企画記事
Pastel*Palettesの新章前に,パスパレ入魂!バーン!!!!! 「ガルパ」で丸山 彩たちの軌跡を追いましょう
「Pastel*Palettes(パステルパレット)」!!!
Craft Eggとブシロードのリズム&アドベンチャーゲーム「バンドリ! ガールズバンドパーティ!」(iOS / Android。略称ガルパ)で公開される,Pastel*Palettes(略称パスパレ)のバンドストーリー3章“TITLE IDOL”を記念し,彩たちのアイドルバンド,パスパレを大特集!
えっ,パスパレのことは知らない???
そういう人をお待ちしておりました!!!
「ガルパ」バンドストーリー3章特設サイト
「バンドリ! ガールズバンドパーティ!」公式サイト
「バンドリ! ガールズバンドパーティ!」ダウンロードページ
「バンドリ! ガールズバンドパーティ!」ダウンロードページ
Pastel*Palettesとは?
本題のPastel*Palettesは,次世代ガールズバンドプロジェクト「BanG Dream!」で活躍する,女子高生5人のアイドルバンドです。
メンバーは,ボーカルの丸山 彩(CV:前島亜美),ギターの氷川日菜(CV:小澤亜李),ベースの白鷺千聖(CV:上坂すみれ),ドラムの大和麻弥(CV:中上育実),キーボードの若宮イヴ(CV:秦佐和子)。
彼女たちは女子高生バンドで,プロの商業バンドなのです。
パスパレの活躍は,計7組の「バンドストーリー」,ガルパの「メインストーリー」,期間限定の「イベントストーリー」が中心です。
そのほか,ゲーム内に散りばめられた彩たちの会話をはじめ,アニメや書籍,楽曲CDのドラマパートにリアルライブに生放送番組に多方面のコラボにと,さまざまな場所で目にすることができます。
そして物語での躍動はもちろん,表題曲の「しゅわりん☆どり〜みん」や「もういちど ルミナス」といった正統派アイドルソングをはじめ,音楽プロジェクトならではの活動も大きく広がっています。
そんなパスパレをもっと知る前に,ちょっと振り返りたい!
というファンの人たちから知らない人たちまで。幅広い方々にパスパレの魅力をお届けするのが,このパスパレ大特集です。
今回はバンドストーリー新章の公開直前ともあり,本稿ではこれまでの物語を中心に,彩たちの軌跡を追っていきます。
バンドストーリー 1章
「Pastel*Palettes、はじまりの物語」
芸能事務所のアイドル研究生。3年目の丸山 彩。高校2年生。
彼女はある日,事務所の会議室に呼び出されました。
そこで出会ったのは,人気女優の白鷺千聖,ハーフモデルの若宮イヴ,バンドオーディション合格者の氷川日菜。
彼女らは新人アイドルバンド“Pastel*Palettes(パステルパレット)”として,いきなりの新人デビューが決まったのです。
彩さんはボーカルで,千聖さんはベースでと……スタッフはテキパキと役割分担します。が,どうも「口パク&アテフリで」とのことで。
歌えないし,演奏もしない。でもめぐってきたチャンス。逃せない。
それぞれ目的や悩みは違えど,よそよそしく練習に励みます。
バンドをやるには足りなかったドラムメンバーは,演奏練習のサポート人員であった大和麻弥を加えて解決です。
初めての衣装。初めてのライブ。1万人の前で,歌は口パク。
これまでのたどたどしい練習の成果を見せるとき。
けれど悲しいことに,ライブは機材トラブルで中断されます。
口パク&アテフリの疑惑もムンムン。観客に気取られます。
再開の目途も立たず……私たち,これからどうなるの?
ガルパには現在7組のバンドがいます。夢や青春に駆られた少女たちが,ふとした出会いや,昔なじみの親友たち,同じ目的で集った仲間とバンドを結成し,さまざまな困難を乗り越えながら成長していきます。
そのなかでことさら特殊なのが,このパスパレです。
彼女たちは(ひとり除き)あくまで「芸能界のお仕事」として,商業的に組むことになったアイドルバンド。やりたい気持ちだけで走り出したわけではありません。大人たちの都合に,自分たちの目的をすり合わせて,それぞれの納得の仕方で活動することになっただけなのです。
初ライブは大失敗。先のスケジュールもぜーんぶ未定に。
おまけに事務所は「楽器の練習をしましょう」ときました。
SNSでもボロクソに批評されます。彼女たち,プロですから。
だからって,ここで諦めるのはまだ早い。
「アイドルは、キラキラしてて、夢を与える存在なんだからっ!」
彩の言葉に感化された日菜,麻弥,イヴは前向きになり,アイドルポーズなどをみんなで研究しながら,元気よく練習に打ちこみます。
ただひとり,今後に不安を覚えてしまった千聖を除いて。
来る日も来る日も練習だけの毎日。それでもがんばる彼女たち。
売れっ子だけに,千聖だけはひとり足並みがそろいません。
そんな千聖でしたが,ほかのメンバーに向かって,パスパレがアイドル業界注目のイベントに参加することになったと告げます。
みんなのため……とは思えなくても,自分が選んだ道をキャリアアップにつなげるため。彼女なりに裏でがんばっていました。
ライブに浮かれる彩。努力すれば夢は叶う。彼女はそれを伝えるアイドルになりたいのです。けれど千聖は,責めるわけでもなく淡々と。
「努力が必ず夢を叶えてくれるわけじゃないのよ」
悩みながらも真っすぐに。彩は練習と努力を続けます。
もう,なにもしないで後悔するようなことはしたくない。
そして彼女は考えます。「私たちでチケットを手売りしよう!」。
ぜーんぜん売れなくても,悲しくても,がんばりたいから。
忖度なしに,パスパレのはじまりはギスギスしています。
ほかのバンドも人間関係の不和,能力や意思の違いといったものでギクシャクはしますが,パスパレの場合はその進退にどこまでもビジネスがついて回ります。小さなころからこの世界で働く千聖とは,プロ意識にも雲泥の差がある。それも彩との温度差につながります。
でも,麻弥は言います。私たち一人ひとりに感性や感覚があって,まったく同じにならない。そんな誰かとやるのがバンドなんです,と。
麻弥は,自信がないジブンを卑下していました。そんなジブンに勇気をくれたのが彩ちゃんなんだと。イヴは,努力は絶対にムダじゃない。だから私も彩ちゃんと一緒にがんばりたいんだと。
バンド結成時の日菜は,天才少女ゆえに周囲とのズレがあり,実際に彩に向かって心ないとも取れる厳しい指摘も飛ばします。でも「ここ数日で他人という存在を意識するようになった」。
彩のがむしゃらにがんばる姿に興味を示し,これまた日菜らしい“おもしろい”を原動力に,活動に精を出していきます。
チケット売りも5日め。ぜーんぜん売れないし,雨だって降ります。
声を上げても雨音でかき消える。今はもう,彩ひとりだけ。
そこに「仕事があるから」と言っていた千聖がやってきました。
「夢に向かって、どこまでも愚直に突き進んでいく。愚直なのは、『自分にはそれしかない』と思っているから。それを心のどこかで自覚した上で、夢をかなえようともがき続けている……本当に、不器用な人ね」
雨のなか,千聖が一緒にチケットの売り込みをはじめました。
それでも,ぜーんぜん売れなくて,ふたりともずぶ濡れでした。
雨がやんで,時刻は夕暮れ。ふたりで事務所に帰るとネットがなにやら騒がしく。パスパレのがんばりを見ていた人は,ちゃんといました。
事務所の人は千聖に「千聖さんがパスパレにいたおかげです」と伝えますが,本当にがんばったのは誰なのか。彼女はもう知ってます。
こんな気持ちは風邪のせいね。千聖が初めて自主練にやってきます。
どこか溝を感じていた4人も,彼女をもっと知っていきたいと。
思い思いの言葉をかけます。みんなの足並みがそろった瞬間。
意見があわなくても,ケンカじゃない。パスパレが目指すものを全員で考えます。絶対うまくいこう。パスパレはこれからなんだ。
世間の評判も上々。次のライブはみんなで練習してきた生演奏に決定。ただし,「彩さんのボーカルだけは事前収録したもので」。
ないとは限らないトラブルのために,事務所がきちんと考えたうえでの結論。彩はすこしだけ時間をくださいと,その場を離れます。
いつかデビューすることを夢見て。3年間。努力してきた。
うまくいかなくて,そろそろ卒業。そんなときパスパレと出会った。
夢は叶う。けど歌えない。なにか間違えたのかも。すごくつらい。
そんな彩の背中を追ってきた,千聖は。
「私の知っている丸山 彩は、愚直に夢を追いかけ続ける人間。自分がしてきた努力を信じて、絶対に諦めない……あなたが、夢をかなえたいと強く思っているのなら『丸山 彩』を裏切ってはダメ。どんなことがあっても、最後まで『丸山 彩』でいなさい……私から言えるのはそれだけよ」
キラキラしている彩は,めげない子。パスパレのみんなは信じています。「彩ちゃんなら大丈夫」。だって彼女はアイドルだから。
そして迎えたライブの日。彩はみんなの前で。
「もう一度、チャンスをください!」
今日まで必死に努力し続けてきた,アイドルの丸山 彩。
才能がないから,努力しかないから,それを打ち消したくない。
私から努力をとったら,私じゃなくなる。
「私は……私は、Pastel*Palettesの丸山 彩です!」
そうして彩が歌ったこの日――最高のライブになったこの日。
彩は。パスパレの5人は。みんなアイドルでした。
この先もずっと,5人で「最高のステージ」を目指して。
こうしてまとまったパスパレメンバー。
その道はまだはじまったばかりで,といいますか続けて2章も紹介するのですが,どこまでも真っすぐ走ってきた少女たちです。
振り返ると,1章は「真っすぐ組(彩と麻弥とイヴ)」と「達観組(日菜と千聖)」の色がくっきりですね。
好きの気持ちや本音をぶつけるだけでは生きていけない,芸能界という舞台ならではの裏表を感じさせてくれます。
今はそれも懐かしいと思えるのは,それだけパスパレが歩んできたから。では続きまして,光の名を冠する2章へ。
バンドストーリー 2章
「もういちど ルミナス」
あれから約1年。彩も高校3年生になりました。
最近は個々人のお仕事で,なかなか集まれないパスパレ。
彩は今日も今日とて,ひとりでレッスンをがんばります。
そんなとき,合同ライブ「アイドルフェスティバル♪」の話がやってきました。みんなで参加を喜ぶなか,彩は夢を口にします。彼女の夢は,大好きなアイドル「あゆみさん」をこえることなのです――。
あらかじめ,2点ほど注釈を。
まず,ガルパは物語進行に応じて作中時間も進みます。
そのため,彩以外のパスパレメンバー,そのほかのバンドメンバーたちも物語の区切りでみんな進級したりしています。
また,急に話題に出てきた「あゆみさん」について。
ガルパは“バンドストーリーの隙間をイベントストーリーが補完する”という形式なので,いきなり感に陥った人がいたら,2017年5月31日開催のイベント「あゆみ続けた道、彩られる未来」を読み返しましょう。
ガルパではバンドストーリー以外でも少女たちが成長していきます。イベントの読み返しの対応には多少時間がかかりますし,どこでなにが投入されるかも分かりません。なので,追い続けるのが大事です。
既存曲の演奏は問題なし。問題は,なかなか時間がとれない新曲。
そんなとき,久々の空き時間を使って5人でお茶することに。
日菜が向かったのは「羽沢珈琲店」。
みんなの近ごろのお悩みは,個人のお仕事です。バンド活動とは勝手が違うので不安があります。しかし千聖は,それもまた成長だし「そもそもお仕事は楽しいとか,楽しくないとかって問題じゃないわ」。
女優でも,パスパレでも。彼女はいつでもプロなのです。
そんな千聖に,映画のお仕事が舞い込みます。しかも役どころは準主役。練習スケジュールが被っている合同ライブには出ず,当日は代役を立てれば,彼女のキャリアアップにつながるお仕事です。
千聖の悩み顔は,彩にすら気づかれてしまいましたが。
今の状況にモヤモヤーってしているのは,日菜もでした。
最近の練習はあんまり楽しくないと,ひとりで帰っちゃいます。
それを見て,いつも元気なイヴもすこし不安になります。
それでも日々はすぎていくもので。合同ライブの宣伝コメントの収録日,撮影終了後にスタッフは言いました。「みなさんのご活躍を考え,今後はパスパレより個人のお仕事を主流にしていきましょう」。
事実上の活動休止。みんなが反発するなか,日菜だけは。
「あたしは別に、解散しちゃってもいーや。だって、最近のみんな、つまんないもん。彩ちゃん、このままだとパスパレ終わっちゃうよ? いいの? なんか最近のみんなってさ、パスパレがやりたいって感じじゃないじゃん。これなら、続けたってどーせそのうちやめちゃうよ」
どうしよう。どうすればいい。千聖も弱りました。
思い悩んだ彼女が声をかけたのは,風変わりな幼なじみ。
ハロー、ハッピーワールド!(略称ハロハピ)のギター担当。
瀬田 薫でした。
千聖は,夢なんていう,ふわふわしたものにしがみついていたくない。ひとつひとつ,目標を叶えていきたい――という思いで,小さいころから成功するために,安全な道しか歩いてきませんでした。
薫もそんな千聖のことをよく知っています。それでも伝えます。
「でも……君も、そろそろ夢を見てもいいんじゃないかな」
夢は見ないようにしてきた。でも……こんな私でも,夢を見ていいの? 合同ライブに参加したい。映画のお仕事もがんばりたい。
それは彼女にとって確実な目標なのか。それとも――。
千聖はこの日の夜,映画のお仕事を引き受けました。
パスパレの活動が軌道にのった。みんなの人気もあがった。ゆえに新たな問題に直面します。どっちを取るか問題。誰しもの悩みです。
なお一部を切り取るとまるで悪者ですが,事務所のスタッフもご飯を食べなきゃですので,大人の事情も察してあげたいものです。
振り返ってみて知りましたが,パスパレのバンドストーリーで,ほかバンドのメンバーで初めて出てきたのは,薫さんこと“かおちゃん”がお初だったようで。ちなみに2人めは,Roseliaの氷川紗夜でした。
なお,パスパレのメンバーたちはとても仲睦まじいのですが,ガルパでは人間関係をそこだけで完結させず,バンドの垣根を越えた友人関係も築いています。その網目は膨大なので,以下は一例となりますが。
千聖ならハロハピの,女の子のハートを虜にしてしまう薫が幼なじみ,方向音痴デートがかわいらしい松原花音が親友です。Poppin'Party(略称ポピパ)の市ヶ谷有咲も,当初のすれ違いっぷりは必見ですね。
長くなりそうなので,次の場面に進みましょう。
活動休止になったら。パスパレがなくなったら,どうしよう。
彩の言葉に,イヴは「パスパレはなくなったりしないです!」と強く返します。なくなることを考えるのではなく,なくならないようにがんばりましょう。それがブシドーですっ。キラキラするアヤさんでいてください。それだけで,彩の不安は吹き飛びました。
決意も新たに,5人がレッスンに集まります。日菜も麻弥も向いている方向は一緒。でも,千聖には映画のお仕事があって。
どうしてこんなときに。千聖がなにを考えているのか。彩たちには分かりません。「千聖ちゃんはパスパレのこと好きじゃないの?」。
千聖はすぐに「好き」と答えられませんでした。なぜ? 自分でも分かりません。パスパレを続けたい。映画のお仕事もやりたい。だけど,そうやって好きの気持ちだけで続けられるとは思えないから,安全で確実な道を探してきた。ひとつずつ目標を叶えてきた。つまらない私なのに。
だから,彩は言ってやったのです。
「だ、誰だって夢、持っていいんだよっ! 千聖ちゃんだって、夢持てるよっ! 夢を持とうって思ったこと自体、千聖ちゃん、すっごく前進してるってことだと思う! 夢、見ようよ!」
幼なじみも言っていた,千聖が見ることのない夢。
夢を見られない彼女が,彩に言われて,気づいた夢。
夢を持てるようになるのが夢でいい。彩はそう続けました。
どうすれば夢は叶うの? 千聖は泣いてしまいます。
アワアワしながらも,彩は全力で答えます。
「努力! 努力すれば、夢は叶うからっ!」
愚直だと思っていたそれに,千聖は安心してしまい,最近お仕事と練習で疲れていたのを思い出して,彼女の肩で眠っちゃいました。
イヴいわく。夢も目標も,サムライもアイドルも同じ。
「夢と目標は、グラデーションで繋がっているんです!」。
夢について真剣に語らうことを笑う人は,ここにはいません。
一方で,麻弥もジブンの夢がなんなのか。目下の悩みになっていました。みなさんはこれからの夢を見据えているけど,ジブンは。
ある日の放課後。同じ学校に通う日菜が言いました。「わかんなくてもいーんじゃないの?」「パスパレってさ、わからないことがさ、わかるようになるんだよ」「そのうちわかるようになるから」。
夢は分からないままでもいい。だからパスパレで,みなさんと一緒に答えを見つけたい。それが麻弥の夢になり,いつも一緒の仕事で助けてくれている彼女への,日菜なりの恩返しになりました。
何度も悩んで,何度も団結して,再スタートして。
そのたびにパスパレは強くなります。
みんなで集合写真を撮ろう! 彩が提案します。
でも彼女は「せーの」の声で撮ってしまうので,みんな笑いました。
でで,彩は高校生活とパスパレに加え,ハンバーガー店でのアルバイトまでしています。お店のバイト仲間には花音,Afterglowの上原ひまりと宇田川巴がいます。彼女にはおっちょこちょいな一面があるため,周囲からの反応も千差万別でおもしろいです。
イヴは作中にたびたび登場する,バンド少女たちの一大拠点「羽沢珈琲店」でアルバイトしており,お店の娘さんであるAfterglowの羽沢つぐみとよく話しています。どストレートなブシドー精神もあって,よく根拠のない自信でドタバタを発展させています。
麻弥の場合,バンドストーリーを振り返ってみると案外言及が薄めで意外でしたが,その“音楽オタクっぷり”もあって,Roseliaの湊友希那,ハロハピの奥沢美咲などと音楽談議に花を咲かせている場面をちらほら見ます。「フヘヘ」って笑うのがかわいいです。
合同ライブに向けて,5人でレッスンの追い込み。スタッフは千聖を映画のお仕事に連れていきたいのですが,力強く諭されます。
「今後? 今、やりきらなかったら今後のことなんか気にしたって……! 映画もライブも、どちらも全力でやりきりたいんです……やりきって、パスパレを続けたい。この仕事は、好きって気持ちだけで続けられるものじゃないってわかってます。でも……私はこのバンドが好きです!!」
千聖に芽生えた,たしかな熱意。
その本音に,パスパレのみんなもがんばりたくなります。
彼女はもう,自分ががんばることで,夢を見られるのです。
アイドルフェスティバル♪はもうまもなく。
会場には,自由にしていい招待席も用意されています。
千聖は花音と,ついでに薫を。イヴは両親や,バイト先のつぐみを。麻弥はRoseliaの宇田川あこ,ハロハピの北沢はぐみや美咲をよびます。
そして日菜は,大好きなおねーちゃんを。
大好きだけど,ずっと仲が悪かったおねーちゃん。
けれど,七夕の短冊が願いを聞き届けてくれたのでしょうか。
ピッ。おねーちゃんからの返信。「ライブに来てくれるって!」。
日菜もおねーちゃんも,バンドをやって変われたんです。
ライブ当日。出番の5分前。緊張がとまらないイヴや千聖の前で,彩は宣言します。「絶対うまくいくよ。絶対」。
迎えたステージ。気合いの入る1曲目は,バンド仲間が手がけてくれた「Y.O.L.O!!!!!」。会場のお客さんもヒートアップします。歌唱後,実はやっぱり緊張していた彩がMCをいつもどおりトチっちゃいますが,みんな以前と違って,自然とフォローできてしまいます。
今はまだ,届かないかもしれないけど……私たち。
もっともっと光り輝く存在になっていきたいと思いますっ!
聴いてください。「もういちど ルミナス」。
今日のライブは鬼気迫るすばらしいステージでした。スタッフも思わず「今後はパスパレを主軸に活動しましょう!」と申し出ます。
けれど。イヴも,彩も。
「悔しいです!!!! 絶対絶対もっと、うまくできたはずですっ!」
「悔しい……! MCだって、歌だって、絶対もっと……ううっ……!」
パスパレはまだまだ,こんなもんじゃない。
これじゃ「最高のステージ」になんて届かない。
それはもう目標じゃなくて。パスパレみんなの。
みんなで絶対に叶えたい,夢になっていました。
“夢”。この一字を追いかけて,彩たちはふわふわとそれを追い求めるでもなく,愚直に真っすぐ努力していきます。
久々にパスパレのバンドストーリーを読み返しましたが,やはり最初から最後まで読みやすい,誰もが胸にグッとくる内容でした。
とゆーわけで,次の3章では一体どんな姿を見せてくれるのか?
今から楽しみで仕方ありません!
ちなみに,これまでのPastel*Palettesの活躍については,下記の動画「Pastel*Palettes ダイジェストストーリー前編・後編」でも確認できます。より臨場感が伝わりやすいかと思うので,本格的におさらいしておきたい人はぜひ視聴しておきましょう。
そのほか,パスパレが主役の日常系ゆるふわアニメ「ぱすてるらいふ」など,アニメ系の映像媒体で笑っちゃいましょう。
ついでに。パスパレのおすすめイベントストーリーも見繕いました。
イベントストーリー数は本記事の執筆時点で“135前後”となっており,パスパレオンリーから,ほかのバンドメンバーとの組み合わせまで,バリエーションもめちゃくちゃ豊かですので,それ以外もぜひに。
また,今回は過去章とあって接点がありませんでしたが。新バンドとして参加したMorfonica,RAISE A SUILENのメンバーも徐々に関係性の輪を広げていますので,新たな人間関係にも注目ですね。
それと最後に日菜の人間関係についてご紹介です。彼女はひじょーっに個性的な少女ですので,ポピパの戸山香澄や花園たえ,ハロハピの弦巻こころと一緒にいると,なんとも説明しがたい魂のコミュニケーションを見せてくれたりします。ぜひともご覧ください。
もちろん,氷川日菜と氷川紗夜の姉妹関係は,それ自体が彼女らのメインストーリーと言っても差し支えないほどの熱量で,パスパレともRoseliaともまた違う主軸として,大変多くの人たちの興味関心を引いています。まさに近々でも開催されていましたが,ガルパには氷川姉妹を主役にしたイベントがいくつもあるくらいなのです。とはいえ,このふたりに触れるとなるとまた別の話となりますので,今回はやめておきますね。
☆パスパレの必修イベント
・つぼみ開く時
☆個別のおすすめイベント
・あゆみ続けた道、彩られる未来(丸山 彩)
・What a Wonderful World!(氷川日菜)
・幼き日の面影は今もそばに(白鷺千聖)
・ジブン、アイディアル(大和麻弥)
・譲れない想い、燃えるブシドー(若宮イヴ)
☆最近のおすすめイベント
・Play act! チャレンジ*オーディション
・Brighter brighter
※当然,これ以外にも数えきれないほどのイベントがあります。できる範囲で愛と夢と時間をささげましょー!
最後に,パスパレのディスコグラフィでも
ガルパでは各バンドのオリジナル楽曲をはじめ,さまざまなアーティスト&ジャンルのカバー曲も提供されています。
ということで最後に,パスパレの音楽面を振り返っていきましょう。
■「しゅわりん☆どり〜みん / パスパレボリューションず☆」
1st Single:2017年7月12日発売
■「ゆら・ゆらRing-Dong-Dance / はなまる◎アンダンテ」
2nd Single:2018年1月17日発売
■「もういちど ルミナス / SURVIVOR ねばーぎぶあっぷ!」
3rd Single:2018年8月8日発売
■「天下トーイツ A to Z☆ / Wonderland Girl」
4th Single:2019年2月20日発売
■「きゅ〜まい*flower / ゼッタイ宣言〜Recital〜」
5th Single:2019年9月18日発売
■「ワクワクmeetsトリップ / ぎゅっDAYS♪」
6th Single:2020年3月4日発売
■「ゆめゆめグラデーション / Wonderful Sweet!」
7th Single:2020年9月30日発売
皆々さま,いずれの曲にも思うことがあるでしょう。
例えば表題曲「しゅわりん☆どり〜みん」は曲名のとおり,しゅわしゅわして弾ける系のサイダーポップなアイドルソングです。
ガルパの配信当初はそれこそ,楽曲プレイ時間が短め,難度やさしめ,スコアも稼ぎやすいと意識が共有されたのか。イベント中の協力プレイは大体これという,彩らしい先手アピールになっていました。
「ゆら・ゆらRing-Dong-Dance」が贈られたイベント“つぼみ開く時”では,千聖の一面……というより,素顔が見られました。
パスパレの1章完結までしかなかった当時。千聖は相変わらず達観していて,バンドのなかでも売れっ子で,彩たちともイマイチ合致しきれていないように見えたままで。パスパレ特有の不穏なバチバチ感はなんだかんだで払拭されておらずでした。そんななかでお出しされた本イベントでは,千聖がいかにひたむきな少女であるのかが示されました。分かりやすく簡単じゃないその人格に,たぶん多くの人が持っていかれました。本楽曲に関しても,彩との関係性はもちろん,歌唱のツインボーカルも含めて,パスパレのひとつの解答になったものです。
それに「Wonderland Girl」も「ゼッタイ宣言〜Recital〜」も「ワクワクmeetsトリップ」も「ゆめゆめグラデーション」も――。
――なんて解説を順にやっていると,とんでもねえ量になってしまいますので,泣く泣くもう1曲だけのピックアップといたします。
記事の見出しもありますし,選曲はやはり「天下トーイツ A to Z☆」ですね。本楽曲はイヴのブシドーが大炸裂するイベントの表題曲で,和風テイストのサウンドに,パスパレ全開のにぎやかなアンサンブルが次々と押し寄せる,まさにブシドーお覚悟のアイドルナンバーです。
本稿ではペラッペラなゲーム面にしても……当時はその独特な譜面により,難度26の顔役はAfterglowの「Y.O.L.O!!!!!」とされていましたが(個人の感想含む),そこに現れたのが,難度26の新たなナチュラルスタンダードになったと言える「天下トーイツ A to Z☆」。
この曲は恐ろしいほどには難しくないものの,賑々しく迫るノーツにより終始油断できず,当時のプレイヤーのクリアできる or できない。フルコンボできる or できないのラインを絶妙に突き,多くの人たちの音ゲー力向上に大いに貢献した1曲だと,なんとなく思っています。
ちなみにもう片方の「Y.O.L.O!!!!!」には「パスパレがAfterglowに頼んで作ってもらった曲(でも歌うのはAfterglow。パスパレ版もライブで披露されましたが,音源化が待ち望まれる)」という背景も。
両楽曲は方向性は違えど,それぞれの個性的な難しさをもって,いずれも「第2回ガルパ杯」の1次予選曲になっていました。
今でこそ楽曲も増えに増えに増えて,難度やバリエーションの溝も細かく埋まりましたが。振り返りも兼ねて,パスパレ入魂の曲を選ぶとあらば,やはり本楽曲を取り巻く当時の環境がとくに印象的です。
それに「天下トーイツ A to Z☆」は,ハイスコアレーティングを稼ぎやすい曲の最上位とあって,そのときどきの環境編成を追えている上級者が,ハイスコア更新のためにたびたびオールパーフェクトに勤しんでいることを考えると,これから先も長く愛される名曲と言えますね。
これだけ触れても,まだまだどころか,ぜーんぜんフォローできない。それくらい,BanG Dream!ならびにガルパの展開は広がりました。
それでもお別れはあるもので。このあたりで一段落といたします。
パスパレのバンドストーリー,シーズン2の3章“TITLE IDOL”は,本日2020年12月13日15:00に公開されます。
久しぶりに物語を振り返り,過去を思い出し,未来に期待して,ついでに楽曲もほめて。たっぷり(私が)パスパレ入魂!バーン!!!!! できたかと思いますので,パスパレの新たな一歩となる新章が,日本全国へ届くよう,これからも彩たちを応援しております!!!
ということを言いたいだけの,パスパレ大特集でしたっ。
アイドルとして軌道に乗り始めた Pastel*Palettes。事務所は Pastel*Palettesの妹分として新しいアイドルユニットをデビューさせるが……先の見えない芸能界をひたむきに歩む彼女達が、華やかなステージの裏で流す、その涙の理由とは――
「ガルパ」バンドストーリー3章特設サイト
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