだが，新たに追加されたカードにより，新環境で十分戦える強さを持ったデッキを組めるようになった。このデッキは高コストの大型ユニットを運用できるので，派手な一撃を繰り出せるのが魅力だ。

デッキ内容について

ガーディアン	スキル
ガブリエル	「聖樹の雫」（残りマナを1増やす）を，デッキ外から1枚手札に加える。

カード名	種類	枚数
聖堂領の修道女	ユニット	2枚
聖鳥 カラドリウス	ユニット	2枚
聖樹の杯	スペル	2枚
マスティマの誘引	スペル	2枚
カマエルのファンファーレ	スペル	1枚
死天使 サリエル	ユニット	2枚
マスティマの魂吸	スペル	1枚
人面獅子 マンティコア	ユニット	2枚
火竜 ウェルシュドラゴン	ユニット	1枚
堕天使 ルシファー	ユニット	2枚
彷徨える石像	ユニット	2枚
求道の異界人 ジェイ	ユニット	2枚
彷徨えるゴーレム	ユニット	2枚
離魂術師 サナム	ユニット	2枚
焔蛇の激昴	ユニット	1枚
外科医 ベリザリオ	ユニット	2枚
人造獣 カオスキメラ	ユニット	2枚

　このデッキは，序盤はガーディアンパワーや，各種マナブーストカードでマナをためるための準備をし，一気に堕天使 ルシファーや人造獣 カオスキメラといった大型ユニットの召喚へ繋げるというのがメインコンセプトだ。

　序盤を凌ぐうえで，聖鳥 カラドリウス，彷徨える石像などのカードが重要で，対アグロデッキではこれらのカードを駆使して序盤を切り抜ける形となる。逆に遅めのデッキに対しては，いかに大型ユニットを多く，早めに出すかの勝負になりがちなため，ルシファーやカオスキメラなどを初手の手札交換時にキープしておくのもあり。
　レジェンダリーカードがやや多めで比較的高額なデッキだが，それに見合うだけの強さを持っているので，カード資産に余裕がある人にはとくにオススメしたいデッキだ。

採用しているカードの解説

◯聖堂領の修道女
　場に残ればターン開始時にマナを1得ることができるマナブーストカード。1ターン目先攻でこのカードを置く動きは強力で，次のターンに一気に3マナの動きに繋げることができる。ただし，ハデスには簡単に除去されてしまうので，気をつけよう。

◯聖鳥 カラドリウス
　お互いのマナ上限を+1するという効果が一見デメリットにも見えるが，マナが増えれば増えるほどトリニティの土俵になるので，基本的にはメリットになることが多い。対アグロデッキ戦では序盤に展開したいカードのひとつだ。

◯聖樹の杯
　2マナを払うことで合計4マナを得る，つまり実質2マナを得ることができるカード。主に堕天使 ルシファーや人造獣 カオスキメラといった高コストユニットに一気に繋げる時に使うのがオススメだ。



◯マスティマの魂吸
　除去を行いつつ，自ガーディアンを回復する効果は，とくに速攻型のアグロデッキに対して強力。序盤の相手の攻勢を凌ぐための鍵となるカードのひとつだ。

◯カマエルのファンファーレ
　ユニットカードを2枚補充できるドロースペル。対アグロ戦では効果は薄めだが，同系のコントロールデッキに対してリソース勝負となったときに，威力を発揮するカードだ。

◯彷徨える石像
　メシーカで登場した新カードで，破壊されることでランダムにコスト5のニュートラルカードを場に召喚する。0/4の壁として働いたあとはより強力なユニットが登場するので，防御役としての働きは随一。対アグロデッキの急先鋒として強烈に突き刺さるカードだ。



◯求道の異界人 ジェイ
　速攻に加え，破壊時のドロー効果まで持つ優秀な4マナユニット。このデッキに限らず多くのデッキに入る優良スペックのユニットで，除去とドローを兼ねることができるのはコントロールデッキにとってありがたい。

◯彷徨えるゴーレム
　デメリット持ちではあるが，4コスト4/4というスペックは強力。それほど中盤にユニットを横展開するデッキではないので，実際のデメリットはそこまで気にならないはず。中盤戦を凌ぐためのユニットとして有効に使っていこう。

◯死天使 サリエル
　「烈火の軍狼」環境から登場したトリニティ専用のレジェンダリーカード。ユニットを破壊することでバフと相手の除去を同時に行えるので，彷徨える石像や聖堂領の贖罪師などの破壊で大きくアドバンテージを稼ぎたい。また，破壊時のダメージ効果はこのユニットがいる限り残るので，対アグロデッキ戦では非常に役に立つ。



◯離魂術師 サナム
　5コストのグッドスタッフ枠。そのスペックの高さから，出して弱いシーンはほとんどなく，高コスト帯のユニットへの繋ぎとして活躍してくれる。また，サナムを並べた状態で堕天使 ルシファーを出せれば，一気に打点を稼ぐことも期待できる。

○マスティマの魂吸
　除去スペルとしての性能はそこそこだが，ガーディアンのHPを回復できるというのが対アグロ戦では大きい。相手ユニットを除去しつつの4点回復は10コストの強力ユニットへの繋ぎとしては充分。ただし，あくまで4点除去で大型ユニットは除去しきれないので，過信はしないように。

○焔蛇の激昴
　このデッキ唯一の確定除去スペル。とくに対コントロール戦やミラーマッチでは相手の人造獣 カオスキメラなどの大型ユニットを除去するために活躍してくれる。使い所はしっかりと見極めて，ここぞという時に使っていこう。



◯人面獅子 マンティコア
　ランダムとはいえ，登場時に敵ユニットに3点ダメージを与えられる効果は強力。本体のサイズが5/5と大きめなのも高ポイントだ。除去要員としてもアタッカー要員としても役に立ってくれる高コスト帯のグッドスタッフだ。

◯外科医 ベリザリオ
　ATKを+2して打点を上げる効果はフィニッシャーとして役に立つ。自ユニットへの封印効果は若干気になるところだが，ルクソールのイシスなどのデバフを得意とする相手には，デバフを打ち消しつつATKを上げられるので，強力なカウンターとして機能する。また，彷徨えるゴーレムのデメリット効果を打ち消せるのも見逃せない。

○火竜 ウェルシュドラゴン
　相手のすべての前列ユニットに3〜4点のダメージを与えるという強烈な除去効果を持つドラゴン。とくにアグロデッキに対しては強烈に突き刺さるユニットで，相手がサナムなどのユニットを並べているところを一網打尽にできる。



○堕天使 ルシファー
　2点の全体除去とATKを+2するバフを兼ね備えたユニット。オリンポス，イズモなどの対アグロデッキ戦では，いかにこのルシファーまで繋ぐかが勝負の鍵となる。逆に，対アグロ戦で一度ここに繋いでしまえば，勝利はもう目前といっても過言ではない。

○人造獣 カオスキメラ
　これでもかというぐらい能力がついている10コストのフィニッシャーユニット。速攻持ちなので4点火力になるほか，護衛と鉄壁も持ち合わせているため，そのまま自分のガーディアンを守ることへも繋がる攻防一体のカード。一方で，威圧持ちであるため，盤面の敵ユニットの除去にはやや不向き。基本的には相手ガーディアンへの火力として用いていこう。

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