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[TGS 2017]幕張メッセでラッドローチやデスクローと触れ合おう。「Fallout 4 VR」のプレイレポートをお届け
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印刷2017/09/22 00:41

プレイレポート

[TGS 2017]幕張メッセでラッドローチやデスクローと触れ合おう。「Fallout 4 VR」のプレイレポートをお届け

 東京ゲームショウ2017の初日(2017年9月21日),HTCブースで,VR(仮想現実)対応ヘッドマウントディスプレイであるHTC Viveを使って「Fallout 4 VR」を体験することができた。さっそくそのプレイレポートをお届けしよう。

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 今回体験できたのは,「Fallout 4」PC / PS4 / Xbox One)に登場するガソリンスタンド「レッドロケット」の周辺を探索するというデモだ。
 ゲーム内で操作できるのは,キャラクターの左腕に装着されたウェアラブル・デバイス「Pip-Boy」と,右手に持った武器。武器はピストルやショットガンといった一般的な銃器から,レールロード御用達のレールライフル(レールウェイライフル)といったユニークな銃まであり,それらが弾数無制限で使用できるようになっていた。

 Pip-Boyには,左手に持ったViveコントローラを腕時計を見るようにしてひねることでアクセスできる。Pip-Boyの機能はFallout 4の本編(非VR版)と同じで,ステータスチェックやインベントリの呼び出しなどが可能だ。
 ちなみにPip-Boy内での操作は,すべてコントローラのトラックパッドで行う形である。

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 Pip-Boyの操作に夢中になっていると,突然,フェラル・グール(放射線を浴びて変異した人間)の集団に襲撃された。なぜこんなところにフェラル・グールがいるのかはさておき,慌てて銃を構えて撃退する。銃の操作感はVRでプレイするほかのシューティングゲームと同じで,とくに違和感はない。ちなみにデモ版のためか,前述のとおりマガジン内の弾が減ることはなかった。

 一部仕様が変わっているところもあるが,大体はFallout 4のままなので,ラッドローチ(放射線により変異した巨大なゴキブリ)やデスクロー(平たく言えば怪物)の出現場所を知っていれば会いにいける。レッドロケットから道なりに進んで住宅街であるコンコードに入ると,そこではレイダー(世紀末になるとヒャッハーするアレ。または荒くれ者)とプレストン(勢力の1つ「ミニッツメン」のリーダー的存在)が銃撃戦を繰り広げており,しばらくするとデスクローが現れる。その後,なぜか垂直離陸機のベルチバードが飛んできて,B.O.S.(Fallout 4に登場する組織の1つ)を交えた四つ巴のバトルが繰り広げられる運びとなっていた。ここは一見の価値ありだ。

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こちらはFallout 4の画面だが,デスクローさん

 レッドロケットから拠点であるサンクチュアリのほうへ引き返して,サンクチュアリ入口の左手に見える家の瓦礫に近づくと,ラッドローチが現れた。普通のディスプレイ越しでも視界に入った時の嫌悪感は半端じゃないが,VRで見るラッドローチはもうとにかく気持ち悪い

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同じくFallout 4からラッドローチさん

 かなりの余談だが,筆者はサバンナモニターというトカゲを飼っており,その餌としてゴキブリもセットで飼育している。いわば毎日ピンセットでゴキブリを掴んでいるような人間である。
 そんな筆者でも,ラッドローチがハネを羽ばたかせてこちらに飛びついてきた時は,思わずコントローラを離してしまった。コントローラのストラップを手首に通していたので問題はなかったが,ゴキブリが苦手な人はサンクチュアリに近寄らないほうがいいだろう。

 さて,デスクローやラッドローチの見応え(?)もそうだが,VR版となるともう1つ気なるのが戦闘支援システム「V.A.T.S.」である。Fallout 4では,ターゲットをズームした状態で時間の流れがスローになり,攻撃する部位をゆっくり的確に狙える便利機能だ。このV.A.T.S.はVR版にもしっかりと実装されていたが,実際に使ってみると「時間の流れがスローになるだけ」だった。

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 V.A.T.S.の正式名称はVault-Tec Assisted Targeting Systemで,端的にいうと,Pip-Boyが照準をアシストしてくれるシステムなのだが,Fallout 4 VRでは,その“アシスト”をしてくれる様子がまったくない。いちおう狙った部位はハイライトされるものの,そこに向かって弾が飛んでいくことはない。このあたりはもう少し忠実に再現してほしいところである。

 今回の試遊は10分ほどで終了となった。荒削りな部分も多く見られたが,Fallout 4の世界をVR環境で歩き回れるというのは,ファンにとっては嬉しい体験になるはずだ。HTCブースは,幕張メッセ9-11ホールの「VR/ARコーナー」にあるので,Falloutファンはぜひ体験してもらいたい。
 なお,Fallout 4がCERO Z(18歳以上対象)であることもあり,会場でも18歳未満の人はFallout 4 VRをプレイできない。プレイする時には身分証明が必要となるので,ブースに足を運ぶ予定のある人はしっかりと準備しておこう。

 なおFallout 4 VRは,12月12日に発売予定となっている。

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Steamの「Fallout 4 VR」ストアページ

「Fallout 4」公式サイト


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