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プロ野球12球団がパワプロ日本一の座を競う。KONAMIとNPBによるeスポーツリーグ「eBASEBALL パワプロ・プロリーグ」共同会見をレポート
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印刷2018/07/19 20:58

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プロ野球12球団がパワプロ日本一の座を競う。KONAMIとNPBによるeスポーツリーグ「eBASEBALL パワプロ・プロリーグ」共同会見をレポート

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 KONAMIは本日(2018年7月19日),日本野球機構(NPB)と共同で行った記者会見にて,プロ野球eスポーツリーグ「eBASEBALL パワプロ・プロリーグ」の開催を発表した(関連記事)。
 昨年(2017年)のNPB公認大会「パワプロチャンピオンシップス2017」の開催を含む,これまでのNPBおよびプロ野球12球団とKONAMIの取り組み実績を踏まえ,共同開催が決まったというプロリーグは,PS4版の「実況パワフルプロ野球2018」と「実況パワフルプロ野球 チャンピオンシップ2018」を競技タイトルに行われる。

【関連記事】
KONAMIとNPB共同によるeスポーツリーグ「eBASEBALL パワプロ・プロリーグ」が開催決定。対戦をメインとした無料版「パワプロ」の配信も


eBASEBALL パワプロ・プロリーグ 特設サイト


 会見にはNPB会長の斉藤 惇氏と,KONAMI代表取締役社長の早川英樹氏が登壇。斉藤氏は今回の取り組みに対し「現在のeスポーツ潮流を大きなチャンスと捉え,野球とスポーツの新しい楽しみ方や関わり方を提供し,さらなる野球ファン層の拡大を目指す」とコメント。早川氏は「eBASEBALLをとおして,さらに多くの皆様に野球の楽しさを知っていただく機会を創出し,引き続き野球振興につとめていく」と述べた。

NPB会長 日本プロフェッショナル野球組織コミッショナーの斉藤 惇氏(左)と,KONAMI代表取締役社長 早川英樹氏(左)
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 日本プロ野球史上初の取り組みとなるeスポーツのプロリーグは,実際のプロ野球12球団のeスポーツチームによって,eBASEBALL日本一の座をかけた熱戦が繰り広げられる。その球団代表選手となるのは,プロテストと「eBASEBALL ドラフト会議」によって選出される一般の「パワプロ」プレイヤーだ。

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 7月30日から8月5日までオンライン予選が行われ,東日本,西日本の2地区の成績上位者96人ずつがそれぞれ東京と大阪で行われるオフライン選考会に進む。そこから実技審査と面接審査によって選ばれた36名が,9月29日に行われるeドラフト会議にて,3人で1チームとなる「プロ野球eスポーツチーム」各球団から指名され,所属チームが決定する。

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 eBASEBALLパワプロ・プロリーグは,実際のプロ野球と同様に,レギュラーシーズンとポストシーズンに分かれている。11月10日より開幕するレギュラーシーズン「eペナントレース」では,それぞれ毎週土曜にセントラルリーグ,毎週日曜にパシフィックリーグの試合が開催。各チームは1週ごとに相手チームとの3連戦を行い,全5節で計15試合を戦い抜く。各リーグの上位3チームが12月16日のポストシーズンに進出する。
 リーグ代表の2チームが日本一を目指す「e日本シリーズ」は2019年1月12日に開催予定で,こちらでは3選手がそれぞれ3イニングを受け持ち,全9イニングを戦う特別ルールで行われる。

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 リーグに出場した選手には,NPBおよびKONAMIのプロモーション協力費として,成績に応じた「報酬」が付与されることも決定。その総額は1200万円で,最優秀選手,首位打者,最多本塁打,最多打点,最優秀防御率,最多奪三振などのシーズン成績による個人タイトルも表彰されるという。

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 選手選抜の予選とドラフト会議,ペナントレースのスケジュールは以下のとおり。ペナントレースの対戦カードは特設サイト内の「試合日程・結果」を確認してほしい。
 なお,ドラフト会議と,レギュラーシーズンおよびポストシーズンの全試合がネット配信され,ほかにも開幕前のプレシーズンマッチなどの実施も予定されているとのこと。詳細は続報を待とう。

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eBASEBALLプロ野球eスポーツ選手選抜
オンライン予選:2018年7月30日(月)〜8月5日(日) 
オフライン西日本選考会:2018年8月26日(日)
オフライン東日本選考会:2018年9月1日(土)
eBASEBALLドラフト会議:2018年9月29日(土)

eBASEBALLペナントレース
第1節:2018年11月10日(土),11日(日)
第2節:2018年11月17日(土),18日(日)
第3節:2018年11月24日(土),25日(日)
第4節:2018年12月1日(土),2日(日)
第5節:2018年12月8日(土),9日(日)

eBASEBALLリーグ代表決定戦
ファーストステージ:2018年12月16日(日)
ファイナルステージ:同上

eBASEBALL日本シリーズ
2019年1月12日(土)

 プロテストは,販売中の「実況パワフルプロ野球2018」の「チャンピオンシップモード」および,7月25日より無料配信される「実況パワフルプロ野球 チャンピオンシップ2018」から参加できる。日本在住で15歳以上であれば,プロ,アマチュアは関係なく参加できる。詳しくは特設サイトにあるプロテスト規則(ページは[こちら]※PDFが開きます)に目をとおしてほしい。

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 記者会見では,昨年(2017年)開催された「パワプロチャンピオンシップス2017」ゲームソフト部門の優勝者であるマエピー選手が登場。斉藤氏が投手,マエピー選手が打者となってゲーム上での始球式を行い,プロ野球eスポーツリーグの開幕を祝福した。
 マエピー選手もほかのプレイヤーと同様にプロテストからの参戦となるが,ドラフト選出の最有力選手として注目が集まるだろう。マエピー選手には希望のチームはなく,「もし選んでいただけるのであれば,どのチームでも私自身の力で優勝ができるよう頑張りたい」と,その思いを語った。
 これまでにない取り組みとあって,野球ファンとゲームファンのどちらからも注目されるものとなるだろう。「eBASEBALL パワプロ・プロリーグ」の今後に注目だ。

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「eBASEBALL パワプロ・プロリーグ」設立につきまして

株式会社コナミデジタルエンタテインメント
代表取締役社長 早川英樹

 この度,一般社団法人日本野球機構(NPB)さまと共同で,弊社の野球コンテンツを競技タイトルに使用したプロ野球eスポーツリーグ「eBASEBALL パワプロ・プロリーグ」の開催を発表できましたことを,大変嬉しく思います。

 弊社のeスポーツへの取り組みは,2001年にサッカーゲーム「ウイニングイレブン」シリーズで,欧州地域大会をスタートしたところから始まります。その後,年々規模を拡大し,現在では毎年自社主催の世界選手権を開催しているほか,アジア競技大会のデモンストレーション競技や国体の文化プログラムでの採用など,国内外のスポーツの祭典においてもeスポーツタイトルとして取り組んでいます。
 近年のインフラやテクノロジーの進化によって,eスポーツを取り巻く環境も変わり,「選手として参加をする」,「会場で応援する」という以外にも,スマートフォンやパソコンを通じて「動画視聴で盛り上がる」こともできるようになり,ゲームの新しい楽しみ方として,その人気が広がっています。

 NPBさまとは,2017シーズンの日本選手権「パワプロチャンピオンシップス2017」の大会公認でeスポーツへの取り組みをご一緒することができ,その実績をベースとし,2018シーズンからは,その取り組みをさらに一歩前へ進めることになりました。
 弊社はこれまでも「実況パワフルプロ野球」シリーズをはじめとする野球コンテンツを通じて,野球ファンの拡大に取り組んでまいりました。eBASEBALLを通じまして,さらに多くの皆さまに野球の楽しさを知っていただく機会を創出し,野球振興に努めていきたいと考えております。

 最後に,eBASEBALLの立ち上げにあたりご協力いただきましたNPBさまや各球団関係者さまに心からの感謝を申し上げ,挨拶に代えさせていただきます。



一般社団法人日本野球機構 会長
日本プロフェッショナル野球組織 コミッショナー
斉藤 惇

 本日,株式会社コナミデジタルエンタテインメント様とともに,プロ野球eスポーツリーグ「eBASEBALL パワプロ・プロリーグ」の開催を発表させていただけたことを大変うれしく思います。

 近年,大きな注目を集めている「eスポーツ」は,競技人口としてのプレーヤー数は1億人以上,インターネット等でのイベントの総視聴者数は全世界で3億8千万人以上ともいわれ,2020年には6億人強にまで拡大すると予測されています。また,その市場規模は年40%のペースで成長しているとのデータもあります。

 海外では,アジアオリンピック評議会が,今年インドネシアで開催される「アジア競技大会」でeスポーツをデモンストレーション競技として実施することを決定し,2022年の杭州(こうしゅう)大会においては,正式競技種目として採用の見通しです。
 国内においても,昨年の愛媛国体で,文化プログラムとしてeスポーツの大会が初めて実施されるなど,積極的にスポーツ競技との関わりを持つようになって参りました。

 私どもプロ野球12球団とNPBは,このようなeスポーツの潮流を大きなチャンスと捉え,このeBASEBALLが,みなさまに野球とスポーツの新しい楽しみ方や関わり方を提供し,既存の野球ファンに加え,さらなる野球ファン層の拡大につながることを期待しております。
 全12球団を代表したプロ野球eスポーツ選手達が,競技タイトルを使用してペナントレース・リーグ代表決定戦・e日本シリーズを競う新たな取り組みに,どうぞご期待ください。

 最後になりましたが,eBASEBALLの実施にあたり,大会パートナーとして多大なご協力を賜りました株式会社コナミデジタルエンタテインメント様や関係者の皆さまに対して,心より御礼を申し上げ,ご挨拶とさせていただきます。

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