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2000年に起きたロシア原潜沈没事故の謎を追うアドベンチャーゲーム「Kursk」がリリース。日本語にも対応
「KURSK」公式サイト
クルスクは,ロシア海軍がバレンツ海で行った演習中,魚雷の損傷によると思われる爆発によって沈没した。事故直後の船内に生存者がいたことが,翌年に引き上げられた際に明らかになっているが,この事故では乗組員118人全員が犠牲になった。
なにぶん,軍事機密の塊である原子力潜水艦に起きたことなので,政府によって秘匿されている部分も多いらしく,現在でも詳細がすべて明らかになっているわけではない。
20年近く前に起きたこの事故をテーマにした「KURSK」では,プレイヤーは乗組員の1人という役どころを演ずる。彼の任務はスーパーキャビテーションシステムを搭載した革新的な魚雷“シクヴァル”の機密を探るという,つまりスパイで,おそらく架空の人物だろう。
一般の立ち入りが禁止されている原潜基地のヴィジャエヴォ港や,オスカーII型潜水艦クルスクの内部が精密に再現され,そこを一人称視点で移動しながら,重要人物を見つたり機密情報を収集したりといった任務を遂行していくという。
現在発売中なのはPC版のみだが,Steamの表記によれば,インタフェースと字幕は日本語化されているという。対応機種としてはほかに,MacおよびPlayStation 4,Xbox Oneが予定されている。
スパイであることを隠しながら,狭い原子力潜水艦の中を動き回るという,ドキドキしそうなシチュエーションを体験したい人は,チェックしておこう。