原発事故の爪痕が残る世界で展開するバトルロイヤルゲーム「Fear the Wolves」，初のゲームプレイトレイラーが公開に

　Focus Home Interactiveは，Vostok Gamesが開発しているオンライン専用サバイバルアクションゲーム「Fear the Wolves」（PC / PlayStation 4 / Xbox One）の，初となるゲームプレイトレイラーを，E3 2018での正式なお披露目を前に公開した。


　現在Steamで「Survarium」のアーリーアクセス版を配信している，ウクライナのVostok Games。S.T.A.L.K.E.R.シリーズを手がけたメンバーが多く在籍する開発チームだ。GSC Game Worldが「S.T.A.L.K.E.R. 2」の再開発をアナウンス（関連記事）したばかりという微妙なタイミングではあるが，Fear the Wolvesは，日本でも人気を博したあのFPSシリーズの世界観を受け継ぐ形のタイトルとなる。舞台はチェルノブイリ原子力発電所のあったウクライナの地域で，放射線の影響の残るジメジメとした無人地帯において最大100人のプレイヤーが生き残りをかけて戦うという，バトルロイヤルに特化したゲームになる予定だ。


　Fear the Wolvesについては，今年2月に4Gamerが取材で得たもの（関連記事）以上の新情報は現時点で少ないが，トレイラーでは，狂暴化したオオカミ達に追われながらも，斧を手にサプライドロップが行われた地点を目指して疾走する一人称視点の映像などを確認することができる。リアルタイムで変わる気象表現によって途中で雨が降り出したり，ガイガーカウンターが高い放射線に反応したりといったシーンもある。ほかのプレイヤーがヘリコプターを目指してジープで移動する様子や，映像後半の激しい銃撃戦にも注目である。

　本作は，海外でPC版が2018年に，コンシューマ機版が2019年にそれぞれ登場予定で，PC向けのアーリーアクセス版は今夏中にもリリースする予定であるという。もちろん，ロサンゼルス現地時間の6月12日に開幕するE3 2018での新情報公開にも期待しておきたい。

「Fear the Wolves」公式サイト