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「CODE VEIN」の体験会&開発ミーティングが開催。開発陣の意欲的なコメントで期待がさらに高まった
「CODE VEIN」の公式ジャンル名は“ドラマティック探索アクションRPG”。崩壊した近未来世界を舞台に,吸血鬼と化した人間「レヴナント」たちが世界の謎へと迫っていく。「GOD EATER」シリーズの開発陣が手がけており,退廃的な世界観とアニメチックなキャラクターが注目を集めているタイトルだ。
体験会に用意されたのは,東京ゲームショウ2017やマチアソビに出展されたのと同じ「First Blood Version」。バディ(相棒)の「ミア・カルンシュタイン」とともに,探索とボス戦を楽しめるという内容で,詳しくはこちらの記事を確認していただきたい。難度が非常に高いのが特徴だが,参加者たちはやられても果敢に敵に立ち向かっていた。
会場では開発ミーティングも行われた。プロデューサーの飯塚啓太氏,ディレクターの吉村 広氏,アクションディレクターの依田優一氏が新情報を公開するという趣向だ。
まず話題になったのが,装備と回避アクションの関係。アクションRPGでもある本作は,装備の組み合わせによって回避アクションとその速度が変化するという。
防御力重視の装備をすると,敵から受けるダメージは少なくなるが,回避アクションである前転の速度が遅くなり,逆に機動力重視の装備にすれば,ヒットアンドアウェイができるほどに素早くなる一方で,攻撃を食らったときのダメージが大きくなる。
ちなみに,First Blood Versionのプレイヤーキャラは防御力と機動力のバランスが取れた状態で,スピード的には「真ん中よりも少し下」(吉村氏)とのこと。発売後はさまざまな組み合わせを試して楽しめそうだ。
ちなみに,CODE VEINのゲームエンジンにはUnreal Engine 4が採用されており,プログラマーでなくてもすぐにパラメータを操作できるため,細かな調整が可能とのこと。
今回のステージ上も,試遊したプレイヤーの意見を受けた「両手剣の攻撃後,すぐに回避できるようにする(回避アクションを受け付けるタイミングを早くする)」という調整がその場で行なわれた。
あくまでこの調整は仮のものだが,吉村氏は「今回はプロデューサーやディレクターが直接アクションを調整できる。ギリギリまでいじって,GOD EATERのような立ち回りと,手応えある難度の両立を頑張っていく」と意欲を見せていた。
開発ミーティングでは,First Blood Versionに寄せられたいくつかの意見と対応状況も明かされた。
●「キー割り当てを自分で決めたい」
製品版には自由度の高いキーコンフィグが用意され,GOD EATERのようなキー配置や,[R1]ボタンで攻撃するスタイルなどが可能になる。
●「カメラリセット機能が欲しい」
現時点でその機能はないが,現在検討中。
●「マスクを外したい」
世界観の設定上,探索中にマスクを外すことはできない。拠点では素顔が見られるので,こちらでじっくり見てほしい。
●「バディの状態が分かりづらい」
「バディがプレイヤーの視界外に出てしまった場合,どの方向にいるかを示すカーソルを出す」「バトル中の台詞を字幕でも出力する」などの対応を行っている。
開発陣のコメントからは,プレイヤーの意見を受けてかなり細かな調整が行われていることがうかがえた。発売予定は「2018年内」でしばらく先だが,これからのブラッシュアップが楽しみになってくる開発ミーティングだった。
「CODE VEIN」公式サイト
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(C)BANDAI NAMCO Entertainment Inc.
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