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本日国内発売の「PixARK」を紹介。可愛らしいブロックの世界でサバイバルやクラフトが自由に楽しめる“恐竜サバイバルアクション”
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印刷2019/07/04 00:00

プレイレポート

本日国内発売の「PixARK」を紹介。可愛らしいブロックの世界でサバイバルやクラフトが自由に楽しめる“恐竜サバイバルアクション”

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 スパイク・チュンソフトは本日(2019年7月4日),オープンワールド恐竜サバイバルアクション「PixARK」PlayStation 4 / Nintendo Switch)の国内版を発売した。価格はパッケージ版,ダウンロード版共に5500円(税抜)。

 「ARK: Survival Evolved」PC / PS4 / Xbox ONE。以下,ARK)をベースとした本作は,恐竜や動物が生息する広大な世界でサバイバル生活を送る「ARK」の魅力はそのままに,可愛らしいブロックの世界でより遊びやすく,そして自由に探索やクラフトが楽しめる作品だ。発売前に本作のPS4版をプレイする機会を得たので,その感想をお届けしよう。

 なお,ゲームの大まかな流れや用語などはベースとなっている「ARK」と共通しているので,2017年10月に掲載した「ARK」のプレイレポートも参考にしてほしい。

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プレイヤー好みの世界やゲーム設定で

自由にサバイバルやクラフトが楽しめる


 ボクセルベースのグラフィックスで描かれた本作のマップは,プレイするたびに自動生成される。平原砂漠雪原水の中といったさまざまなエリアや,貴重なアイテムが手に入る遺跡などが新たにゲームをプレイするたびに異なる位置や形状となり,自分だけの広大で野性的な世界が完成するのだ。

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 プレイヤーキャラクターは,髪型や目などをそれぞれ用意された複数のパーツから選択し,頭の大きさや体型,肌の色などを調整して,好みの見た目のキャラクターが作成できる。プレイヤーキャラクターや生物の強さ,建物の強度などは「ARK」同様にゲーム開始時のゲーム設定で細かく調整が可能だ。

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 マップにはいくつか降下地点が用意されており,プレイヤー自身が選択して降り立った場所がゲームの開始地点となる。ゲームを開始した時点で,プレイヤーは何一つアイテムを持っていない。まずは草木や石といった素材を集め,効率的に木材を切り出せる「オノ」や石を採掘する「ピッケル」,肉を焼くための「たき火」を作り,そして生活の基点となる「家」と素材やアイテムを保存しておける「収納ボックス」の作成を目指そう。

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 メッセージによる簡単なチュートリアルやゲームの資料となる「大百科」などもあるが,自分自身で考えながら進めていくのが本作の楽しみ方の1つ。行動が経験となりレベルアップしていくので,周囲の環境や生物を調査できる「スキャナー」を活用しつつ手探りでゲームの進め方やサバイバルのコツをつかむことで,キャラクターとともにプレイヤー自身も成長していくのだ。

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 キャラクターのレベルが上がると「エングラムポイント」が手に入り,それを消費することでさらに新しいアイテムがクラフトできるようになる。
 「エングラム」とはキャラクターのスキルのようなもので,レベルによって作れるアイテムが増えていく。工具や武器,衣服,建物を作るためのパーツのほか,食べ物のレシピなど,その種類もさまざま。レベルアップとともに新たに開放されたアイテムを覚えていくのが理想だが,決してすべてのアイテムが必須ではないので,何を優先して習得していくかはプレイヤーの自由だ。
 一部のアイテムは別のアイテムを習得しなければ開放されなかったり,「設計図」を必要としたりするので,メニュー画面で気になるアイテムを見つけたら習得方法を確認しておこう。

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 本作の魅力といえば,序盤から登場する無数の生物たちだろう。大小さまざまな恐竜やドードーのような絶滅種,そしてペガサスのような空想上の動物などがとても可愛くデザインされており,観察しているだけでもかなり楽しめる。
 降下地点周辺の生物のほとんどはこちらから攻撃しないかぎり襲ってこないので,降下した途端にやられてしまうということはない。危険な場所に進むと警告メッセージが出るので,安心して遊べるはずだ。

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 生物たちは,倒すことで素材が手に入るだけではない。「テイム」で生物を手なずけることで,移動や運搬,そして戦闘にて心強い仲間となってくれるのだ。
 テイムには餌となるアイテムを与えて手なずける「えづけテイム」と,打撃や麻酔効果のある食べ物で気絶状態にしてから餌を与える「きぜつテイム」があり,非攻撃的な草食生物などは餌付けで,攻撃的な肉食生物は大人しくさせてから……というように,生物の種類によってテイムの方法は異なる。うまく共存することで,プレイヤーのサバイバル生活をより豊かにする存在となるので,好きな恐竜や頼もしい仲間となりそうな生物を見つけたら,スキャナーでの情報を参考にしつつテイムにトライしてみよう。

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 本作をプレイしてみて,メニュー画面のコントローラ操作といったインタフェース面で不自由なところはあるが,三人称視点と一人称視点を好みに切り替えて行えるアクション部分の操作は快適だった。発売前なので体験はできなかったが,公式サーバーを利用したオンラインプレイは最大70人,1人のプレイヤーがホストとなる「プレイヤーホスト」とSwitch本体を持ち寄って遊ぶ「ローカル通信プレイ」では最大8人でマルチプレイも楽しめるという点も気になるところだ。

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 サバイバルゲームとしてはもちろん,クラフトを楽しむサンドボックスゲームとしての自由度の高さも本作の大きな魅力となっている。最初からすべての素材が揃い,自由なクラフトが楽しめる「クリエイターモード」でそれをめいっぱい堪能できるので,ひたすらモノづくりを楽しみたいという人はこちらもオススメだ。
 シングルモードで試行錯誤をしながらじっくりサバイバルを楽しむもよし,「クリエイターモード」で自分好みの世界を作るもよし。「PixArk」の遊び方はプレイヤー次第だ。

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