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「Tropico 6」がついにリリース。なにかと厳しい国際社会の波にもまれつつ,独裁国家の生き残りを図るのだ
「Tropico 6」公式サイト
Steam「Tropico 6」ストアページ
海外で2001年に発売された「トロピコ」から続く,長い歴史を誇るシリーズの最新作は,カリブ海に浮かぶ小国の独裁者「エル・プレジデンテ」となったプレイヤーが,植民地からの脱却や冷戦時代の駆け引きを経て,現代の情報化社会までの200年ほどの生き抜いていくという箱庭ゲームだ。
ゲームエンジンを一新し,さらにリアルなグラフィックスを実現しているほか,シリーズ従来作のような1つの島ではなく,いくつもの島が連なる群島国家にすることで,プレイの幅が大きく広がっている。
序盤では農業に頼るしかない国家経済も,やがて,火山島で採取できる鉱物を使った製品を輸出したり,ビーチがある島の観光産業を育成したりといった活動ができるようになる。島民の1人1人に家族や職業などの設定が用意されているので,彼らのニーズや不満を聞いて,それに対応していくといった,独裁者らしからぬ気配りも重要だ。
「Tropico 6」では国内政治や外交もリファインされており,市民の評判を上げて政敵を追い落としたり,選挙に細工したりといった政治手腕も発揮しなければならないようだ。政治制度や技術を研究し,スパイを送り込んで国内外の秘密を入手し,スフィンクスや自由の女神,彦根城などの世界遺産を盗み出そう。
建築可能な建物は,前作の約5割増しの150種類。それぞれの建物に4つほどのバリエーションが用意されているので,マップの形状そのものは決まっているが,プレイヤーの個性を発揮した国作りができるだろう。また,最大4人のプレイヤーによるマルチプレイモードにも対応している。今のところ日本語化の予定はないが,シリーズのファンにとっては見逃せない作品だ。
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Tropico 6
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