プレイレポート
新作アプリ「ワンダーグラビティ 〜ピノと重力使い〜」のプレイレポートをお届け。戦略性の高いバトルや王道の冒険活劇が魅力
本作は,セガゲームスとf4samuraiが開発を,光田康典氏が代表を務めるプロキオン・スタジオが楽曲を担当している。本稿では,そんな本作の概要とインプレッションをお届けする。
戦略性の高いバトルシステム
自分だけの戦いを見いだそう
本作のバトルは,合計5体のピノ(キャラクター)を操作して戦っていくコマンドバトル形式だ。画面の下部にはキャラクターアイコンが4枚ランダムで並んでおり,そこから選択した3枚により,攻撃するキャラが決定される。
また,同じピノを3枚選択すると,最後にクリティカル攻撃が発動する「オーバードライブ」が,3体異なるキャラクターを選ぶと合体攻撃である「シンクロアタック」が発動する。
さらに,攻撃に特殊な効果を付与できる「ドライブレーンシステム」が,戦略の幅を広げている。ドライブレーンは毎ターンランダムに3つが設置され,「アタック」や「アシスト」といった効果がそれぞれに備わっている。
このレーンには,攻撃時に選択した3体のピノが入るようになっており,たとえば最初のレーンが“ヒール”だった場合は,1番目に選択したピノのHPを回復しながら攻撃できる仕組みだ。
なお,このドライブレーンはピノごとに3レーン保有しており,戦闘中は15レーン(5体×3レーン)の中からランダムに3レーンが選出される。同じレーンを保有したキャラを編成することも可能で,ヒールレーンを多くして持久戦に強くしたり,各ピノが保有する必殺技「バーストアタック」の発動に必要なゲージを素早く溜められるレーンを増やして攻撃的にしたりと,状況に合わせてさまざまな組み合わせで戦える。
また,ピノに装備することでステータスがアップする「フィルム」により,同じキャラでも違った性能にすることも可能だ。フィルムを装備することにより,味方を強化したり敵を弱体化したりできる「スキル」を使えるようになるので,スキル効果を含めて編成を考えれば,より一層戦略の幅が広がっていくだろう。
王道展開の魅力的な物語
キャラ個別のストーリーも必見
「ワングラ」は,「進撃の巨人」や「仮面ライダー電王」などに関わった小林靖子氏が脚本原案を担当。広大な空で人々が生きる世界や重力を自在に操る「重力使い」など,ユニークな設定が散りばめられている。
公式サイトで公開されている設定資料集を見ると分かるとおり,宙に浮いた石床,その下に浮かぶ雲など,独特な世界観も魅力のひとつ。そんな世界を冒険する主人公たちの物語は,テキストだけでなく3Dモデルを活かしたドラマティックなシーンで表現されている。
細かい世界観を把握しなくてもストーリーは楽しめるが,より詳しく知りたい人向けのアーカイブ機能も充実している。
会話の途中に独自の用語が登場するとアーカイブが更新され,詳細な内容を確認できるようになる。ここでは,登場キャラクターの設定なども確認できるので,羅列された情報を読み進めるとより一層ストーリーに没入できるだろう。
そのほか,入手したピノの個別ストーリーも閲覧でき,こちらでは特定のピノにフォーカスした内容が展開される。使用しているだけでは把握できない主人公との関係性やピノの性格など,深い部分まで知ることが可能だ。
個別ストーリーも数章に分かれて展開されるので,メインストーリーと合わせるとかなりのボリュームになりそうだ。
しっかりと作り込まれているメインストーリーや,各キャラの個別ストーリー,演出にこだわられたイベントシーンなど,セガゲームスの注力具合が随所で感じられる「ワングラ」。バトル部分の戦略性も高く,ガッツリやり込みたい人でも満足できる内容になっているので,気になった人はぜひプレイしてみてほしい。
「ワンダーグラビティ 〜ピノと重力使い〜」公式サイト
「ワンダーグラビティ 〜ピノと重力使い〜」ダウンロードページ
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ワンダーグラビティ 〜ピノと重力使い〜
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(C) SEGA ・f4samurai
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